コミュニケーションガイド

当店は、その名前からもお分かりのとおり、
〈良きコミュニケーション〉 を最も重要なものと考え
皆さんに楽しんでいただける場作りに努めています。

〈良きコミュニケーション〉 の場を生み出すには、
そこに参加するすべての人の協力が欠かせません。
そのような認識から、当店では入店いただく際に
下記の「コミュニケーションガイド」のご確認を
来店くださった皆さんにお願いしております。

必ずしもこのガイドラインの内容が 〈正しい〉 とは
限らないことは、私たちも承知しています。
しかし、ここに掲げている一つ一つの考え方が
私たちの大切にしているものであるのも確かです。

お手数をおかけし誠に恐縮ではございますが、
ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。

はじめに

「人間のすることである以上、コミュニケーションが誤解や摩擦のリスクを伴わないことはありえない」と我々は考えます。

立場や背景の異なる人間どうしが向き合う限り、相手を不要に傷つけたり嫌な思いをさせたりといったアクシデントを、完全に避けることはできないでしょう。


自分自身の言葉や振る舞いが、目の前の相手を疲弊させたり、不快な思いをさせたりしていないか。

怠らず自問自答しつづけることのできる方々を、当店ではとりわけ歓迎いたしております。


以下では、当店にお越しになる皆さまに考慮をお願いしたいポイントについて、具体的に記載しております。

〈否定〉 について

自分自身の価値観や感性から外れたものと直面したとき、はしばしば傷ついたと感じたり、もやもやした思いを抱いたりするものです。
しかし、そうであったとしても、相容れないと感じるものに対してむやみに攻撃的に応じること基本的には望ましくないと当店においては考えます。

もちろん、すべてを受け入れることは限りなく不可能に近いほどに困難です。
(そもそも、必ずしもすべてを受け入れる必要かあるかどうか自体、問いに付される余地のある話でしょう。)

ただ、そうであったとしても、言下に否定するのではなく「いったん受け止めてから考える」姿勢は、他者どうしが出会う場において、やはり基本的には重んぜられるべきものと考えます。

〈強制〉 について

物の見方や考え方を他の人に押し付けたり、陰に陽に圧力をかけて特定の振る舞いを強いることについても、極力慎重になるべきだと考えます。

たとえある人が何かを 〈常識的〉 なものと感受・認識している場合であっても、他の人にそれを当てはめることがどこまで妥当かは、つねに問いに付される余地のある話である、とするのが当店の立場です。

〈収奪〉 について

思うに、人は誰しも他者との関わりにおいてつねに、言い換えれば不可避に、多かれ少なかれ相手から何かを 〈奪っている〉 と考えうるのではないでしょうか。

さらに言えば、〈奪っている〉 ことを自覚し反省しつつ、目の前の相手との時間をともに味わい楽しむことこそが 〈感謝〉 ではないか、と考えうるようにも思います。


時間であれ、情報であれ、エネルギーであれ、目の前の相手から何かを奪い取りすぎてはいないか。

そのように互いが互いに自問自答しつづけられることが、〈良きコミュニケーション〉 の一つの成立要件だと、当店では考えています。

排斥〉 について

慣れた相手と慣れた言葉で、慣れた話題についてひたすら語り合う時間は、たしかに快適で心地のいいものです。
それはもしかすると、私たちが生きていくうえで欠かせない、重要な栄養素の一つですらあるのかもしれません。


しかし、そればかりを追い求めるあまり、新たな来訪者を疎んじ排除することになるとすれば、それはそれで健全さから遠ざかってしまう結果となるでしょう。

つねに新しきを歓迎し、新陳代謝を良好に保つことが、コミュニティの健康な存続につながると信じています。

沈黙〉 について

当店は 〈良きコミュニケーション〉 を重んじる場ではありますが、それは「つねに雄弁であれ」と皆さまに求めることを意味しません。
沈黙や熟考にも、盛んな語り合いや交流に勝るとも劣らない大きな価値があるはずです


少し立ち止まって考えたくなった時や、言葉を重ねることにためらいを感じた時は、遠慮せず口をつぐんでください。

また、そばにいる誰かがふと黙り込んだ時は、むやみに言葉を引き出そうとするのではなく、沈黙そのものを受け止めてみてください。

その他

最後までお読みいただきありがとうございます。

上記の内容を踏まえてご入店を希望される方は、
当店のLINEオープンチャットにご案内しますので
在店中のスタッフにお声がけくださいませ。

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