コアデイ
開場:信州大学農学部
開場:信州大学農学部
コアデイ
10:00 ~
開場
10:30 ~ 10:45
10:45 ~ 11:10
FOSS4G(Free and Open Source Software for Geospatial)は、誰もが自由に使える地理空間情報、いわゆるジオなソフトウェアのことで、それに関する会議やイベントの名称です。OSGeo Foundation およびその日本の支部である(一社)OSGeo日本支部(OSGeo.JP)は、2006年からその普及のための活動を行っています。この発表では、FOSS4GやOSGeo.JPについてご紹介するとともに、オープンなジオだからできたイノベーションとしてCS立体図の普及と活用について、ご紹介します。
11:10 ~ 11:35
室木 直樹(林野庁)
林野庁は、近年、森林情報のオープンデータ化を推進しています。講演者は、その一員として、QGISやPythonを駆使し、航空レーザ測量データのオープンデータへの加工を内製化し、ときには、自治体の公開データを再変換して追加公開するなど、データの充実、公開地域の拡大に取り組んできました。本日は、その経験から、原データの整備過程や公開データの在り方について感じている課題を述べ、オープンデータの推進に貢献したいと思います。
11:35 ~ 12:00
辻 智樹(全国Q地図)
全国Q地図では、標高タイルからブラウザ上でCS立体図、赤色立体地図、等高線などを生成し、誰でも手軽に詳細な地形を閲覧できる環境を提供しています。本発表では、防災や森林管理など様々な分野での活用可能性と、個人運営プロジェクトとして全国Q地図で取り組んできた技術開発について紹介します。
休憩 12:00 ~ 13:00
13:00 ~ 13:20
長野県林務部
13:20 ~ 13:40
宮崎 大吾 ((一社)日本森林技術協会)
林道の線形(ライン)や管理情報(ポイント)をデジタル化することで、林道を適切に維持管理し、森林施業の効率化を目指すための取組や課題について発表します。
13:40 ~ 14:00
古橋 大地 (青山学院大学)
コンパクトで安価な RaspberryPi にWebサーバーを仕込んで、PMTiles のファイルベースでできるだけ簡単に実装でき、完全ローカル環境で自分だけのウェブマップサーバーを開発してきました。OSS、Open Data、安価、メンテナテナンスの容易さを軸に、ミラノ工科大学にて開発をすすめてきましたので、当日持参する UNVT Portable 2025 にアクセスいただいて、リアルなフィードバックをいただきたいです。
14:00 ~ 14:20
荒木 光一(五大開発株式会社)
過去の土砂災害を記録・把握することは災害リスク評価において重要であり、戦後から蓄積された土砂災害の空中写真から崩壊地を確認することで、過去の土砂災害をインベントリ化することが可能である。ただし、広範囲の空中写真から土砂災害の崩壊範囲を判読するには多大な時間と労力が必要となる。本発表では、AIで、空中写真(RGB画像・グレースケール画像)から崩壊によって発生した裸地を抽出した取り組みについて紹介する。
14:20 ~ 14:40
和田 陽一(エアロトヨタ株式会社)
VIRTUAL SHIZUOKAの地形データを使って、高性能林業機械ハーベスタの体験機を開発しました。アーケードゲーム筐体に搭載し、大手機械メーカーと同様の搭乗型のシミュレータを目指しましています。今回は、発表用にPCに納め、ゲームパッドで操作してデモンストレーションを行います。
14:40 ~ 15:00
西岡 芳晴(産業技術総合研究所)
大量点群データを高速に扱うためのファイルフォーマットを点群PNGを正式公開しました(ver.1.0)。点群PNGは大量の2次元ないし3次元の点群データを小さいファイルサイズで保存することができ、特にインタ―ネットを介しての利用に優れています。点群PNGは数値データを色として画像ファイルに保持して利用するというデータPNGという考え方を利用しています。
15:00 ~ 15:20
有田 直樹 (個人参加)
今年5月に GDAL/OGR が大きく作り変えられ、新しいコマンド体系が導入されました。今までのコマンドの欠点と、新しいコマンドの紹介をしたいと思います。
15:20 ~ 15:40
上森 圭太(株式会社MIERUNE)
環境ジオポータルの植生図データ等を容易に取得できるQGISプラグインを公開しました。同ポータルには環境省が24年間かけて整備・公開された植生図データが含まれており、多彩なシーンに利活用できます。しかし、FOSS4Gツールでの利用には一定のハードルがありました。ここでは、この課題を解決するためのQGISプラグイン開発経緯と導入手順をお話しします。
16:00 ~ 17:00
・スマホで簡単!森林情報がすぐに調べられる「ちいもりず」 、 杉本 健輔 ((同)ちいもり)
・メッシュ農業気象データのStreamlitによるアプリ化と気温の標高補正 、 渡邉 修 (信州大学農学部)
・オープンデータを活用した能登半島の災害リスク評価 、 大丸 裕武 (石川県立大学)
・古い空中写真から盛土量が計算できる! 、 戸田 堅一郎((株)ジオ・フォレスト)
・長野県林務部におけるGOMの取組について 、 古澤 宏章(長野県)
・長野県はRTK-GNSS測位環境がフリーでオープン! 、 松永 宙樹(長野県森林組合連合会)
・ヒノキ人工林で土壌理化学性の空間分布を推定する試み 、 細川 奈々枝(森林総合研究所四国支所)
・ここまでできるよQGIS! 、 山本 健太(松本広域森林組合)
・Dynamic WorldデータとGEEを活用したウランバートルの都市域拡大のモニタリング 、 山口 真依(信州大学農学部)
・UAVセンシングによる緑肥作物の生育状況のモニタリング 、 平塚 玲美子(信州大学農学部)
・機械学習を用いた南箕輪村におけるオニグルミの生息適地マッピング 、 柳澤 太一(信州大学農学部)
18:00 ~
懇親会・LT (会場:信州大学生協)