スケジュール
全体シンポジウム 13:00 ~ 14:00
Photo by GrandCelinien, CC-BY-SA 4.0
会場:講義室127(Zoom配信あり)
歴史フェス、はじめました。
これからどうする?
概要:
歴史フェスへようこそ! まずは、この場をどのようなものにするか、みなさんと一緒に考えたいと思います。実は、フランスでも、同じような歴史集会が開かれているんです。剣持久木さん(フランス現代史)に、その様子などをご紹介いただきます。
登壇者:
藤野裕子(早稲田大学、歴史フェス実行委員)
剣持久木(静岡県立大学、フランス現代史)
休憩 14:00 ~ 14:15
第一部 14:15 ~ 16:15
セッション1
©佐藤二葉/星海社
会場:講義室127(Zoom配信あり)
歴史創作の現場に聞く!
佐藤二葉『アンナ・コムネナ』と歴史考証
佐藤二葉『アンナ・コムネナ』と歴史考証
概要:
歴史漫画・アニメの創作・考証のトークセッション。ビザンツ時代を舞台に実在した皇族・女性歴史家を主人公にした『アンナ・コムネナ』(星海社)作者の佐藤二葉先生、ヴァイキング時代を舞台にしたアニメ『ヴィンランド・サガ』(原作・幸村誠)歴史考証に協力している歴史研究者・小澤実先生に創作・考証についてインタビューする。
登壇者:
佐藤二葉(漫画家・小説家・音楽家)→ 会場でご登壇いただけることになりました!
小澤実(立教大学)→会場でご登壇いただけることになりました!
大谷哲(東海大学、歴史フェス実行委員)
主催:立教大学文学部人文研究センター、共催:歴史フェス実行委員会
セッション2
会場:講義室128(Zoom配信あり)
地震資料の利活用を考える in 東海
ーみんなで翻刻と減災古文書研究会の取り組み-
概要:
「みんなで翻刻」は、多数の人々が協力して史料の翻刻に参加することで、歴史資料の解読を一挙に推し進めようというプロジェクトです。また、「減災古文書研究会」では地震や風水害に関する古文書を解読することで、過去の災害による被害の様相と復興の過程を明らかにし、今後の対策に活かす活動をしています。
このセッションでは、実際に古文書の翻刻や「災害かわら版すごろく」に参加していただくことで、災害資料の利活用を考えます。
登壇者:
加納靖之(東京大学地震研究所・みんなで翻刻プロジェクト)
平井敬(兵庫県立大学 大学院減災復興政策研究科・減災古文書研究会)
森脇美沙(鉄道総合技術研究所・減災古文書研究会)
セッション3
会場:講義室129
デジタルアーカイブを使いこなそう!
-アジア歴史資料センターの魅力と活用法-
概要:
現代の歴史学では、様々な機関が公開しているデジタルアーカイブの活用が重要になっています。デジタルアーカイブはいつでも・どこでも・だれでも(・多くは無料で)使えるという特徴があり、歴史資料を使ううえでの利便性を大きく向上させますが、デジタルアーカイブごと・公開資料ごとに「個性」があるため、使いこなすにはコツがいります。このセッションでは、日本近現代史の代表的デジタルアーカイブであるアジア歴史資料センター(アジ歴)の魅力と活用法について、デジタルアーカイブをどのように使っていけばいいのか、一緒に考えたいと思います。
登壇者:
中野良(国立公文書館アジア歴史資料センター研究員)
セッション4
会場:講義及び演習室1AB(Zoom配信あり)
未来は明るい!?
〜歴史学系学生のキャリア形成をめぐって〜
〜歴史学系学生のキャリア形成をめぐって〜
概要:
「自分の職業選択には、もっと多様性があるのでは?」
本セッションでは、歴史学系の学生が将来の選択肢について、気づき、考える機会となるよう、複数の歴史に関係する仕事(民間企業・公務員・研究者)に従事する職業人に、自分の仕事の紹介をしてもらいます。と同時に、就職した動機や仕事と歴史、あるいは学んだこととの関わり、悩み等について話してもらい、来場者との意見交換や異種職業間交流を行います。
主催:
合同会社AMANE
共催:
国立歴史民俗博物館 メタ資料学研究センター
協力:
株式会社インフォマージュ
登壇者:
伊藤直之(洛南高等学校附属中学校)
小川歩美(合同会社AMANE)
小風綾乃(国立歴史民俗博物館)
小山琴乃(株式会社インフォマージュ)
羽柴南枝(奥州市教育委員会)
コーディネーター:
堀井美里(合同会社AMANE、歴史フェス実行委員)
休憩 16:15 ~ 16:30
第二部 16:30 ~ 18:30
セッション5
会場:講義室127
(Zoom配信/ツイキャス配信あり)
歴史研究者の若手支援現場に聞く!
歴史家ワークショップの活動紹介
歴史家ワークショップの活動紹介
概要:
歴史家ワークショップは、若手歴史系研究者支援組織。大学院生を中心とする全国の歴史系研究者を対象に活動をおこなっている。支援内容は、初めての外国語発表から外国語原稿の推敲と査読のノウハウ、一流国際誌への投稿、一般向け講演の技術と実践などなど。国内外で最高水準の研究者に期待される成果発信の工程へのサポートを行っている歴史家ワークショップの活動について紹介していただく。さらにインタビューを通じて、歴史学研究者が期待されている研究作業や成果発信とはどんなことなのかを、研究者(の卵)以外の方にも知っていただく機会を作る。
登壇者:
古川萌(東京大学、歴史家ワークショップ)
新田さな子(京都大学大学院博士課程、歴史家ワークショップ企画運営経験者)
中村融子(京都大学アフリカ地域研究資料センター特任研究員、
フランス語版リサーチ・ショウケース・プライズ受賞者)
聞き役:せんだい歴史学カフェ(永本哲也(弘前大学)・小坂俊介(愛知教育大学)・大谷哲(東海大学))
セッション6
会場:講義室128(Zoom配信あり)
いま、考古学3Dが熱い
ーその概要と実践
ーその概要と実践
概要:
現在、考古学資料の3D化とその利活用が急速な勢いで展開しています。その中心にいる岐阜県飛騨市から、最新情報をお届けします。
石棒クラブは、岐阜県飛騨市に所在する小規模ミュージアム・飛騨みやがわ考古民俗館の存続を目指して活用している。飛騨みやがわ考古民俗館は過疎化が著しい地域に所在するため、年間30日しか開館しない。そのような状況の中、館を代表する収蔵品である、縄文時代の男根を模した祈りの道具「石棒」の3Dデータ活用により認知度を高めている。
今回は石棒の3Dデータによりレクリエーションやトークセッションを通じて、考古資料の3Dデータ活用の意義を考える。
○レクリエーション
・石棒神経衰弱
3Dデータと実物とを比較して答えを出す。
・紙粘土で石棒づくり【※今回は時間の都合上実施しません】
○トークセッション
・3D技術を用いた考古学研究の意義を解説。
・石棒クラブの活動内容とmissionを伝える。
登壇者:
三好清超(飛騨市教育委員会・石棒クラブ)
井上隼多(名古屋大学大学院人文科学研究科)
石棒クラブのみなさん
セッション7
会場:講義室129
歴史教育と研究で生成AIをどのように使うか?
概要:
2022年のDALL·E 2やChatGPTの登場以降、日々話題に上り、耳目を集めつづける生成AI。多くの教育・研究の現場でもその危険性に注意を払いつつも、もっとウマい使い方を模索しているのが現状ではないでしょうか?このセッションでは、「こんな使い方ができる!」「こういうのは面白いのでは?」といった歴史教育と研究それぞれの場面での生成AIの使い方を紹介しあいながら、その知見を共有しあいます。「シロウト意見ですが…」から始まる批評も批判もご無用です。皆さんシロウト同士、それぞれの「ベストな使い方」を持ち帰ってください!
登壇者:
大井将生(人間文化研究機構/国立歴史民俗博物館)
大知聖子(名城大学)
菊池信彦(国文学研究資料館)
*その他調整中