当研究室では、ハワイのすばる望遠鏡等を用いた観測で、惑星や彗星がどのように作られたのかを研究しています。右の写真はすばる望遠鏡での観測風景です。HR8799という系外惑星系や、EC53という原始星の中間赤外線観測を行いました。
すばるやTMT(30m 望遠鏡)等の新観測装置開発・立ち上げ・性能評価も行っています。
写真はすばる望遠鏡の近赤外線観測装置IRCSの熱赤外波長(3-5um)での偏光観測を実現するための特注の大径アクロマート半波長板です。これを取り付けることで、8mクラス望遠鏡ではユニークな熱赤外域での直線偏光観測機能を実現しました。
また、TMTや東大のTAO望遠鏡用の中間赤外線観測装置で使う冷却チョッパーの開発も進めています。写真は試作機で、他大学との共同研究で開発を進めています。
また、2024年から新しい中間赤外線観測装置ONIcam に開発を始めました。科研費などの研究開発費も取得し、日本国内では珍しい中間赤外線帯(波長3-28um)での観測を実現するプロジェクトです。興味のある人は是非!
岡山理科大学C2号館の屋上には岡山理科大学天文台があります。ドーム3基、スライディングルーフが2基設置してあり、天体観測の教育・研究に使われています。本研究室では40cm望遠鏡の整備および観測装置の立ち上げを行っています。2020年度の国立天文台の大学支援経費を使って、望遠鏡とドームが連動するように改修したり、サブスコープや観測用の冷却CMOSカメラやオートガイダーの導入・設置を行いました。現在これらの性能評価を進めています。
また、可視の低分散分光観測用に昭和機械製作所のスリットビュワー付きVEGAを導入し、これも活用できるように評価中です。
これらの機材は大学の屋上にあるので、研究室に入れば自由に利用できます。