本シンポジウムは終了いたしました。
本研究会では、様々な避けられないショックから「いかに回復・復元するか」、
「見直さなければならない平時のシステムは何か」について、
緊急時のライフラインのひとつである病院を軸に改めて考えたいと思います。
レジリエンスとは「回復力・復元力」という意味です。
しかし、日本語では「強靭性」という訳語があてられることが多く、
「いざという時のために余剰・余分を持っておくこと」に注意が向きがちです。
しかし、仮に「余剰・余分」があったとしても、それを活用する仕組み(情報システム・法体系・人材)がなければ、「回復・復元」はできません。
3.11(東日本大震災)から10年、私たちは、その「いざという時」がさほど稀ではない、ということを実感し、また事象によって回復・復元の方策、事業継続計画(BCP)も異なることを学びました。
今回のシンポジウムでは、地震・自然災害・感染症など、様々な避けられないショックから、「如何に回復・復元するのか」、また過去の反省を踏まえて「見直さなければならない平時のシステムは何か」を、緊急時のライフラインの1つである病院を軸に改めて考えたいと思います。
今中雄一(京都大学・大学院医学研究科・医療経済学分野 教授)
大石佳能子(株式会社MEDIVA代表取締役・内閣府規制改革推進会議 医療・介護WG座長)
米村滋人(東京大学大学院・法学政治学研究科 教授)
上道茜(早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 准教授)
伊藤由希子(津田塾大学総合政策学部総合政策学科 教授)
パネル討論(今中雄一氏・大石佳能子氏・米村滋人氏)