御魂中学校怪異録《開かずの部屋》
御魂中学校怪異録《開かずの部屋》
──出して……
■【想定プレイヤー数】
3〜4名■【シナリオの背景】
《開かずの部屋》と呼ばれるナイトワンズが存在した。それはレジェンダリであったのかもしれないし、ナイトゴーントであったのかもしれないし、或いはただ殺意を帯びた迷宮現象だったのかもしれない。 《開かずの部屋》は、ランダムな周期で姿を現した。その中に入った者は、二度と出られないという噂と共に。20年前、一人のメイガスの少年がその開かずの部屋の犠牲になった。少年は外へずっと助けを求めていた。けれどその声が届く事は無く、遂には少年は堕ちてしまった。 少年は寂しかった。仲間が欲しかった。だから少年は仲間を求めようとした。暴走した自分の魔法によって。 そうして《開かずの部屋》は、より恐ろしい存在となって蘇った。 ブギーマンを生み出し、そして食む、恐ろしい部屋へと。■【シナリオ難易度】
GM難易度:★★★★★PL難易度:★★★☆☆■【シナリオ傾向】
不条理ホラー/学校の怪談■【関連トライブ】
御魂中学校■【諸注意】
このシナリオではインセインのルールを元にした『狂気ルール』『秘密ルール』を使用している。 【恐怖判定】という判定が関わってくる為、GMは各シーンでの同行PCの関係をきちんと確認しながらセッションを進める事を推奨する。 それ以外でもやや独特のシナリオ形態を取っているため、GMは運用に留意。※このシナリオは公式ルールの「禁術とブギーマン判定」のルールが定められるより以前に作成したシナリオである為、ブギーマン判定に関するルールが現時点での公式のものと異なっている。GMは公式ルールに照らし合わせてシナリオを改変しても構わないし、このままで遊んでも構わない。【夢シーン】
【導入シーン】
【共通して入手可能な情報】
【◎御魂中学校】
【◎お昼の音楽】
【20年前】
【開かずの部屋】
【集団ヒステリー】
【3年2組】
【2年前の事件*】
【入間小夜子】
【3−2の扉*】
【1〜2ターン目でのみ入手可能な情報】
【奇妙な水たまり】
【2〜3ターン目以降で入手可能な情報】
【卵のようなもの(1)】
【最終ターンでのみ入手可能な情報】
【卵のようなもの(2)】
《秘密1》
《秘密2》
【狂気について】
《疑心暗鬼》
《執着心》
《孤独感》
《盲目》
《パニック》
《言葉を失う》
《血への渇望》
《絶叫》
《怪物》
《現実逃避》
《闇からの祝福》
《人間嫌い》
《平凡》
【阻止シーン】
【戦闘情報】
■登場エネミー
・《2年前の生徒》・《20年前の生徒》【舞台装置:《開かずの部屋》】
【ボスの補佐敵:ブギーマン《2年前の生徒》】
【シナリオボス:ブギーマン《20年前の生徒》】
想定されるエンディング(一例)
【ターン内に全ての敵を倒した】
・ブギーマン《2年前の生徒》との交戦を行わなかった場合、どちらのルートにするかはGMの判断に委ねる。【ターン内に全ての敵を倒せず、撤退した】
・《開かずの部屋》は消える。阻止判定に成功していれば3年2組の悲劇も回避される。 逃げて行くメイガス達に、2人の元少年が、縋るように手を伸ばす様が見えた。 けれど、閉ざされた扉がその二人とあなた達の道を分かつ。 開かずの部屋が再び開く時、彼らとまた対峙する者が出るだろう。それはあなた達ではないかもしれないし、あなた達かもしれない。 ただ今は、あなた達は負け、そして生き残ったのだ。 それが、彼らとあなた達を隔てる、最も大きな違いだろう。 後の演出はPC達の自由に行わせる。【ターン内に全ての敵を倒せず、撤退できなかった】
・御魂中学校のメイガス達に《開かずの部屋》の新しい噂が流れBAD END。 全員死亡。……な、夢オチ。【PCが全員ブギーマン化した】
・御魂中学校のメイガス達に《開かずの部屋》の新しい噂が流れBAD END。 全員死亡。……な、夢オチ。