RG担当ドン小出です(2024/12/16)
ベンチャーズといえばテケテケ、夏といえばテケテケというほど日本人にはギターのテケテケは有名です。本当はトレモロ・グリッサンドというらしいですが誰もそんなこと言いません。ギターを始めて手にしたときに必ずやるのがテケテケで、誰でも簡単に出来るのでギターの入り口ですね。
こんなに有名なテケテケですが、実はベンチャーズの演奏曲にテケテケが出てくるものはあまり多くありません。本家ベンチャーズのステージでも最後の最後にウォークドントラン'64とダイヤモンドヘッド、パイプラインを演奏するぐらいで、メドレーなんかにして時間の節約をしていました。
このテケテケですが、本家ドン・ウィルソン氏はTube Worksというリバーブ装置を使っていました。晩年カノープスサーフアンプを使うようになってからは内蔵のリバーブを使っていました。でもどちらにしても大掛かりで重いものなので、ライブハウスでの演奏が中心なハイボール・ベンチャーズではTube Worksは持っていけません。
やむなくBOSS FRV-1を使うわけですがこれだけでは、なかなかうまくリバーブがかかりません。今使っている設定が、MIXER=11時、DWELL=1時、TONE=1時で使っています。これだとピュンピュンという音は出るのですが本来のワォーンという反響音が出ません。そこでアンプ側のリバーブも12時くらいまでかけると雰囲気が出てきます。
こんな設定で毎回テケテケをやっています。アンプ側のリバーブもかけるというのが肝です。ご参考になれば
ちなみに本物のTube Worksはこれです・・ステレオでリバーブをかけてアンプに入れる前にモノラルにします。この場合はアンプ側は何もいじりません。
ちなみに米軍基地で演奏するときは機材車で入れますので、TubeWorksを使っています。音の違いがわかるでしょうか?