期間:2025年6月21日(土)〜8月23日(土)[全9回予定]
時間:毎週土曜日 13:00〜16:20(90分*2コマ途中休憩あり)
18時まで開発スペース使用可
場所:北海道大学構内講義室・開発スペース(イノベーションデザインラボ内)・その他札幌市内施設
定員:20名程度
対象:社会人(IT・DX初学者歓迎)
形式:対面 座学+実習(ハンズオン中心)・WS・ゲスト講義あり
※本プログラムは、北大生(特別受講生)との共同受講となります。
6月21日(DAY1)
Raspberry Piと生成AIの可能性OSの仕組みとハードウエアの関係
Raspberry Piと生成AIの可能性との連動の利点
AI技術の進化とビジネスへの影響
自動応答装置のビジネス応用と将来の可能性
OSの基本構造とRaspberry PiのOSの仕組み
ハードウェアとOSの関係を理解する(I/Oデバイス、メモリ管理、プロセス管理)
Raspberry Piを用いてOSの役割を体験する
北海道大学
名誉教授/総長特命参与
山本 強
6月28日(DAY8)
プログラム言語Pythonの基礎知識
プログラミング言語Pythonの特徴
Raspberry PiでのPython環境のセットアップ
自動応答装置を作るための基本的なプログラミング技術
北海道情報大学
准教授
湯村 翼
7月5日(DAY15)
生成AIのAPI基礎
生成AI・APIの紹介
APIリクエストとレスポンスの仕組み
Pythonを使ったAPIの実装と基本的なチャットボットの作成
ミーツ株式会社
取締役CTO
水丸 和樹
7月12日(DAY22)APIの連動
複数のAPIを連動させた応用例
音声合成を利用した応答の自動化
Raspberry Piで自動応答システムを連動させる仕組み
ミーツ株式会社
取締役CTO
水丸 和樹
7月19日(DAY29)
音声合成・音声認識(前半)
音声合成技術(TTS)の基礎とそのビジネス応用
音声認識技術(STT)の基礎
生成AIと音声認識・合成を合わせた事例
北海道情報大学
講師
辻 順平
准教授
湯村 翼
7月26日(DAY36)
音声合成・音声認識(後半)
音声合成技術(TTS)そのビジネス応用
音声認識技術(STT)の応用
生成AIと音声認識・合成を合わせた応用事例
北海道情報大学
准教授
湯村 翼
講師
辻 順平
8月2日(DAY43)
技術を使った価値創造のプロセス
Raspberry Piや生成AIの技術を活用し、顧客価値やビジネス価値をデザインする方法
ゲスト講師
8月9日(DAY50)
顧客体験とユーザーインターフェース
技術と顧客体験を結びつけるためのユーザーインターフェース設計
顧客の課題解決に向けたアプローチ
ゲスト講師
8月23日(DAY64)
アイディアの作り方
良いアイディアとは?
イノベーションを生み出す方法
北海道大学
特任助教
千脇 美香
北海道大学
名誉教授/総長特命参与
山本 強
専門分野・研究領域
情報メディア環境学、コンピュータグラフィックス, 情報ネットワーク、組み込みシステム
実績
研究成果
論文
1. 山本 強,堀内 龍,橘田 岳也,篠原 信雄; "かわや日記帳ー在宅排泄モニタリング用端末と運用システムの開発," 生体医工学,Annual56 巻, Abstract 号(2018/09/14)
2. 山本強;"テクノリテラシーの低下に対して大学は何ができるか," 日本科学教育学会 第30回年会論文集https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssep/30/0/30_277/_pdf/-char/ja
受賞
経済産業大臣表彰(情報化促進貢献表彰, 経済産業省,2009年10月)
北海道文化奨励賞(情報工学の発展と産学連携の推進, 北海道教育委員会,2005年11月)
プロジェクト
企業や地域との連携実績
北海道ニュートピアデータセンター研究会代表北海道テレコム懇談会会長
メッセージ
知識やアイディアはプロトタイプ(試作物)として実体化することでその意味や価値を社会に伝えることができます。21世紀のプロトタイプ作りの共通技術がAI、ITであり、その基盤技術が半導体です。この講義シリーズではAIとIT分野の代表的なプロトタイプ開発を体験することで、バズワードとししてのAIや半導体ではなく、使えるAI,役に立つ半導体を実感してみませんか。
北海道情報大学
情報メディア学部 情報メディア学科 准教授
湯村 翼
専門分野・研究領域
ユビキタスコンピューティング、ヒューマンコンピュータインタラクション、バーチャルリアリティ
実績
Tsubasa Yumura, Kunio Akashi, Tomoya Inoue, Yasuo Tan, BluMoon: Bluetooth Low Energy Emulator for Software Testing, Sensors and Materials, Vol.33, No.1, pp.147-169, 2021. 優秀論文賞,湯村 翼「熱を用いた2次元マーカの検討」,第77回情報処理学会ユビキタスコンピューティングシステム研究会 • 教育・指導実績 北海道情報大学「プログラミング演習I・II」「フィジカルコンピューティング演習」「Webフロントエンド演習」 北海道情報大学大学院「ヒューマンコンピュータインタラクション」「ヘルスケアデバイス特論」 北海道大学「情報学I」非常勤講師
企業や地域との連携実績
First Four Notes合同会社との共同研究(2022〜2025年度) トヨタ自動車株式会社との共同研究(2023〜2025年度)
メッセージ
ただ学ぶだけではなく、興味を持って取り組めるような内容を準備していきますので、よろしくお願いします。
北海道情報大学
情報メディア学部 情報メディア学科 講師
辻 順平
専門分野・研究領域
人工知能・マルチエージェントシステム・Internet of Things
実績
辻 順平 ほか:テーマパーク問題におけるパレート最適性を考慮した滞在時間短縮フレームワーク,人工知能学会論文誌 33(2),C-H98_1-9 (2018) など ・教育・指導実績 ICT入門・コンピュータ工学・デジタル数学・ゼミナールでの研究指導など
企業や地域との連携実績
逃げ地図プロジェクト(株式会社日建設計)に協力し金沢21世紀美術館にて避難シミュレーションシステムの展示, 日曜数学会in北海道など市民向けの数学イベントや出前講義等を多数実施
メッセージ
DXを実現するシステムの技術開発について関心を持っていただけるよう、分かりやすく伝えることを心がけたいと思います。
ミーツ株式会社 取締役CTO
一般社団法人新雪 理事
水丸 和樹
専門分野・研究領域
ロボット、ヒューマンコンピュータインタラクション
実績
2018年度情報処理学会論文誌ジャーナル 特選論文、2018年度未踏IT人材発掘・育成事業採択、2023年ミーツ株式会社をコープさっぽろに売却、一般社団法人新雪を立ち上げ、北海道から未踏やコンテストなどに挑戦するクリエータの発掘・育成を行っている。
メッセージ
実際に手を動かして作ることが大事なので、一緒に楽しめたらと思います!
北海道大学
特任助教 千脇 美香
専門分野・研究領域
産学連携、起業家教育・支援
実績
研究者の起業支援に従事し、大学のシーズを社会実装へと繋ぐ役割を担う。学生のものづくりプロジェクトでは、東京大学本郷テックガレージの協力のもと、北海道大学にて新たな拠点を立ち上げ、アントレプレナーシップ教育にも従事。さらに、企業との連携による共同プロジェクトの立ち上げにも取り組んでいる。
メッセージ
初心者の方でも安心して学べる内容になっています。これまでなんとなく使っていた技術が、「なぜ開発され、どのように使われるようになったのか」を、本講義を通してよりリアルに実感できると思います。一緒に学び、理解を深めていきましょう。