私たちの研究室の主軸は,ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)とインタラクションデザインです.HCIは,人とコンピュータやテクノロジーの関わり方を研究する分野です.東研究室では,AI,アプリ,Web,ロボットを作ること自体を目的にするのではなく,人の行動や経験に関する問いを出発点に,支援や関わり方を設計・評価しています.
研究では,問いに応じて,人を理解するための視点と方法を選びます.どの視点から出発しても,東研究室ではHCI・インタラクションデザインとして,支援や関わり方を設計・評価することを重視しています.大切なのは,何を使うかではなく,何を明らかにしたいのかを考えることです.
認知の視点では,人が情報をどのように見て,理解し,判断し,行動に移すのかを考えています.東研究室では,分かりやすい画面,迷いにくい操作,負担の少ない手順,理解しやすい説明やフィードバックを設計・評価しています.
たとえば,操作で迷う理由,初心者に伝わりやすい説明,学習や制作に取り組みやすくする支援などを研究しています.
心理の視点では,感情,動機づけ,性格特性,自己制御,不安,自信など,人の行動の背景を考えています.東研究室では,同じ通知やフィードバックでも,人によって受け止め方や効果が異なることを踏まえ,その人に合った支援を設計・評価しています.
たとえば,先延ばし,継続の難しさ,自信のなさ,創作や練習へのモチベーションなどを研究しています.
社会・関係の視点では,他者の存在,集団の雰囲気,役割,協力,信頼,関係性が,人の行動や気持ちに与える影響を考えています.東研究室では,人と人,人とAIエージェントの関わり方を設計・評価しています.
たとえば,グループワークでの発言,協同作業,家族間コミュニケーション,AIエージェントとの距離感や信頼を研究しています.
生活・地域の視点では,人が家庭,学校,職場,地域の中でどのように行動し,どのような支援を必要とするのかを考えています.東研究室では,生活の中で無理なく使える支援,家族や地域との情報共有,健康行動や学習活動の継続を支える仕組みを設計・評価しています.
たとえば,高齢者と家族のコミュニケーション支援,日常生活の中での情報共有,地域や生活の中で受け入れられる支援システムを研究しています.