report_20161015-02
ひだまりカフェの小さなイベント報告
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ひだまりカフェの小さなイベント報告
第二回ひだまり講演会のご報告
2017年3月5日、今年度二回目のひだまり講演会が開かれ、13名が参加して下さいました。
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2013年5月の本人会デビュー当時はうつむきがちで硬い表情、話すことも苦手とおっしゃっていたKさん、食の症状や過活動にも悩んでおられた彼女が、今は殆ど症状もなく本人会の代表としてミーティング進行の手際も鮮やかな皆さんのまとめ役!そんな彼女が今までを振り返ってのお話を聞かせて下さいました。
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未来が怖くて自殺未遂を三度繰り返した末、死にたくない自分を自覚し、回復しようと決心。けれど、敷居が高くて本人会に来るには半年もかかった。藁にもすがる思いで会に来た頃は、頭の中は食べもののことで一杯。派遣の接客業以外では人と会うこともなく、「自分は世界中から嫌われている、一生笑うことなどない」と思っていた。当時参加者の少なかった本人会で話してみると、しゃべりだしたら止まらない。自分は話を聞いてもらいたかったのだと気づく。
モラハラ寄りの父には近づかず、母との距離は近かった。人付き合い大事の母に合わせなければ冷たい子と思われるのではという意味での「いい子プレッシャー」はあった。
性格は生真面目で融通がきかず被害妄想的なところも。生まれつきの肝臓病もあり、子供の頃から引っ込み思案で高校には行かず引きこもり、対人恐怖。
摂食障害発症当初の一か月で7キロやせるとまわりが心配してくれたのがうれしかった。やせたら許され、気に留めてもらえる、太ったらまた独りぼっちになるという感じ・・・等々。このように今までの経緯や気持ちを話すうち、いつの間にか月一回のひだまりが楽しみに。
半年後には摂食障害者を対象としたグループカウンセリングにも毎週通うようになり、勉強したり助言を受けたりし、また友達も出来た。この頃から助言や本に書いてあることを一つ一つ実行したら治るかもしれないと思い始めた。本を読み漁ってひたすらメモし、実行し継続しようとしてきた。三日坊主でやめてもまた始めれば大丈夫!医者に勧められた呼吸法など継続してみて良いことがわかった。
体重が再び増え始めたときや、リストカット代わりに腕を打ち付けたときなどに、当時続けていた仕事の同僚やお客さまたち(ひだまりやカウンセリングに関わらない外の世界の人たち)は「明るくなった、前よりずっといいよ!」とか「どうしたの、大丈夫?」など、痛いところには触れぬというひだまりやカウンセリングでの対応とは違った直接の反応をしてくれて、それが胸に染みた。お客さまのユーモアに大爆笑して以来誰の前でも笑えるようにもなった。外の世界の人たちが気づかせてくれたことも多い。自分にとって安心な場所だけに居続けなくてよかったなと思う。
摂食障害という病気に私は自分で願書を提出した=自分で選んだという感じ。その回復には10年かかるというが、楽しいこともある人間修行の10年だ。心を開いていく経験が必要。冒険しなくてすむ場のみではなく、新しい世界を見てみたいと思う。もう辛くても摂食障害という武器はいらない。それを卒業という言葉で表したい。
以前は悩むと過食に逃げていたが、過食しても結局悩みは解決しない。落ち込んだら、ノートに書き出す、友達に会うなど過食以外の選択肢が増えた。自分のことも好きになれてきた。これからももっと変わりたい。皆さんと会えたのも楽しかった。摂食障害という学校に入学してよかったなとさえ思う。
摂食障害が治っても人生の問題がすべて解決したわけではない。就活も難しいだろうし、持病もこれからが大変な時期、親も年をとってきた。けれど、だからといって死なないでよかった!生きていてよかった!悩みがあっても幸せになれる、悩んでいても笑える。もう、自分から死にたいと行動を起こすことはないだろう。
ひだまりやカウンセリングの皆さん、有難う!ふっと息が抜ける相手がいることで人生は違うと今思う。
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Kさんは最後に、2013年の大晦日に感激しながら聴いた大好きないきものがかりの『笑顔』の歌詞のように泣きながらも笑って生きていきたいとの言葉で講演を締めくくられました。
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皆さまのご参加と温かいお言葉にも心からお礼申し上げます。
ひだまりニュースレターNo.2
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