「広島虫の会」は、広島県の昆虫研究と昆虫趣味の普及向上をはかり、あわせて同好者相互の親睦を厚くすることを目的として活動しています。昆虫に興味を持ち、会の目的に賛成する人は、誰でも会員になれます。 年会費は一般会員3,500円、高校生以下の会員2,000円です。
入会を希望される方は、下記の項目についてメールまたは郵便で事務局までご連絡下さい。
1.お名前
2.ヨミ
3.生年月日
4.住所(郵便番号とも)
5.電話番号
6.メールアドレス
7.勤務先・学校等(任意)
8.興味のある分野(チョウ・甲虫など、簡単で結構です)
9.会誌の送付先(住所と異なる場合のみ記入してください)
【事務局】
〒731-3164 広島市安佐南区伴東7丁目25-1 村上貴望方
電話・FAX (082) 848-6589
E-mail murakami2699(a)gaea.ocn.ne.jp(※(a)を@に置き換えてください)
郵便振替 01330-8-18469 広島虫の会
「広島虫の会」は、昭和37(1962)年に誕生した、昆虫の同好会です。 以来,広島県の昆虫研究と昆虫趣味の普及向上を図り、あわせて会員相互の親睦を厚くするための活動を続けています。会員による調査研究の成果は機関誌「広島虫の会会報」に発表され、広島県の昆虫相解明に広く貢献し、学術的にも高い評価を得ています。
広島虫の会会報の創刊号に、巻頭言として澤野十藏初代会長が本会の理念を次のように記しています。
ずっと古い時代のことは判らないが、昭和9年には広島に昆虫同好会があって、立派な 本印刷の機関誌を出していた。当時の会は広島文理大と高師の学生とが中心になって、その他の熱心な同好者を擁していたように思われる。機関誌-広島昆虫同好会々誌-も昭和14年まで続き、第5巻1・2号の発刊後、廃刊となったが、出版事情が日ましに悪化しつつあった当時の我国では、この種の会誌の存続が難かしかったためであろう。 次いで終戦後の昭和28年に、名称も同じ広島昆虫同好会が再び結成された。この際もメ ンバーは広島大学(旧文理大)の学生が中心となり、若干の一般同好者がこれに加わっていた。ガリ版刷りの機関誌-広島昆虫同好会誌-が出されたが、惜しくも2号で廃刊となり、会も遂に解散してしまった。
このように昆虫趣味にとって不毛の地ではない広島の地に、同好会が復活しないのが不思議な位であったが、機も漸く熟し、装いも新たな“広島虫の会”が発足したことは誠に喜ばしい次第である。ここまで盛り上って来た会員の熱情が長く燃え続けることを祈って止まない。
この会の会員、老若男女、千差万別の経歴を有する会員個々の興味の対象はそれぞれ異なるであろう。しかし昆虫を愛するという点では完全に一致する筈である。そして私共は単なる“虫殺し屋”であってはならないと思う。昆虫趣味の萌芽は自然に関心を寄せ、自然を愛する心に宿る筈である。この気持を大切にして健やかに育てて行きたいと念願する次第である.
さて野に山に捕虫網を揮い、昆虫の形態や生態の妙に打たれ、我を忘れて自然に溶けこんで行く。ここにこの趣味の醍醐味があるであろう。だがしかし、観察の結果を発表し、記録することもこれに劣らない楽しみであるにちがいない。幸にしてこの会は機関誌を持つことができたのであるから、充分これを活用して行きたいものである.
私共の大部分はアマチュアである。発表技術も稚く、研究資材もほとんど持ち合わせない。しかし後込みしてはいけない。学界への貢献の道は誰にも均等に開かれている。何故なら素材は至る所にあり、観察されていない事実が私共を待っている。専門家のとり上げないような、些細な事実を記録集積することは、むしろアマチュアの方が得手であるとさえ考えられるからである.ただこの際、注意しなければならないのは、発表は常に良心的でなければならぬということである。昆虫の名一つにしても充分手をつくして、信用のおける同定をやるべきである。
何はともあれ、会が順調に発展するよう祈る気持で一杯である。いつの日か会員の手に よって広島県の昆虫相が明らかにされるであろうことを確信している。(昭和37年12月1日)
会長:秋山美文
庶務会計:池田勝己・村上貴望
編集:赤木克己・石谷正宇・鍵本文吾・小阪敏和・相良伊知郎・佐藤祐輔・水田国康・矢野立志
採集・企画:石見潤治・角島幸二・曽根保・中﨑清隆・中島英一・矢野立志
広報:千田喜博・安川怜志
月例会:志茂庸子・村上貴望・矢野立志
名誉会員:水田国康・清水健一
昭和37年10月28日施行,昭和40年9月26日改正,昭和42年12月10日改正,昭和45年11月23日改正,昭和47年12月17日改正,昭和49年12月15日改正,昭和52年1月23日改正,昭和53年12月10日改正,昭和55年12月17日改正,平成元年2月12日改正,平成30年3月17日改正.
第1条:この会は「広島虫の会」といいます。
第2条:この会は本県の昆虫研究と昆虫趣味の普及向上をはかり、あわせて同好者相互の親睦を厚くすることを目的とします。
策3条:この会はその目的を果たすためつぎのことをします。
イ 機関誌「広島虫の会会報」の発行。
ロ 談話合,講演会,採集会などの催し。
ハ その他必要なこと。
第4条:この会は昆虫に趣味をもち、会の目的に賛成する人はだれでも会員になれます。
第5条:会員は会を維持するため、年額一般会員3,500円、高校生以下の会員2,000円を負担しなければなりません。
第6条: 会員は機関誌などの配布をうけ、またこれに投稿することができ、催しに参加することができます。
第7条:この合を運営していくため、会長1名と幹事若干名をおきます。
第8条:会長と幹事は総会で選出し、その任期は1年としますが重任はさまたげません。
第9条:総会は年1回以上開き、役員改選、会則の改正など会の運営上の重要事項を審議します。
第10条:この会の会計年度は暦年とします。
第11条:この会の発展に特に尽くされた方を名誉会員または名誉会長に推戴することができます。