シリーズのメソッドを用いたフィルタリング

プロットの詳細を見ていく前に、ブール値を返すいくつかの便利なメソッドを使って、フィルタリングに関する知識を深めましょう。

series.between(left, right) 以下の式が満たされるかどうかのブールシリーズを返すleft <= series <= right
series.gt(other) 以下の式が満たされるかどうかのブールシリーズを返すseries > other
series.lt(other) 以下の式が満たされるかどうかのブールシリーズを返すseries < other
series.eq(other) 以下の式が満たされるかどうかのブールシリーズを返すseries == other
series.isin(values) シリーズの各要素が、渡された一連の要素の値と一致するかどうかを示すブールシリーズを返す。

データフレームのピボット

ピボットとは、カテゴライズされた列をヘッダーのラベルに変換するプロセスです。

Pivotingには3つの引数が必要です。

index：新しいフレームのインデックスを作るのに使う列。Noneの場合は既存のインデックスを使う。 

columns：新しいフレームの列を作成するために使う。

values：新しいフレームの値を入力するのに使用する列。指定しない場合は、残りのすべての列が使用されます。

複数のプロットの比較

ピボットデータフレームを使うことで、複数の種類のプロットを簡単に作成できます。

この例では、棒グラフ、折れ線グラフ、積み上げ棒グラフ、積み上げ比率グラフの4種類の分類用プロットを見てみましょう。また、系列の1つからヒストグラムを作成する方法も紹介します。