発災後は、トイレを流していいことが分かるまでは、簡易トイレを利用するなどして、つまりやあふれを起こさないようにしましょう。
最低数は、過去事例をもとにすると、結構な数が実用です。
大人一人 1日平均7回トイレを利用するとすると、簡易トイレは、
3日 21個
7日 35個
必要です。これに家族分の準備とその置き場所確保が必要です。使い方、捨て方もよく確認して、十分に準備しましょう。
おむつ、生理用品も準備しておきましょう。
最近では、水や食料を循環型で準備するように案内されます。
循環型とは、
購入してから数年しまっておくのではなく、水や食料を、先に購入しているものを消費して、減った分を買い足しておく方法です。
よく知った味の慣れたものを保管することになるため、口に合わないなどを避けることができ、消費期限確認作業を特別に行うことを少なくして対応できます。
口に合うもの、省力で食べることができるもの、お菓子や甘いものなども合わせてストックしておくことで、避難生活中のストレスを多少なりとも和らげることにつながります。
昨今建物が良くなり、在宅避難が有効といわれることが多くなっています。
中央区のマンション率は90%以上となっており、災害の種類によっては、何としてでも避難所へという方向ではなくなってきました。
仮にご自宅を家族で利用する避難所とした場合、安全かどうかを見直ししましょう。
倒れやすいもの、壊れやすいもの、ドアの開け閉めに支障があるような場所への荷物の放置、部屋と部屋を行き来する導線上の確保、等家の中も見直ししましょう。
倒れやすいものや、横滑りしやすいものは、補助具で固定して安全度を上げましょう。
避難経路確保のため、マンションの共有部(廊下やベランダ)への荷物の放置はやめましょう。
自宅周辺の倉庫や自転車等が避難経路をふさがないように置き方を見直ししましょう。
固定電話、携帯電話での電話はつながりにくくなると過去の災害時も経験しました。
災害が発生しますと、その規模により災害用伝言ダイヤルの利用も可能になります。
SNS(LINE、X(旧Twitter)、DM等)やインターネットは、比較的つながりやすいといわれています。
家族、会社、ご近所等の皆さんと2つ以上の連絡方法を確保しましょう。
日常的に利用して、よく慣れておきましょう。災害用伝言ダイヤルの練習は、各電話会社が年に1・2回日付を決めて実施されますので、練習してみましょう。
SNSやインターネット利用時の注意として、大きな災害や事件・事故があると、デマや誇張が出回ることがあります。そのようなものに振り回されないように、また安易に拡散して、自身がデマの発生源にならないように、情報元に注意してましょう。