SAF(サフ)とは「Sustainable Aviation Fuel(持続可能な航空燃料)」の略で、廃食油やバイオマス、都市ごみなどを原料とし、従来のジェット燃料に比べCO2排出量を大幅に削減できる次世代燃料です。航空業界の脱炭素化(カーボンニュートラル)実現の切り札として注目されており、既存の設備で利用可能でありながら、原料が再生・循環するため、ライフサイクル全体で温室効果ガス排出量を削減できるのが特徴です。
SAFの主な特徴
環境負荷の低減: 原料となる植物が光合成でCO2を吸収し、燃焼時に排出されるCO2と相殺されるため、大気中のCO2増加を抑制します。
原料の多様性: 廃食用油、藻類、木くず、サトウキビ、都市ごみ、廃プラスチックなどが利用されます。
既存インフラの活用: 既存の航空機や給油設備に混合(最大50%まで)して使用できるため、導入が比較的容易です。
課題: 製造コストが従来の燃料より高額であること、原料の安定確保が課題ですが、技術開発や官民連携で普及が進められています。
世界の取り組み
目標: 国際民間航空機関(ICAO)や各国の航空会社が2050年カーボンニュートラル達成を目指し、SAFの導入を加速しています。
日本: 2030年までに航空燃料の10%をSAFに置き換える目標を掲げ、国内での製造・供給体制の整備を進めています。
SAFは、航空機という電動化が難しい分野において、脱炭素化を推進するための重要な燃料として世界中で開発・活用が進んでいます。
平和飼糧のSAFへの取組
当社では飲食店や食品工場などから排出された廃食用油を再生精製して、SAF原料取り扱い商社を経て国内では出光興産へ、海外ではネステ社へ供給しています。