「開かれた学校づくり」の実践報告
会員は、最新の3者協議会や「学校運営協議会」の取り組みだけでなく、校則改正や児童生徒参加による多様な取り組みについて投稿してください。
太平洋学園高等学校 2024年度第1回三者協議会のご案内
🔶と き:5月30日(木) 15:15~16:30
🔶ところ:太平洋学園高等学校103教室
🔶傍聴希望者は、同校教員で全国連絡会の企画運営委員でもある藤田毅会員の以下のアドレスに連絡してください。
tfujita[at]ae.auone-net.jp (お願い)メールをされる際は、[at]を@にかえてください。
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法政中学高等学校の三者協議会のご案内
東京の法政中高石川です。今週末に本校で開催される本校の三者協議会について、ご案内いたします。
直前になってしまってのご案内で大変恐縮です。傍聴ご希望のかたは、私のメールアドレス(省略)にご一報いただければ、対応させていただきます。
何卒、よろしくお願いいたします。
<事務局より>
HP上では、会員のメールアドレスの表示を控えております。傍聴ご希望の方は、下記の「全国連絡会」事務局まで連絡願います。なお、法政中学高等学校の三者協議会については、昨年の第21回「開かれた学校づくり」全国交流集会でご報告(報告、資料編)いただいております。あわせて参照ください。
hg.zenkokuren@gmail.com
(坪井由実)
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大東学園の三者協議会のご案内
大東学園の佐々木です。
みなさんお変わりありませんでしょうか。
さて、大東学園高等学校では毎年この時期に「三者協議会」を開催し、今年も公開研究会として広くご参加を呼びかけております。(左に掲載のパンフレット参照)
本校の三者協議会の討論テーマは「授業づくり」「規定(校則)」「施設・設備」の3分野に渡り、いずれも一般的には教員が決めてしまえば済むことを一つひとつ協議で決めていきます。
今年度は、①規定分野では「服装を考える日(私服登校可能日)」実施を切り口に、制服着用の学校があらためて「互いを認め合える環境づくり」を考えていこうとする試み、②施設・設備分野では「コロナで休止していた昼食販売の再開」「トイレの目隠し設置」についての要求論議、をメインに準備を進めているところです。
三者協議会(協議の場)に向けた「LHR(クラス討議)」の時間もお申し込みさえしていただければ、ご見学が可能です。
豊かな知見をお持ちの会員の皆さまには「三者の協同による学校づくり」の到達点を忌憚なく分析していただけましたら幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ぜひともご参集いただきたく、紹介させていただきます。
【注】
お申し込みは左に掲載のパンフレットのQRコードもしくは本校HPより登録をお願い致します。
大東学園高等学校
教頭:佐々木 准
🔶全国連絡会事務局より
佐々木会員からの案内メールをそのまま掲載しております。なお、大東学園高校の「わが校の『開かれた学校づくり』紹介」 及び「『開かれた学校づくり』公開行事観察記」(宮下共同代表による昨年の観察記。2022年12月3日までスクロールしてください)も参照ください。
10月25日、高知の校則に関する「提言」を発表し、県教委との懇談を行いました
野村幸司共同代表
3.高知放送
事務局 坪井由実
太平洋学園高等学校 2023年度第2回三者協議会のご案内
🔶と き:10月26日(木) 15:15~16:30
🔶ところ:太平洋学園高等学校103教室
◆内 容:授業アンケート結果について/生徒会リーダーズ研修より/授業についての生徒と教職員の意見交換会について
🔶傍聴希望者は、同校教員で全国連絡会の企画運営委員でもある藤田毅会員の以下のアドレスに連絡してください。
tfujita[at]ae.auone-net.jp (お願い)メールをされる際は、[at]を@にかえてください。
本会共同代表の野村幸司会員より、実践報告メールがありましたので、野村会員の許可を得て以下に掲載します:
大東文化大・山本宏樹さんをお迎えし、校則講演会を開催しました
参加者より新たな相談も寄せられ、アピールの機会になったと喜んでいます。
「校則見直し」の流れを広げるため、運動を広げていきたいと考えています。
高知民報が、詳しく報道してくれましたのでPDFファイルをお送りします。
NHKの報道については下記HPで紹介されています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20230513/8010017647.html
さらに、高知の「校則」について、下記のHP、ブログより発信していますので、参照ください。
https://kochinokosoku.amebaownd.com/
野村 幸司
事務局 坪井由実
太平洋学園高等学校 2023年度第1回三者協議会のご案内
🔶と き:5月25日(木) 15:15~16:45
🔶ところ:太平洋学園高等学校103教室
🔶傍聴希望者は、同校教員で全国連絡会の企画運営委員でもある藤田毅会員の以下のアドレスに連絡してください。
tfujita[at]ae.auone-net.jp (お願い)メールをされる際は、[at]を@にかえてください。
高知県太平洋学園高校 2022年度第2回三者協議会を開催しました(藤田会員より)
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高知県太平洋学園高校2022年度第1回三者協議会を開催しました(藤田会員より)
はじめに 2022年5月26日(木)、2022年度第1回三者協議会を行い、生徒5名、教職員7名が参加しました。今回は保護者の参加はありませんでした。また、見学者2名(大学教員・退職教員)が参加されました。 最初に、前回(2021年度第2回、2021年10月28日(木))で出だされた意見について、パンの移動販売については、現在の学校環境では不要ではないか、授業については、2022年4月より校舎増設実現し、複数教室の連結や授業自体も新たな工夫をしていることが事務局より報告されました。 その後、(1)2021年度学校評価の結果、(2)生徒会リーダーズ研修の結果をもとに議論を行いました。その議事録(速記録)を紹介します。
1 学校評価の結果から生徒:アンケートの「いじめ等は見たことがないがサボりが多い~」のところで、授業中のwi-fiのオフはいいと思う。でもwi-fi を切ったとしても普通にスマホを使う生徒は いると思う。だから詳しく話し合ってだしたらいいと思う。教員:生徒のみんなはどう思う?生徒:(全員)問題だと思うに手をあげる。教員:大事な話をしているとき、スマホをつついたりしている生徒がいるので、注意はしているが、すべての生徒の状況は把握できない。生徒どうしで声かけできる雰囲気 があればいい。教員:実際にどう?教員:実際に wi-fi は生徒用と教員用は分かれている。でも授業でもスマホを使っている授業も多いので、切ってしまうと・・・。プラスの方が多いので開放している。教員:なぜスマホを使っているのだろうか?暇だから?生徒:ゲームしたり、つついている人がいる。生徒:先生の意見で、苦手な科目がある人が楽な道に行く人が結構いると思う。他の人がやっているのを見てやっていいなと思う。教員:スマホをとりあげたら何が解決する?そもそも解決する?授業がわかるようになる?そもそもさわる必要がない状況になればいいんだね。授業が退屈という状況を残 したままで解決するようになるのか?生徒:実際に友人のなかに、スマホを触っている人の意見を聞いたことがあるが、授業がつまらないという話だった。数学だったら、得意不得意がすごく分かれて、先生も 1人なので困っている人のところへ行くことが難しい。それが積みなったら・・・。まずはわからないを解決する必要がある。それ以外に依存症の部分もある。生徒 会だよりでスマホ依存症予防への呼びかけも必要。教員:ICTを使用することでカバーできればいいなと思う。学校側も工夫がもっと必要。実際に教室を見てみると、遊んでいるのではなく調べていることも多い。教員:授業にて毎回 Classi でふりかえりを配信している。質問やわからないことにできるだけコメントを返すようにしている。教員:声をかけて、1問でもやってみよう。そもそも授業に集中することは難しい。生徒からはついていくのは大変だと思う。数学なら、前でしゃべったあと、演習のとき に再び説明するようにしている。友達どうしで教え合ったり、そもそもスマホをつつかなくてもいいようにしたいと思っている。教員:生徒の気持ち、つついている人たちの本音は何だろう?完全な解決策は出てこないが、この場で共有できたのはよかったと思う。生徒:自分はつつかない方だが、つつく人はわかってない、集中してない人が多い、直接聞く方法、Classi で聞く方法もあるが、悩み事や進路で相談できますか?にはいと 答える生徒の割合が少ない。相談できている人は同じ人ばかりではないか。部活動をしていない人は教師とのつながりが薄かったりする。Classi も使い方がわかりに くい、改善できたらいいと思う。教員:Classi の難しさとは?生徒:いろいろ流れてくるが、授業ごとに送られてくるが、1つに投げかけたら帰ってくるようなのがあれば。教員:Classiの活用でよりよい工夫を考えたい。教員:アンケートでは生徒と教師でのギャップがある。生徒の絶対数からするとたしかにそのとおり。相談はしにくい?Classi はそもそも自分の悩みを文章にしないと送れ ない。それ以前に対話のなかで問題が明らかになってくることがある。教師側から声をかけてもらいやすい努力は、スクールアドバイザー制度なども活用しやってい るつもりだが。相談しにくい?生徒:(うんうんとうなずく)生徒:自分から話しかけるというのはある程度勇気がなければしにくい。部活等で接している人はよく話しているように思う。教員:気軽に話はできても、悩み事で話しにくい、ハードルもある?生徒:教師と話しづらいということについて、仕事とか大事なことをしているので話しにくい、友達どうしに聞く方が早く、先生に聞くのは最終手段だと思っているところ もある。
2 生徒会リーダーズ研修の結果から生徒:階段頭上の「頭上注意」のところで頭をぶつける。クッションなどの対策はした方がいい。生徒:自分がぶつけた。頭痛がひかなかった。教員:警告を下に貼っているから余計に危ない。生徒:自分もぶつけました。教員:私も2回ぶつけました。教員:上につけたらいいが上にはつけられないからか?教員:右側通行を意識すればいいのでは、階段に色をつけたらいいのでは。教員:できることから対策をしていってはいいのでは。教員:公共施設でもクッションつけるなど対策をしているところはある。教員:「学校に対する意見等」にいろいろあるが。生徒:部活で夕方まで残ることがあるので、2部の人も昼にご飯を食べるので、学校に歯磨きをする空間を作ってもいいのでは。教員:今歯磨きをしている?生徒:していない。みんなしていないから本当にしていいのかな?と思う。教員:2階西側の場所は?生徒:105教室は書道で使うが、水道もあるのでそこでやってもいいのでは?生徒:2階西側は、ロッカー側は人の出入りが結構あってそこでは申し訳ないと思ってしまう。教員:同じようなことを考えている生徒もいるかもしれないので、生徒会で考えていってほしい。生徒:学校の行事で調理実習をもっとやらせてほしい。調理場を使っているのを見たことがない。ホームデーなどでみんなで作れる場があってもいい。教員:ホームデーでやったことはある。コロナ禍でなかなか機会がなかった。教員:学園祭でやっていた。コロナの前は模擬店でやっていた。今止まっている状況。本当は教師もやりたい。仲間づくりで仲良くなる機会になる。教員:ちょうど今日調理実習をやっていた。工夫次第でできることもある。したいという気持ちを言ってくれるのは教員側もうれしい限り。生徒:鏡の導入をしたらいいと思う。トイレで身なりを整える人が多く、手を洗えないという話を聞く。女性は学校にヘアアイロンを持ってきてしている人もいる。西の手 洗い場に鏡を設置するのはどうか。生徒:ロッカー側はけっこう人がいるのでそこで身なりを整えるのは使いづらい。どういった場所がいいかは意見が色々出たらいいと思う。教員:人目につくところに鏡を置くと、以前電車で化粧する人がいるという問題もあった。人前で身なりを整えるという行為自体に恥ずかしさを持ってもらうことも大切。 職員室前で化粧する生徒もいるが、恥ずかしくないと声をかけたりする。家を出る時点で最低限整えてきてほしい。学校の電気を使ってヘアアイロンをするのはいい のか。生徒会でアンケートをとってもらって、どうしたらいいか検討したらいい。教員:自分たちで見つめなおすための部分もあるアンケート。自分たちの行動をどう見つめ直して、決められた場所で身なりを整えていくようにできるか。わがままだけを 貫き通すのではなく。教員:最後にこれだけはというのがあれば。生徒:性的マイノリティの関係上、誰でもトイレを使っているが、自販機のところで人がたまっている。入り口が折りカーテン1つしかないので、もう少しプライバシーを 守れるトイレにしてほしい。これから先の時代、もっとマイノリティに配慮する必要があり、そういうのに配慮するのが太平洋の強みではないか。教員:作るなら場所をかえるなどが必要かもしれない。個室になるようなトイレが校舎外でもできたらいい?生徒:すぐ廊下で人がいるとなりにトイレがあるというのが精神的ストレス。去年は、誰でもトイレというのを知らない生徒もたくさんいた。せめてしきりを増やすとか工 夫がほしい。
*Classi:学校の ICT 化を多角的にサポートする教育プラットフォーム、本校は2020年度より導入。
3 重点事項の確認 話し合いの結果、以下の5点を重点事項とすることを確認しました。・相談しやすい授業・関係とは・西階段「頭上注意」の改善・歯磨きの場所の検討・身なりを整える場所の検討・「誰でもトイレ」の検討
4 次回に向けて 最後に、事務局より、本校の三者協議会についての報告依頼が複数来ており、生徒のみなさんにもぜひ参加して報告してほしいとの提案がありました。・8月19日(金)18~20時 全国集会教育フォーラム「開かれた学校づくり」会場未定・8月24日(水)15~17時 開かれた学校づくり全国連絡会(日本教育学会ラウンドテーブル) 会場本校(本部は広島大学、オンライン参加)次回2022年度第2回三者協議会は、10月27日(木)に開催します。