2025/9/2電子書籍「わたしたちのホームスクール」出版!
当家族会では、ホームスクール/ホームエデュケーションとは、「年間30日以上学校に登校せず、家庭を拠点に学ぶ多様な学び(オルタナティブ教育)の一つ」と定義しています。
なお、呼び方は「ホームスクール」「ホームスクーリング」「ホームエデュケーション」などさまざまで、家庭や地域・国によって表現も少しずつ異なります。
ホームスクールと一言でいっても、実際のスタイルは様々です。
ここでは、代表的なホームスクールのスタイルをいくつかご紹介します。
スクールアットホーム(教科学習型)
家庭で時間割を決めて、親が教科を教えるスタイル。学校のように体系的に学びますが、集団が苦手な子どもでも自分のペースで取り組めるのが魅力です。
アンスクーリング
決められたカリキュラムを学ぶのではなく、子どもの興味や自主性を大事にして学ぶスタイル。探求心や好奇心など、主体的な動機で学ぶことができます。社会やコミュニティで人とのつながりを含め、学びを広げていきます。
エクレクティックホームスクール
スクールアットホームとアンスクーリングを組み合わせた柔軟なスタイル。必要な部分は親が教えながらも、子どもの自主性を大切にし、家庭ごとのやり方でバランスを取っています。
ハイブリッドホームスクール
年間 30 日以上学校に通わずに、学校と地域、オンラインサポートなどを組み合 わせた学び方です。学校以外の地域やコミュニティで、子どもたちが興味や関心 に応じて探究します。
家族会が実施した全国アンケート(2023)の結果では、最も多かったのはアンスクーリングで、昆虫飼育や博物館めぐり、動画制作など、子どもの興味から広がる学びを楽しんでいる家庭が多いことがわかりました。
また、フリースクールやオンライン学習、学校の授業などを組み合わせながら、地域やコミュニティでも学びを深めるハイブリッド型も半数以上にのぼり、家庭ごとに多様で柔軟な学びの形が実践されています。