新入生の皆さん、一橋大学への合格・ご入学おめでとうございます!
ここでは、これから皆さんが一橋生として過ごす際に役立つかもしれないヒントをお伝えします。
なお、掲載されている情報は一橋大学や一橋大学生協の公式情報ではなく、生協委員がこれまで学生生活を過ごしてきた中で知ったこと、感じていることです。昨年度からの変更も見られますので、正式な情報は必ず大学HP・一橋大学生協HPよりご確認ください。
履修における注意すべきスケジュールの確認をしていきましょう!
①クラス別面接
クラス別面接で「学士課程ガイドブック」が配られます。このガイドブックはその年度に開講される講義の一覧や履修においてのルールが事細かに記されています。
②PACE・ゼミ(商・社会学部のみ)のコマ発表
①より早いこともあり得ますが、英会話の授業であるPACE、春夏学期の導入ゼミⅠのコマが発表されます。こちらは大学側から指定されるものです。この発表を確認したあとに履修を本格的に組み始めましょう!
③履修組み・抽選
進級・卒業条件に関わる英語や数学科目、その他人気科目は抽選によって履修の可否が決まります。抽選期間を確認したうえで、それらの科目をCELSで登録して結果を待ちましょう!
④履修登録
残りの抽選の無い科目はCELSで登録することになります。履修登録期間内であれば何度も変更できます。
抽選科目を含めてどの授業を取ればいいのかお困りのときは、各部活・サークルの履修おすすめ情報に頼ってみてください。
MACOでも入学準備説明会や履修相談会でご質問を受け付けています!ぜひこれらのイベントにも参加した上で、色々な先輩や団体の意見を複数参考にして考えてみてください!
一橋大学の1年生は全員、PACEという英会話のような授業が必修となっています。
PACEでは、ネイティブ講師によって、いわゆる英語4技能を鍛えられます。内容は、テキストに沿ってディスカッション・エッセイ・プレゼンなどをします。1年間同じメンバーで授業を受けることになるため、貴重なコミュニティが出来上がります。
さて、このPACEのメンバー決めに関係してくるのが、クラスです。
一橋大学入試の英語の成績によって下から順に基礎強化、標準、発展、発展プラスというレベルに分けられ、そのレベルの中でクラス分けがされます。クラスはPACEにしか関係せず、2年生になったらほとんど意味のないものとなります(英語レベルの方はその後の履修にも関係します) 。同じクラスの中でもさらにPACE用のクラスが2つに分けられますが、1年生の最初のスポーツ大会やクラスチャンピオンシップ、KODAIRA祭はクラス単位で参加するため、クラスは友達を作る絶好の機会と言えるでしょう。
法学部・社会学部の皆さんは第二外国語が必修です。商学部・経済学部の皆さんの履修は任意ですが、学んでみると世界が広がると思います。
一橋大学で学べる第二外国語には、ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語があります。
授業は対面授業が主体ですが、オンライン授業もあります。
オンライン授業で最も重要なのは時間管理です。
オンライン授業の中には時限が決まっておらずいつ受けても良いというものもあります。いつでも受講できることはメリットであると同時に、つい視聴を後回しにしてしまいがちです。そのため、オンデマンド授業も自分で受ける時間を決めて、時間割を作ってしまいましょう。毎週決まった時間に受ければあとで困ることはありません。
商学部では、ビジネスに関連する実学を幅広く学びます。1年次から始まる少人数のゼミナールも大きな特徴です。
【必修科目】
①PACE|英語コミュニケーション科目
②学部導入科目
春夏学期に、経営学入門・ビジネス・エコノミクス入門・会計学入門、秋冬学期に、金融入門・マーケティング入門を履修します。復習や予習の大変な科目が多いので1年生のうちに全単位を取っておくのをおすすめします。
③導入ゼミナール
春夏学期は自動的に講義が割り振られます。少人数の講義で、主にディスカッションやプレゼン、要旨作成等のゼミに必要な基礎的事項を学びます。秋冬学期になると自分の好きな分野のゼミを選べるようになるので春夏学期のうちに、どんなことを秋冬学期のゼミでやりたいかを目星を付けることをおすすめします。
上記の①から③までで春夏学期の履修は必修だけで12単位埋まるので、残り10単位ほど講義を④全学共通教育科目の数学、外国語
と⑤他学部科目やほかの全学共通教育科目などから選んで自由に履修を組むことができます。
特に数学は、全学共通科目の抽選に参加して履修します。1年生の春夏学期に線形代数Ⅰと微分積分Ⅰを、秋冬学期に線形代数Ⅱと微分積分Ⅱを履修する人が大半です。
必修科目は比較的多くはないので、履修を組む自由度は5学部の中で最も高いといえるでしょう。進学要件の単位数だけは注意してください!
【必修科目】
①PACE|英語コミュニケーション科目
②学部入門科目
経済学入門・統計学入門・経済史入門があります。
学部入門科目はほとんど全員の学生がすべて1年生のうちに取り終えるため、秋冬学期に余裕があれば、進級要件になる学部基礎科目も取っておくのがおすすめです。シラバス内「他の授業科目との関連・教育課程の中での位置づけ」で履修に必要な科目を確認しつつ、学部基礎科目や数学科目にもチャレンジしてみましょう。
また、経済学では数学を駆使します。そのため、全学共通科目の抽選に参加して数学を履修します。
1年生の春夏学期に線形代数Ⅰと微分積分Ⅰを、秋冬学期に線形代数Ⅱと微分積分Ⅱを履修する人が大半です。秋冬学期に、確率など他の数学科目を同時に履修する人もいます。
法学部は、第二外国語が必修である一方、5学部の中では唯一数理情報科目が必修でないのが特徴です 。
【必修科目】
①PACE|英語コミュニケーション科目
②第二外国語
法学部と社会学部では、第二外国語が必修で、全部で8単位分を占めているので真面目に取り組むことが大切です。
③学部導入科目
実定法と社会・法と社会・現代国際社会と政治・導入ゼミナールから2つ選択します。
※コースによって必要な授業が違うので要確認!
法学部は、法曹コース・法律コース・国際関係コースと3つのコースがあり、コースによって必要な授業と単位が変わります。まずは、自分がどのコースを選択したいか考えましょう。また、学部導入科目だけでなく学部基礎科目も積極的に履修するのがおすすめです。
【必修科目】
①PACE|英語コミュニケーション科目
②第二外国語
法学部と社会学部では、第二外国語が必修で、全部で8単位分を占めているので真面目に取り組むことが大切です。
③社会科学議論Ⅰ(春学期・抽選)・社会科学概論Ⅱ(秋学期・抽選)
必修なのに抽選科目なので、履修に組み込み忘れないようにしましょう!
④社会研究の世界
⑤導入ゼミナール
導入ゼミナールⅠは春学期に、導入ゼミナールⅡは秋学期に履修し、各1単位です。どこのゼミになるかは自動的に割り振られます。ゼミとはどのようなものなのか学んでいく授業です。
その他、⑥数理情報科目や⑦スポーツ方法・スポーツ演習を取る必要があります。スポーツ方法Ⅰとスポーツ演習以外の運動文化科目は全学共通教育科目で運動文化科目ではないので気をつけて!
SDS学部は、5学部の中でも特に必修科目が多いのが特徴です。データサイエンスから社会科学まで幅広く体系的に学ぶことができます。SDS学部は1学年に約60人と学内でもかなりの少数派なので、同期・同学部の人と積極的に助け合っていきましょう!
【必修科目】
①PACE|英語コミュニケーション科目
②ソーシャル・データサイエンス入門Ⅰ・Ⅱ
③線形代数Ⅰ・Ⅱ
④微分積分Ⅰ・Ⅱ
⑤統計
⑥情報リテラシー
⑦AI入門
⑧プログラミング基礎
⑨学部導入科目
社会科学入門(経営学・マーケティング・会計学・金融・経済学)の経営学・経済学科目から1つ以上、社会科学入門(法学・社会学・歴史学)の法学・政治学・その他社会科学系科目から1つ以上を履修し、計4つを選択します。
自分で履修を組むようになると、空きコマ(授業が入っていないコマ)ができてしまうことは多々あります。
一橋生の空きコマの過ごし方は、4パターンほどに分けられます。まず、図書館の大閲覧室で勉強している学生は多いです。また西食堂で、友達と集まって課題をするのも良いですね。勉強以外にも、近隣の飲食店で過ごしたり、一人暮らしで家が近い人は一度家に帰ってしまうのも良いと思います。
部活・サークル情報の入手に関しては、以下4点を押さえておくと良いでしょう。
①SNSのチェック
各団体はそれぞれ新歓用にTwitterやInstagramのアカウントを開設しています。そちらのチェックしておけば新歓イベントなどの情報を手に入れられます。ちなみにMACOでも、新入生に向けた情報を今後も発信していくので、ぜひフォローしてください!
②部活・サークル情報を集約しているサイトを見る
全体としてどんな部活・サークルがあるのかを探したい場合は、他団体が運営しているものですが「一橋map」や「一橋名鑑」などでチェックすることができます。
③新歓イベントへの参加
新入生歓迎委員会を中心に、新歓イベントが開かれます。イベントでは新入生が楽しめるような企画を用意してくれていると思いますので、ぜひたくさん参加してみてください!
④他団体の評価を聞く
新歓イベントで他の団体について聞いてみることもおすすめです。もしかしたら当該団体の新歓では聞けなかった裏話を仕入れられるかもしれません。
【職種】
一橋生の職場としてもっとも多い職種は、塾講師や家庭教師です。
アルバイトをしている一橋生のうち約半数程度が塾講師や家庭教師としてのアルバイト経験があるそうです。やはり受験で学んできたことを生かそうと教育系のアルバイトを選ぶ人が多いようです。また家庭教師や塾講師のメリットとして、週に1~2日だけ働くこともできる点や、時給が高いところがある点といったものがあります。
その他にもファストフード系のお店やコンビニやスーパーマーケットといった、接客業をしている人もいます。
【勤務日数】
一橋生の多くは週に2~3日アルバイトをしています。大学の授業自体が他大学と比べて忙しめなためかと思われます。
まとまった期間、授業休業となるのは、7月末から9月上旬と、2月上旬から3月上旬です。しかし、冬の長期休業は人によって実質的な休暇の期間が変わります。1月にある集中講義を履修しなければ、1月後半には休みに入ります。また、3月の集中講義を履修しなければ4月まで授業はありません。そのため、1月から3月までの長い休暇になる人もいます。
長期休暇の過ごし方は、サークル活動にいそしむ人、部活の合宿に出かける人、自動車免許を取得するために免許合宿に行く人、アルバイトに忙しくなる人、短期留学に参加する人と多様です。
長期休暇について気を付けたいことは、休暇中に申し込みが必要なものに参加する場合、休暇前に準備が必要なものがあることです。いつの間にか締め切りになっていたということがないように、少し早めに行動して情報収集を始めるとよいと思います。
一橋大学生協には、皆さんの計画をサポートするサービスが豊富に用意されています。計画を立てる際には、ぜひ生協の店舗を訪ねたり、WEBサイトをご覧ください。
大学生協では、生協組合員の生活がより充実したものとなるよう、様々なサービスを提供しています。
西キャンパスには、西食堂・西パンショップ・西ショップ・生協本部があり、東キャンパスには、東カフェテリアがあります。
営業時間等は、一橋大学生協HPよりご確認ください。
合格発表後の3月には、一橋大学生協主催で新入生と保護者様向けに入学準備説明会を実施しています。詳しい日時・内容等は、一橋大学生協新入生応援サイトをご覧ください。