基本的には私の研究に関連するテーマから幾つかを学生に提示して選択させる.
自分でテーマを決めたい学生は,この限りではない.相談しながらテーマを 選定する.この場合,特にオリジナリティを要求する.どうしても自分で決められない場合には,何らかのテーマを提示します.
学生のアイデア,進め方を尊重する.ただし,根本的にオカシイ時は軌道修正する.
研究会方式とし,1~2週間に1度,進捗状況(研究の背景,目的,方法,現状と結果, 考察,今後の方針,文献)を報告書にまとめて議論する.
研究は自分自身で主体的・積極的に進めることが 必要である.
学部の成績はあまり関係なし.研究の進み具合は積極性に比例することが多い.
学部4年生でもプログラム作成が必要である.大学院生も助けてくれるが, 結局は自分でやるしかない.先生や先輩に言われたことだけを実施しても,それは研究 とは言わない.プログラム演習と同じである.
通常,私のテーマを選択する学生は卒業研究発表の前日でも計算機に向かって結果を出そうとしていることが多い.つまり,片手間にやって結果が出るようなテーマは無い.少しだけ研究を行い(シミュレーションなど),結果が出るようなテーマでは発展性が少ない.また,結果が分かっている(簡単に予想できる)研究を行っても仕方ない. 研究とは「未知との遭遇」である.
研究中に疑問を感じたら,先生や先輩に遠慮なく聞く,または議論を挑む.ただ, その前に自分自身で十分に勉強を行い,焦点の絞れた質問・議論とすること.
使用する環境はLinuxまたはWindows系である.言語は何でもよいが,深層学習を用いる場合はPython使用が多くなる
実データを用いた検証を行うが,シミュレーションで高精度を達成できても,実用段階で精度が低下することは度々発生する.実用段階での高精度化を念頭におく.既存の類似した商用システムや他大学のシステムがある場合は、それらに負けないように.
積極的に学会活動をさせる.国内での学会発表は当然であるが,大学院生には 国際会議での発表も奨励する.我々のグループでは英語発表を強く推奨します.
よく勉強(研究)し,少し遊ぶ.学会発表に行けば,発表の合間に少しだけでも見聞を広める こともできる.
必死に研究し,国際会議で発表できれば(当然,英語),とても貴重な経験となる. 海外で開催される会議を奨励する.国際会議は,たいていは有名な観光地で開催される.ただし,家族の同意のもとで海外に発表に行くこと.
使命感を持って研究テーマを選定し,技術の発展に貢献しましょう!
世の中の役に立つ成果を! 遠い未来に役立つと思われる研究でもO.K.
大阪(8月),東京(10月),兵庫(10月、英語)、インドネシア、バリ島(12月,英語、Best Paper Award)、他
すいません,まだ回数が少ないです.
大学院の修了時に「大学院に進んで良かった.いい経験をした.自信がついた.」と,学生に言わせること!
博士前期修了の条件(?):学術論文1本以上投稿,または国際会議で1回以上採録かつ発表.
奨学金の返済免除を目指す人は,最低でも国際会議発表3回,学術論文1本の投稿・掲載を目指すこと.
博士後期に進学する人は,基本的に期間短縮終了を目指し,学振の特別研究員に採用されることを目指す.また,言われたことしかできない学生は博士後期へ進学するのは止めた方がよい.
学生自身に個を確立させる,または,その手伝いをする.つまり,主体的にものを考えさせる.「誰かがきっと何かを考えてくれる,またはしてくれる. それに従ってやればよい」,のような甘い考え方を捨てさせる.
将来,教育研究職に就きたい人,研究を頑張って国内学会発表・海外国際会議発表を目指す人, 歓迎します! 是非,頑張って大学院に進学して下さい.一緒に研究していきましょう.
国際会議での発表を希望する人は,毎日,英会話の勉強をして下さい.
学会発表等の費用(交通費,宿泊費など)は,その一部を援助します.ただし,研究費の少ない年は学会発表の回数や援助額は減ります.「ゴメンなさい,自費でお願い」,です.
研究で苦しみ,多数の学会発表・海外国際会議発表などを経験した人は卒業(修了)時,かなりの達成感・満足感が得られるはずです.それが卒業(修了)後の自信にも繋がります.海外の研究者と交流し,視野を広げましょう(Globalizationを!).
ただし,遊び気分の人の進学は認めません.成績よりも,積極性・行動力を重視します.