私が学生だった頃(30年くらい前)は教育現場での体罰がまだまだ許容されていました。
ひとしきり怒鳴られた後に、「昔はもっと厳しかったんだぞ」なんて馬鹿げたことを言い出す始末。
本当にイライラしていたし、毎日が嫌で仕方ありませんでした。
残念なことに、今でもスポーツ系の部活動では体罰が横行しています。
(そんな人ばかりではないと思いますが。)
防具の上から蹴り「消えろ」 部活中に体罰、県立高教諭を減給処分 頭を太鼓のバチでたたくことも 千葉県教委
新潟市内にも残念な指導者が少なからずいます。
明治時代以降、子どもたちは「国の資本」として厳しい教育を受けることが求められました。
国の発展のために強い精神力と忍耐力を持った人材が必要だとされ、教育の場でも厳格な指導が当然のように行われていました。
体罰が肯定されていた時代です。
戦後もその方針は続き、現代の指導者層には、その価値観を引き継いだ世代が多く存在しています。
(人を世代で分類したくありませんが)
現代の価値観では、暴力や恐怖による指導が、いかに子どもの成長に悪影響を与えるかが広く認知されています。
学校や部活動は、子どもたちが安全で健全に成長できる場所であるべきで、体罰はその基本を侵す行為です。
それにもかかわらず、スポーツ系の部活動では、体罰の問題がまだ根強く残っています。
特に室内競技は、その傾向が強いです。
文字通りガラパゴス化しており、昭和の体質のままの環境が多く残っています。
時代の変化と共に、教育(指導)の在り方も変わるべきです。
体罰を許容する風潮を過去のものとし、恐怖ではなく、理解と共感に基づいた指導が広がることを願います。