皆さんは「心理学」にどのようなイメージをお持ちでしょうか?「こころ」の中で考えていることがわかってしまうちょっと怖いもの,あるいは神秘的で怪しげなもの,と考えている人が多いのではないでしょうか.本講座では,このような「心理学」への誤解を解き,「心理学は実証に基づく科学的な学問」だということを,専門家がわかりやすくお伝えします.
ポジティブ心理学ってなんだろう? - 感謝感情の科学の窓からのぞいてみる -
長い心理学の歴史の中で、人の心のネガティブな側面を解き明かし、人が直面する問題を解決しようとする研究が進められてきました。これに対して、1990年前後から、人のポジティブな側面にもっと注目し、人の強みを活かしていくことが重要なのではないかというポジティブ心理学がアメリカを中心に始まりました。そこでポジティブ心理学を概観し、その一つの領域である感謝感情の科学をご紹介します。この新しい心理学を一緒にのぞいてみませんか。
テストは何を測定してるのか—学校のテストから入試まで—
世の中にはたくさんの「テスト」が存在します。では、そもそも「テスト」とは何でしょうか。例えば、中学生や高校生のころ5教科のテストの合計点を求めませんでしたか?なぜ英語と理科のテストの点数を足し算するのでしょうか。この講座では、このようなテストや入試に関するさまざまな疑問に対して、テストの背後にある考え方や特徴を通してお話します。
あなたの「思いやり」はどのような「思いやり」?
人と人との関わりでは、「思いやる」ことが温かい関係を築くうえで大事とされます。しかし、「思いやり」にはいろいろなタイプがあります。私たち人間の「思いやり」に隠れたいろいろな思いや動機について一緒に探っていきましょう。
喪った大切な存在とのつながりを考える-周産期喪失のこころのケア
妊娠出産は一般的にはおめでたい出来事ですが、その経過で赤ちゃんが亡くなってしまうケースもあります。近年はそうした周産期喪失(ペリネイタルロス)のグリーフケアの必要性が認識されるようになってきました。講演ではそうした方々の思いやこころのケアについて共有する時間をみなさんと持ちたいと思います。
「知覚心理学x街づくり」プロジェクトを主体として,これまでイオンモール茨木,いばりつ,Asia Weekなどで開催し,好評を博してきた錯視や錯覚の体験型展示を行います.知覚心理学の研究成果によるさまざまな展示を通して,世代を問わずどなたでも,楽しみながら学ぶことができます.
「心ってどうやってはかるの?」という疑問に,実際に測ってみる体験でお答えるするコーナーです.心理学が扱うのは心そのものではなく,行動や反応の数値という客観的な手がかり.パソコンやタブレット,あるいは簡便な器具を用いて,どなたでも短時間で測定の考え方を体験できます.
※結果は診断・評価を目的とするものではありません.その日の自分の状態を知るヒントとしてご活用ください.
DAIGAKUは,常にバラ色とは限らない,ときには「いばら色」になりうる現代のリアルな大学生活を疑似的に体験できるボードゲームです.プレイヤーは大学生となり,学業やバイト,課外活動といったさまざまな選択肢の中から自分でアクションを選択し,4種類の「資本」を得たり消費したりしながら「充実したキャンパスライフ」を目指します.大学進学を目指す中高生やそのご家族はもちろん,いまどきの大学生気分を味わいたい方ならどなたでもお楽しみいただけます.※午後に実際にプレイできるイベントを開催予定です.
「いばくるコイン」は,大阪府茨木市で「くるくる」まわり,人と人をつなぐ(Link)コインです.暮らし・遊び・学ぶところに,市民・市民団体・店舗・大学生などいろんな人が居合わせるとき,共感する気持ちを伝え,つながり続ける茨木をデザインします.立命館大学の教員・学生と茨木市の商店が共同で運営しています.午後の説明会では,「ちょっとしたプレゼント」もあります.コミュニティと心理学と経済のミックス,に触れてみませんか.