それぞれのエッセー[12]
自分で自分を幸せにする
それぞれのエッセー[12]
自分で自分を幸せにする
誰かに何か嫌なことをされた時、あなたならどうしますか?
私は長い間、我慢をしてきました。しかも、ニコニコしながら「大丈夫よ」って顔をしながら、内心は我慢我慢…。人の行動には必ず目的があるから「我慢すること」にも目的があります。嫌われるのが怖い、良い子だと思われたい、争いたくない…。
例えば講演会に行く時に、「待ち合わせて一緒に行こう」と言う人に「うん、そうだね、何時にする?」と言いながら、内心では「本当は1人で行きたいのに…現地集合でいいのに…」
食事中、誰かがサラダを取り分けて渡してくれた時に「ありがとう」とニコニコしながら、内心では「パプリカ嫌いなのに…自分で取りたかったのに…」
小さなもやもやがたまっていき、ある日あふれてしまい、最終的にはその人のことを「強引」「おせっかい」という理由で苦手になったり嫌いになったりします。
そんなことの繰り返しでした。この場合、どちらに問題があるのでしょうか。
一緒に行こうと誘う人、取り分けてくれる人は、その人自身がしたくてする行動です。一緒に行くのが好きだから、一人で行くより楽しいと思うから。取り分けるのが好きだから、自分がしてもらうとうれしいから。その人なりによかれと思ってする行動だから、それ自体は変えられません。
実は、問題なのはされた方、つまり私です。私は「1人で行きたい」「自分で取りたい」ということを伝えることをしていなかったのです。「言えない」と思っていましたが、実は「嫌われるのが怖いという目的をかなえるために言わない選択をした」のです。
この2つは行動としては同じですが、大きな大きな違いがあります。
「言えない」と考えると「○○さんのせいで言えない」と人のせいにします。
「言わない選択をした」と考えると、行動の責任は自分にあります。
「言わない選択」ができるのであれば「もっと効果的な選択」もできるはずです。
やっとそのことに気づいた私は、これまで「嫌なことを我慢すること」に使ってきたエネルギーを「相手との人間関係を壊さずにうまくNOを言う」技術を身につけることに使い始め、少しずつNOが言えるようになって、とても楽になりました。
誰も私を幸せにはしてくれません。他人が変わるのを待っていたら、いつまでも幸せにはなれないのです。人を責めることよりも、自分で自分を幸せにすることにエネルギ-を使っていくと人生は変わってきます。
不幸せなまま前に進むのは、空気の抜けた自転車を一生懸命こぐようなものです。自分が行きたい方向にいくために、タイヤにしっかり空気を入れましょう。
●profil●201501
いろんな意味で、今では摂食障害になってよかったと思っていますが、食べ方は今でも変です^^