日干(にっかん)とは、その人自身を表します。
日柱ある十干=日干という意味です。
自分自身やその人の運命を象徴する、四柱推命でもっとも大切な部分です。
※ちなみに、「干支(かんし)」とは十干と十二支の組み合わせのこと。
干(かん)は天の気で「天干(てんかん)」、支(し)は地の気で「地支(ちし)」と呼ばれます。
天と地が出会い、重なり合って一つの「干支(かんし)」となり、それが全部で六十通り。
これを「六十干支(ろくじっかんし)」といいます。
十干は、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 」の10種類あります。
十干は、それぞれ五行(木・火・土・金・水)に当てはめられております。
さらに、陽と陰2つの種類があります。
甲(きのえ/こうぼく) 五行:木 陰陽:陽
乙(きのえ/おつぼく) 五行:木 陰陽:陰
丙(ひのえ/へいか) 五行:火 陰陽:陽
丁(ひのと/へいか) 五行:火 陰陽:陰
戊(つちのえ/ぼど) 五行:土 陰陽:陽
己(つちのと/きど) 五行:土 陰陽:陰
庚(かのえ/こうきん) 五行:金 陰陽:陽
辛(かのと/しんきん) 五行:金 陰陽:陰
壬(みずのえ/じんすい) 五行:水 陰陽:陽
癸(みずのと/きすい) 五行:水 陰陽:陰
十干のイメージを自然界になぞらえることができます。
こちらのStep①では、
甲=樹木
乙=草花
丙=太陽
丁=灯火
戊=山
己=大地
庚=剣
辛=宝石
壬=海
癸=雨
と表現します。
五行(木・火・土・金・水)には、それぞれ意味があります。
こちらのStep①では、
木=動く=育つ
火=温める=照らす
土=集める=存在する
金=変化する=形作る
水=冷える=潤う
と考え、イメージしてみましょう。
陽と陰の性質の違いは、
陽=能動的・積極的
陰=受動的・消極的
と言われております。
こちらのStep①では、
陽=能動的・積極的=外へ外へ
陰=受動的・消極的=内へ内へ
と考え、イメージしてみましょう。
それでは、それぞれの日干のイメージについて説明します。
こちらのStep①では、五行と陰陽とで、整理して考えて、イメージしてみましょう。
木性・陽
木=育つ
陽=外へ外へ
「外へ外へ育つ」
=すくすく成長する
木性・陰
木=育つ
陰=内へ内へ
「内へ内へ育つ」
=根を張り、広がり、咲く
火性・陽
火=照らす
陽=外へ外へ
「外へ外へ照らす」
=万遍なく、平等に、明るく
火性・陰
火=照らす
陰=内へ内へ
「内へ内へ照らす」
=夜の暗闇の中、その場所だけが明るい
土性・陽
土性・陽
土=存在する
陽=外へ外へ
「外へ外へ存在する」
=ただそこに堂々とある
土性・陰
土=存在する
陰=内へ内へ
「内へ内へ存在する」
=大切なものを守り、育む
金性・陽
金=形作る
陽=外へ外へ
「外へ外へ形作る」
=より良い社会を作る為に、自分を鍛錬する
金性・陰
金=形作る
陰=内へ内へ
「内へ内へ形作る」
=自分を磨き、輝く、生き様がお手本となる
水性・陽
水=潤う
陽=外へ外へ
「外へ外へ潤う」
=どこまでも、辿り着く場所まで、流れゆく
水性・陰
水=潤う
陰=内へ内へ
「内へ内へ潤う」
=1滴1滴、浸み入っていく