⇒しばらく、お休みさせていただきましたが『平和社会学研究』の第2号も刊行されましたので、2024年8月24日(土)から砂川平和しみんゼミを再開します。毎月第4土曜の午後2時から90分の予定で全6回(8月~1月)の予定です。講師は西原和久、講義テーマは、
「平和を哲学する」
現時点での予定は以下の通り。
① 8月24日=平和とは何か:平和社会学と平和思想の視点から
② 9月28日=戦争原因論:近現代の戦争の主要な原因を考える
③ 10月26日=戦後平和論:砂川 (宮岡) と 沖縄 (阿波根) の思想
④ 11月23日=共生と連携という課題:沖縄・川満信一の思想
⑤ 12月21日=未来を考える:資本主義と国家主義をこえる道
⑥ 1月25日=意見交換:まとめと平和社会学の可能性について
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砂川平和しみんゼミナールのこれまでの内容
*原則として毎月第1土曜日の午後2時-4時にオンライン開催
⇒第5期の現在は、毎月第4土曜日に変更。
*参加希望者は、西原までメール下さい(vzs00645@nifty.com)
⇒使用するZoom情報をお伝えします
【第1期:砂川から考える基地と平和と共生】
①5月22日(土):福田唯一・河野道夫
沖縄からの報告:新たな状況を迎えた沖縄の反戦平和
②6月05日(土):西原和久
砂川から考える基地問題と平和と共生――砂川闘争から現代の基地問題
③6月19日(土):高原太一
砂川民衆史における「基地拡張問題」
④7月03日(土):西原和久
矢部宏治『知ってはいけない――隠された日本支配の構造』を読む
⑤7月17日(土):村岡敬明
沖縄の島ぐるみ闘争と沖縄返還50周年へ
⑥8月07日(土):西原和久
沖縄と東アジアの人びととの連携をもとめて――基地問題から問い直す
⑦8月21日(土):西原和久
砂川しみんゼミナール参加者交流会:ゼミ感想+ディスカッション
⑧9月04日(土):若手研究者発表会:琉球弧・基地問題、そして若い世代のこと
1)八重山諸島の軍事化について(工藤雄大)
2)沖縄の若者の社会意識(古梶隆人)
【第2期:砂川闘争の意義を学び直す―東アジアの平和と共生のために】
①11月27日(土):福島京子+西原和久
砂川闘争の意義を再検討する――宮岡政雄と砂川闘争
②12月18日(土):西原和久
前回の続き+砂川闘争に至る背景を問い直す―軍都立川と空襲・楢崎茂彌に学ぶ
③01月08日(土):吉澤孝一
映像『流血の記録・砂川』を読み解く――亀井文夫監督インタビューも交えて
④01月22日(土):吉澤エミ
関連映像から読みとく闘争時の砂川界隈―『町の政治べんきょうするお母さん』
⑤02月05日(土):福岡愛子
伊達判決とその周辺・弁護士たちの闘い―新井章弁護士インタビュー記録も交えて
⑥2月19日(土):阪口毅
立川基地「返還」と後/跡――コミュニティとの関係を考える
⑦3月05日(土):西原和久
基地跡地の天皇関連諸施設と暴かれた密談とその後:新資料発見後の砂川闘争
⑧3月19日(土):フィールドワーク「いまあらためて、砂川闘争の現場を歩く」⇒砂川学習館:13時半集合⇒16時半解散
【第3期:砂川闘争から考える平和展望】
①5月21日:西原和久
平和問題と平和しみんゼミの取り組み――平和思想史と世界連邦の話
②6月04日:高原太一
世界史のなかの砂川闘争
③6月18日:土屋源太郎
砂川闘争の前と後―過去・現在・未来を問う(2時間拡大版)
④7月02日:元山仁士郎
辺野古をめぐる県民投票とそれ以後⇒7/23『毎日新聞』22(東京版)に記事
⑤7月16日:趙誠倫
沖縄と済州、そして南洋諸島から考える平和
⑥8月06日:(司会:西原)
まとめと討論
【第4期:中国を知る―東アジアの平和に向けて日中交流を考える】
①11月5日(通算23回):西原和久
いまなぜ中国なのか――中国史概説を踏まえて20世紀前半の日中交流を問い直す
②12月3日(通算24回):福岡愛子
中国の挑戦――20世紀後半・文化大革命期の日中交流
③01月7日(通算25回目):南誠=梁雪江
ある中国帰国者の想い―当事者として自らの個人史を踏まえて日中交流を問う
④02月4日(通算26回目):朱安新
日中交流の現在―池袋と中心とした日本における中国人集住地区の事例研究から
⑤03月4日(通算27回目):福岡愛子
中国映画を通して中国を知る――日中国交正常化51年目へ
⑥04月1日(通算28回目):西原和久・高橋奏音
現代中国社会論――第4期のまとめを兼ねて(西原)
米軍基地周辺地域の性産業の展開とジェンダー差別―砂川闘争期の立川市を事例
として(高橋)
【第5期:基地に抗う――基地反対運動の過去から未来へ】
⓪05月21日:坂田和子
砂川闘争裁判―国家賠償請求の経緯と次回口頭弁論に向けて
①06月18日:緒方修
沖縄/南西諸島のミサイル基地化の現在
②07月22日:稲垣健志
「内灘闘争」と我々をつなぐ回路としてのアート
③08月26日:上原こずえ
⾦武湾闘争とその⽣存思想 ―1970-80年代の住⺠運動の「反開発」
が現在に提起するもの
④09月23日:大洞俊之
なぜ自国軍隊の自衛隊に反対するのかー立川自衛隊監視テント村は
できてから50年:過去から今を振り返る
⑤10月28日:西原和久
基地問題:これまでのゼミの振り返りと未来に向けての展望
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