「まんまの会」は、不登校やひきこもりなど社会とのつながりが閉ざされ孤独・孤立で苦しんでいる人を支える家族を中心とした交流会です。ひきこもりでも否定されずに「そのまんまでいい」と思える社会を目指して居場所づくりを行っています。
阪南市尾崎公民館で開催された「ひきこもり支援講座」(2018年~)の参加者が中心メンバーです。「まんまの会」という名前は、「ひきこもり状態の本人に対して、そのまんまでいいよ、自己否定しないであなたのまんまであなたらしく、自信を持って生きていいんだよと心底いえる親になりたい」という参加者の思いを込めて、名付けられました。
定例会(隔月開催)は、お互いの近況や体験を伝え合う時間です。ひきこもりを支えるご家族のための居場所がメインテーマですが、関心のある方はどなたでもご参加いただけます(市外の方もたくさん参加されています)。入会費、参加費ともに無料です。聴くだけの参加もOKです。気になる方はぜひお越しください。
「なまえのないねこ」(竹下文子 文/町田尚子 絵 2019 小峰書店)という絵本があります。主人公は猫。飼い猫たちがみんな持っている「名前」に憧れている、ひとりぼっちの猫です。ある日、ふとしたきっかけで、自分の名前を探すことに・・・。というお話。
ひとりぼっちの猫があたたかい人との関わりのなかで自分の名前を見つけていくように、わたしたちもふとした誰かとの出会いから、安心して過ごせる居場所が見つかるかもしれません。あなたの参加が、誰かにとっての貴重な出会いになるかもしれません。
「まっくろ」(作:高崎卓馬 絵:黒井健 2021 講談社)という絵本があります。何枚も何日も画用紙を黒く塗りつぶし続ける男の子。先生がびっくりして、ちゃんとした絵を描きなさい、と言うけれど、その「まっくろ」が描き出すのは・・・。というお話。
黒猫は縁起が悪い、と言われるように、わたしたちは黒色を否定的に捉えがちです。だけど、感情を色に例えると、いろいろな色を重ねていったときにあらわれるのが黒色です。黒色の向こうには、分けられないくらいたくさんの鮮やかな感情が幾重にも重なっているのです。日々の暮らしに消耗するわたしたちは、自分の気持ちを「ちゃんと伝える」ことができず、目の前に見えるのは「まっくろ」だけかもしれません。いまの気持ちが「まっくろ」であったとしても、そのまんまで居られるのが「まんまの会」です。その「まっくろ」がいつか大きな何かを描くことになるかもしれないから。
※絵本は定例会のなかでメンバーが紹介してくれたものです。定例会では、絵本を読んで感想を伝え合うこともあります。
※メンバーの方が「まんまの会」のイメージキャラクターとして黒猫のイラストを描いてくださいました。
まんまの会の案内用チラシ:こちら
まんまの会の入会届:こちら
会場のご案内:阪南市市民活動センター「夢プラザ」または阪南市尾崎公民館(「まんまの会」についてのお問合せ先ではありません)
今後の予定は、下記カレンダーをご確認ください。(カレンダーには「まんまの会」と関係のある「ひきこもり・地域の居場所づくり支援草の根ネットワーク」などの予定も掲示されていますので、ご注意ください。)
上記の予定を自分のスマホなどの「Googleカレンダー」に表示させたい場合は、パソコンでGoogleカレンダーを開いた上で、 こちらをクリックしてください。
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お問い合わせ:「まんまの会」についてのお問い合わせは、下のメールアドレスにお願いします。
kokoroetc2020アットマークgmail.com
※「ひきこもり」に関する相談については、お住いの自治体の相談をご利用ください。(参考リンク)