――桜に囚われし魂を慰め、恋結びし――
毎年、桜が満開になった日に行われる祭り。
この祭りでは「花囚行列」若者が仮面をつけて桜並木を練り歩く儀式が行われる。無事に行列を終えることで、この地域に災厄が訪れないと言われる。
「桜の神」を鎮めるために行われると伝えられているが、その裏では"消えた人々"が在るようだ。
伝説によると、祭りの夜には桜に魅入られた者が攫われ、二度と戻らない――。
元来この祭りは、「桜に攫われた者」を鎮めるための祭りだったが、現代では「この行列に参加した者同士が結ばれると永遠に添い遂げられる」という噂が広まり、いつしか恋愛成就を願う祭りとなった。
そして、どうやらこの祭りは天ノ海学園の中でもひっそりと行われているようだ。
花の蕾が一斉に膨らみだした。春の香りがどこからか漂う。
もうすぐ、桜が咲く。
・探せ!恋守り!(男女限定ペアワーク)
学園内の至る所には「桜守り」が隠されている。この「桜守り」は、なぜかペアで行動しないと見つけられない。
この守りをペアで見つけ、中庭の中央にある桜の祠の前に供える。そうすることで「桜守り様の祝福」が受けられ、好きな相手に想いが届くという噂がある。
・花結びの契り(契約者限定)
この満開の桜守りの枝に、互いに同じ願いを込めて作った組紐を結ぶと、結んだ者たちの恋は滅ぶことはないといわれている。
・攫われの願い
意中の人が他の人に想いを寄せているような気がしたら、桜守りを奉納せず、相手に渡すといい。そうすれば、相手の心が自分に引き寄せられる――という言い伝え。
・組紐編めるかな(ペアワーク可)
学び舎の一室に、組紐器が設置された!
想いを込めて組紐を作ろう。
イベントロゴは素材配布より
【桜守り】
手のひらに収まる程度のお守りです。
裏には八重桜の刺繍が施されています。
振ると、かちゃかちゃ音がします。
板のようなものと丸く、小さく、固い何かが入っているようです。
あ、開けてはいけません。
お守りですから。
御守紋(八重桜)の素材はこちら
【春の味】
学園内の食堂で期間限定で桜餅が販売されているようです。
ふっくりとしたもち米には、ほのかな塩気と桜葉の香りが移り、程よく甘い粒あんが相性ばっちり!
緑茶と一緒にお召し上がりください(25銭で販売中)
複数回できるけど、効力が分散する可能性は大いにあるよ。
あんまり複数回するっていう話を僕は聞いたことないなあ……
通常通りの学園内での祭りだから、制服だね。
どうだろうね。今年から共学になったこともあって発見報告の事例が少ないんだよね。だから、何とも言えないけれど。
ただ、茂みの中だとか、椅子の裏だとかかなり辺鄙なところにあるから、たまたま見つけるのは難しいんじゃないかな。
あの桜守りは多分「見つけたい」という意志に反応してると僕は思っているから、何も考えてないと反応しないと思う。
うわさ話に近いからね。知っている子は知っているし、知らない子は知らない。
効果があるかも定かじゃないよ。
学園内では1ヵ月。
本来は1日だけの祭りだけどね。忙しないから1ヵ月くらいにしているよ。
組紐台、僕が片付けたら終わりの合図。