設立背景と沿革
設立背景と沿革
◆設立背景
戦後高度成長期を迎える中、地方企業は中小企業が多く、労務や技術関連、視察などは単独では情報収集することは難しい状況であった。中企業(中堅企業)においては多数の従業員を有する為、労務関連、規則・規約の整備が求められ、自社にて労務士や税理士、中小企業診断士などをお願いする事が可能であり情報収集や資質向上が可能であったが、従業員20人以下の小規模事業者(個人企業)は自社単独ではなかなかそこまで余裕がなく、自社で賄うしかない状況であった。全国組織としては中小規模事業者の支援を行う商工会の設立が相次ぐ中、福岡町では商工会の設立と同時に、先達の志により製造業を主とした福岡町工場協会の設立に至ることとなる。
小集団活動発表大会においては昭和60年から始まりました。今ではQCサークルなど企業の取り組みは盛んな中、中小企業が主となる活動は全国的にも先進・先行的な取り組みであった。地域団結により発展を共有していく先達の強い意志ではじまったものである。
また先進企業視察についても単独ではできない。協会に加入する事業者の事例や時には遠隔地の企業を訪ね自社の向上に役立てきた。歴代会長はその時代ニーズに応じた対応・求められている事や不足している事に対して協会員への講習会や調査、情報提供など行い現在に至る。
◆沿革
S41年
・嶋川武雄(丸二友禅㈱)を初代会長として発足
S44年~
・若手労働者・技能者の不足から求職情報交換
・ものづくり企業が多いことから安全衛生と保健衛生、指導訓練と施設等の充実
・労働安全衛生法(新法)の周知徹底(情報公開)
S47年~
・物価の高騰・高賃金傾向・公害問題・週休2日制導入に関する調査研究
・仕事への意識向上、職場の仲間づくり、団体活動や人間関係の構築
・騒音振動の公害防止と環境保全に対する調査や情報収集
S56年~
・従業員の資質向上の為の各種講習会、資格試験に受講推進
・経営基盤確立のための優良事業所、先進地視察
・管理者、中堅幹部の資質向上教育研修
・従業員の福祉向上の為に施設充実を図るための調査研究
・工場協会主催ソフトボール大会等スポーツを通じて体力づくり、会員相互の親睦
S61年~
・高度情報化社会、技術革新、経済サービス、ソフト化などの研修及び情報交換
・エレクトロニクス分野等の先端技術産業導入研究事業の実施
・QCサークル活動発表大会による資質向上と研修など
H元年~
・行政との連携により工場製品の展示PR推進
・夏季一時金、冬季一時金、福岡町事業所給与状況調査
・先進技術産業の研究および情報収集
・人口の高齢化、若年労働者の減少ならびに労働時間短縮などの労働環境変化への調査研究
H8年~
・新技術の取組と品質管理やISO関連の取組における研修や情報交換
・海外・国内の先進企業視察研修会の実施
・若手社員、人材育成事業の研究
・技術革新や経営革新などの変革期に対応した研修会の実施
・生産者満足度から顧客満足度への時代ニーズに対応するための研修会や情報交換
H24年~
・若手社員育成講習会の実施
・リスクアセスメント研修
・働き方改革研修会の実施
・生産性向上講習会の実施
・デジタル改革セミナーの実施