費用:1枚10円から1件300円(検察審査会は0円)
速さ:約1か月から3か月
行政機関サイトには指定の書式や案内が用意されていたり、請求対応部門があります。書式に名前や欲しい情報を書いて本人確認書類(またはコピー)と一緒に提出します。郵送で提出や情報の受け取りができますが、提出書類の量を少なくできたりするので、提出する時は電話で問い合わせた後、直接対応部門に行って渡すのががおすすめです。
行政機関を利用する(相談する)と、応対者は対象者の名前や相談内容等を記録にします。その記録は応対者の上司が確認します。例えば「私の相談記録の情報を下さい」と行政機関にお願いすると、応対者が作ったその記録のコピーをもらうことができます。なので、記録は正確な情報というより応対者が作った上司への報告書ではあります。応対者が聞いて書いただけなので正確じゃなかったりしますし、上司向けに優等生作文式になっています。(★注意:自分に関する悪口も書かれていることもあるので弱メンタルさんは見ない方が良いです。)
また文書内の内容が黒塗りにされています。請求先が秘密にしたいことは黒く隠すのですが、特に応対者やその上司など「人の名前」は黒塗りになる傾向があります。なので行政機関を利用する時は、応対者の名前を聞いておいた方が良いです。
費用:1枚10円現金(相談1回でA4用紙1、2枚)
速さ:2週間
警察署は交通事故を見て通報しただけでもその通報者の住所や勤務先等を聞いて記録することがあります。
私は7回相談と1回通報したのでその記録が欲しいとお願いしましたが、見つからないと4回分の相談記録だけでした。しかも警察署に提出したはずの資料はなし、相談した内容も違いました。相談時に自分でも記録した方が良いのはこのためです。
裁判所や自治体の被害者制度を利用したい時、第3者に説明する時にこの記録があると便利です。なぜなら「被害に遭い警察に相談した。」と第3者に話しても信じてもらえないことが多いためです。警察に相談したなら解決するはずだと考えたり、作り話だと疑われることもあります。(被害にあうと上手く話せなかったり、痩せたり雰囲気が怪しく変わってしまうことがよくあります。)自治体の被害者のための制度は独特の条件がある上に大きな被害事後じゃないと利用できないのですが、この記録を見せると対応を考えてくれたり信じてもらいやすくなります。
費用:1件300円収入印紙
速さ:約1カ月
来署相談や申告を利用しましたが、その記録を見ることができました。電話相談も利用したものの記録が残っていませんでした。自分が労基署に提出した書類も受け取ることができたのでうっかり提出書類を失くしてしまった時も良いと思います。(※行政機関系は全部文書を白黒で印刷します。カラーで提出しても白黒印刷にはなります。)
注意で、告訴をすると「事件の資料になる」のでその間の相談記録は見ることさえできなくなります。告訴前後のやり取りは見れます。告訴をした人は前後のやり取りを取得することをおすすめします。
お問い合わせしてから開示をお願いしましたが、説明がわかりやすくてとてもスムーズでした。
費用:1件300円収入印紙
速さ:約3カ月
被害者支援員と電話と来庁で相談したので、その記録が欲しいとお願いしました。6回相談したうち、5回分の相談記録のみでした。1カ月くらい経つと遅れますという連絡が郵送で来ました。名前も内容もトナーがもったいないくらい黒塗りが多く、内容自体も少なかったです。なので検察庁を利用した時は自分でも記録を残しておくことを強くおすすめします。
なお、検察庁との電話は交換や代行会社が行っている上に、基本代表番号しか案内しないためかけ直しが難しいです。検察官が身分証の提出をするよう迫ることもありますが、検察庁に情報を提出すると絶対返ってきません。その上、検察庁内でその情報が共有されてしまうようなので、自分の情報を伝えたり身分証類を提出しない方が良いです。なので現在のところ来庁をおすすめします。
私の地域の検察庁は、同じ人が被害者支援員、告訴状の受理など2つ以上の職務を担当をしていました。異動も結構ありました。欲しい情報に合わせて請求する時に問い合わせるか、役職や窓口を限定して請求書を書かない方が良いかもしれません。
費用:1件300円収入印紙(合計1,200円)
速さ:約3か月
最高検察庁の監査指導部の情報提供フォームを利用したので、その記録が欲しいとお願いしました。サイトに指定の書式があって郵送ができます。でも手続き方法が定まってなく、提出する本人確認書類の種類を検察庁が自由に決めている上に提出数も他行政機関より多いので不慣れで怪しい感があります。身分証類や通話などで検察庁に伝えた情報は検察庁内データベースに入力され組織内に情報共有されるので証明書類を求められても必要以上に出さない方無難です。なので遠方でも来庁をおすすめします。
地方にはありませんが、最高検察庁では荷物検査があります。約束なしだと庁内に入れなかったり担当者に会ったりできないのでやや手間はかかります。
1件300円ですが、手数料が最高額かかりました。内容もトナーがもったいないくらい黒塗りか空欄多く、内容も少なかったです。なので自分でも記録を残しておくことをおすすめします。
(★最高検察庁ですが、本人確認方法が良くないです。検察庁は名前や住所なしの匿名で電話相談や情報提供の利用ができます。匿名利用した時でも、開示請求時に請求者の住所の証明は求められるものの、電話番号等は確認しないです。これだと本人でなくても情報の取得ができてしまいます。)
費用:1件0円!
速さ:1カ月~
裁判所サイト内「検察審査会」ページに、行政文書開示請求と保有個人情報開示請求、不開示だった時に文句を言うための苦情申出の書式が置いてあります。それを書いて郵送や来所で提出します。
0円なのは嬉しいのですが、書き方の例や参考がなく、審査会に聞いたところ、お願いしてもほぼ見せないとのことです。審査委員に聞いてみましたが答えずでした。やみくもに〇〇の情報が欲しいとお願して回答が来たら苦情を出すという流れです。審査会的にやらなきゃいけないのでサイトに案内を置いているだけで、みんな深くは考えてはいないみたいです。0円でも長い目や労力や金額に対して取得できる情報量で考えれば、お金がかかる無駄な手続きだと言えます。
裁判所サイト内の「個人情報保護審査委員」ページには、不開示例が少しだけあります。行政文書開示請求も0円なので時間に余裕があるかたは提出してみると良いかもしれません。