2025年10月22日(水曜)
保護者の時間や労力が当然のように搾取される構造
保護者の時間や労力が当然のように搾取される構造
PTAは本来、「保護者と先生が協力して、子どもたちの学びや成長を支える組織」です。
しかし今では、学校や行政が担うべきことまで保護者が引き受けている場面も少なくありません。
日和山小学校では少しずつ理解を得られるようになってきました。
一方で、全国的には「保護者がやらないと学校が回らない」という空気の中で、無理をしてPTAの役員を引き受けている方も少なくありません。
特に長く続いている活動では、「続けること」自体が目的になってしまい、断りづらい空気が生まれています。
結果として、保護者の時間や労力が当然のように搾取されている構造が生まれています。
これは一種の構造的なハラスメントと言えるかもしれません。
個人的な考えですが、学校運営は行政の責任の範囲内で行うことが理想だと思うのです。
その上で、
必要な活動を選別する
やめられることは思い切ってやめる
こうした見直しこそ、長く言われてきた先生方の“働き方改革”にもつながると感じています。
とはいえ、こうした考え方がすぐにすべての学校関係者に理解されるわけではありません。
それでも、自分が協力できるうちは、どう関わり、どう立ち会い、そして何を後世に残していけるか——
そのことを、これからも考え続けていきたいと思います。