同時通訳者として、また、英語講師として活躍中の田中慶子さんは、2022年夏、「本当に使える英語を身につけるにはどうすればよいか」をテーマにした新刊『新しい英語力の教室』を出版されました。その中で、「継続の秘訣」について次のように述べています。
📗英語を学びたいという人はたくさんいます。(中略)英語を学ぼうとするやる気があるのはもちろん素晴らしいのですが、気持ちは常に変化するものです。モチベーションは状況で変わりやすく、同じレベルでとどまっていることはないので、頼りになりません。英語学習で挫折してしまうのは、あなたの意志が弱いからではありません。あなたに足りないのは意志の強さではなく、継続のための仕組みなのです。(下線は引用者)
「英語」のところを、今取り組んでいる科目の学習に置き換えて読んでくださいね。勉強が続かないのは意志の弱さのせいではない、と、田中さんは断言しておられます。そして、足りないのは「仕組み」であるとも断言しておられます。
では、具体的にどのような「仕組み」を作ればよいのでしょう。田中さんが示しておられるのは、次のようなことです。
学習する時間を確保するために、学習のスケジュールをあらかじめ組み込んでしまう。
自分がどんなふうに学習に取り組むかを身近な人に宣言してしまう。
引用元の書籍はこちらです。
➡田中慶子『新しい英語力の教室』(インプレス)