そもそも、エンドコンテンツ(高難易度コンテンツ)とは?という部分から考えてみましょう。
オンラインゲームにおけるエンドコンテンツ(End-game contents)とは、そのゲームにおける最終目標と位置づけられていることが多いようです。
FF14では過去に「大迷宮バハムート」や、「機工城アレキサンダー」「次元の狭間オメガ 」といった高難易度コンテンツが実装されてきました。以降は、メインストーリーに追従する形で比較的難易度が低めに設定されたノーマル版が実装され、その後に同名の高難易度版という形で「零式:◯◯」などと名付けられた高難易度コンテンツが実装される形に落ち着いているようです。
では、なぜ零式を始めとしたエンドコンテンツが存在するのか?
簡単にいえば「通常のクエストでは飽き足らず、より刺激的なコンテンツが欲しい」というプレイヤーのニーズに応えて誕生したものです。そのため、装備さえ整えば誰でもクリアできるわけではなく、スキルやバフの効果、戦闘の流れ、ギミック等に対する深い理解があって初めて攻略が可能となります。
ゲーム本編に影響を及ぼす物ではありませんので、特にエンドに興味の無いプレイヤーが挑む必要はまったくありません。それでも「零式装備が欲しい」「困難なコンテンツに挑みたい」といった強い情熱があるならば、準備をしっかりしてから挑戦しましょう。
くどいようですが、エンドコンテンツは『高難易度』のコンテンツです。
いずれの場合も、実装時点の装備ではDPS計算上クリア不可能な難易度になっており、同時期に実装される極蛮神装備や、新式装備群に強化を施した上ではじめて攻略可能・・・という設計がされています。つまり、クリアの可能性をあげたいと考えるなら高いレベルでの準備をしていく必要があるのです。
それを踏まえた上で、何から始めればいいのでしょう?? 様々な考え方はあると思いますが、大別すると以下の3つに分類されると思います。
①装備や食事などの物理的な準備を整える。
②自身が使うジョブのスキルやギミック等について予習し、理解をする。
③木人などを使って反復練習を行い、戦闘動作に習熟する。
※必要な準備についての詳細は【エンド向けの準備】ページを参照してください。
また実際にコンテンツに挑む際にも、耐久値は足りているか?必要な食事や薬は所持しているか?など、始めてから慌てる事がないように充分に確認しましょう!
とくにタンクさんに気をつけて頂きたいですが、高難易度コンテンツを開始する際には「カウントダウン」を忘れないようにしてください。
ボスのHP残り1%が勝敗を分ける・・・というようなシビアな戦闘では、戦闘開幕時のタイミング合わせがとくに重要になってきます。
各ジョブとも開始前から詠唱を開始したり、バフを使うといった準備が必要で、それを考慮せずに戦闘を開始してしまうと各々の本来持つ能力を活かすことができなくなるのです。くれぐれも、カウントせずに開始してしまうことがないように注意しましょう。
一般的には「15~20秒」の余裕を持ったカウントが歓迎されるようです。
エンドコンテンツともなれば【スキル回し】に【シナジー】に【ギミックへの対処】に【バフのタイミング】などなど、考慮すべきことがとても多く、始めたばかりの人にとっては混乱するばかりの事だと思います。
これはゲームに限ったことではありませんが、人間がパニックするのは大抵「状況を把握できない」ことに起因します。
何のギミックが、どのタイミングで、どのようにやってくるのかが分かっていれば、周囲を見渡す心の余裕も生まれますし、自身が取るべき行動もおのずと見えてくるものです。練習の最初のうちは最悪手を止めてでも、まずギミックをしっかり回避することに慣れましょう。
慣れてきたら、ギミックを回避しながら手を止めずに戦える方法を模索していきましょう。
難しいコンテンツに参加しているのですから「失敗」をするのは当たり前です。
基本的には誰もが、何度も何度も失敗を繰り返しながらギミックやスキル回しのコツを覚え、一歩ずつ攻略していくものです。ですから失敗そのものを闇雲に恐れる必要はありません。むしろ恐れるべきは「考えることを放棄してしまう」ことだと思います。
「何か失敗したけど、難しいことはよく分かんないから・・・まぁいいや」
「◯◯さんが強いから、私が頑張らなくても何とかなるだろう」
「私の動きは完璧なんだから、悪いのは他のメンバーだ」
たとえばこういった考えに囚われてしまうと「地雷」と呼ばれる存在になってしまいます。人間誰しも「完璧」ではないことを念頭に置き、分からないことがあれば質問をし、何かミスがあればそれを繰り返さない努力をする。これが上達の近道だと思います。
たま~~~に、コンテンツ中ほとんど喋らない方がいます。
チャット自体が苦手だったり、人見知りだったり、発言が面倒だと思っていたり、自分の考えが正しいか自信がないので喋らない・・・などなど理由はいろいろあると思いますが、必要最低限の発言は怠らないようにしてください。
最低でもこれらを心がけてください!(*>人<*)お願い!
野良に参加するにせよ、固定に参加するにせよ、一番辛いのは攻略に対するモチベーションに差がある時です。
「一日でも早くクリアしたいので、装備も、予習も、スキル回しも、完璧にしてきてね!」というPTなのか、
「準備は可能なかぎりでO.K。参加メンバーと少しずつ攻略できればいいよ」といった雰囲気なのか、
「いずれ装備が揃って来てからクリアできればいいので、練習はぼちぼち。準備も予習もほどほどでいいや」といった雰囲気なのか。
野良でこれらを判断するのは難しいですが、参加してみて雰囲気が合っていないなぁ・・・と感じた場合は早めにPTを抜けるのもひとつの手です。
ストレスを溜めてまで挑戦する必要はないですし、他のメンバーにとってもより早く対処をすることができます。
ただし、抜ける際の言葉遣いや態度には注意しましょう。誰かを非難したり、不貞腐れた態度を取るのが一番やっちゃダメなことです。
固定PTに参加する場合も、野良で参加する場合も、募集の内容はちゃんと理解して参加しましょう。
【固定PT】の場合は、「練習のタイミングが自分の生活環境に合っているか?」「事前に必要な準備が行えるか?」「参加メンバーとのコミュニケーション手段は大丈夫か?(VCのあり無し。緊急の連絡方法は何かなど)」など、充分な熟慮のうえで参加しましょう。いざ固定の練習が始まってから「実は残業の多い仕事で」などと練習をサボったり、PTを抜けてしまうケースが一番困ります。
【野良PT】の場合は、募集に書かれている内容をよく読みましょう。
特にエンドコンテンツの場合、散開打ち合わせ用のマクロなどが用意されている場合が多く、プレイヤーの間で「◯◯式」といった略語が使われる場合もあります。もしそうした分からない用語があれば、先に調べておきましょう。また「食事や薬の用意は必須なのか?」や「装備のILが指定されていないか?」「クリア時のロットルールはどうなっているか?」など、必ず確認してから参加しましょう。
当然ですがコンテンツそれぞれに登場するギミックは違います。
しかし攻撃が無制限に存在するわけではなく、表示の仕方やダメージ発生のタイミングなど、ある程度決まったパターンがあります。これは極蛮神戦やアライアンスレイド等でも同じで、対処方法を知っていれば、初コンテンツでもある程度予想して回避していくことができます。
主にMT(メインタンク)に向けた大ダメージ攻撃です。
高難易度の場合「被物理ダメージ上昇」などのデバフがつくことが多く、2度連続で強攻撃を受けると即死してしまいます。そのため、ボスが魔法詠唱をしている間にST(サブタンク)が挑発を行い、一定のタイミングでタゲを交代してダメージをシェアします。この方法を俗に「タンクスイッチ」と呼んでいます。
プレイヤー単体ではなく、フィールド全体に向けた攻撃です。
1.タンクがダメージ軽減効果のあるスキルを発動する。
ナイトであれば「ディヴァインヴェール」、戦士であれば「シェイクオフ」、暗黒騎士であれば「ブラックナイト」、ガンブレーカーであれば「ハート・オブ・ライト」などを発動し、ダメージ軽減に努めましょう。
2.ヒーラーが全体範囲回復orバリアを展開する。
敵の詠唱中に詠唱を開始し、ダメージの発動直後に効果が発揮できるのが望ましいです。ヒーラー同士、どのタイミングでどんな回復・バリアを発動するか打ち合わせておきましょう。
敵が前方に向けて、直線あるいは扇型などの範囲攻撃をしてくるものです。
1.前方左右へ回避する。
攻撃対象となるのは主にMTです。発動を見たら、扇型のオレンジ色の予告表示が消える前に、左右どちらかの斜め前、あるいはボスの背後へと回避し、表示が消えたらすぐに元の位置へ戻ります。
2.自身の後ろへの回避はなるべく避ける。
慣れないうちは後ろへ後ろへと回避しがちですが、MTが後ろへ下がるとボスが迫って来てしまい、逃げ場所がなくなる上、PTメンバーが設置するAoEエリアなどから外れてしまうことになります。少しでも与ダメージを稼ぎたい戦闘では、なるべくボスを動かさない回避を心がける必要があります。
文字通り「十字」型、あるいは「X字」型に範囲攻撃が行われるものです。
直前に小さな範囲予兆が十字あるいはX字に並んだのち、数秒後に爆発する・・・といったパターンの攻撃となることが多いようです。
ひとつのコンテンツで同じ攻撃が繰り返される場合、十字のあとにX字、X字のあとに十字型と交互になるパターンが多いので、あらかじめ心構えをしておくと、対処しやすくなります。
ボスを中心とした「円型」や、ボスのターゲットサークルの「外周」あるいは「ドーナツ型」などの形で範囲攻撃が行われるもので、両方が続けて実行されるパターンが多いようです。
エンドコンテンツでは範囲予告表示がなく、ボスの詠唱やエファクトを見てどちらの攻撃がくるかを判断しなければならないことも多いので、日頃からボスの詠唱やエファクトを確認するクセをつけておきましょう。
敵が巨大なこぶしを振り下ろす、武器を回転させるなど何らの衝撃と同時に、強く後ろへ後退させられる攻撃のことを指します。
外周にダメージエリアがある場合それに触れてダメージを受けたり、周囲に足場がないフィールドでは落下して即死することもあります。
対処方法としては、衝撃が発生する場所に近づいて、吹き飛ばされても足場の余裕がある状態にすることです。事前に予兆が現れない場合もあるので、詠唱を見て早めに対処するようにしましょう。
AoEとは「Area of Effect」の略で、設置される範囲エリアのことです。その範囲内にいるとダメージを受け続ける、あるいは回復を受ける、両方の意味で使われています。
ギミックとして語るAoEは、プレイヤーの頭上に予兆マーカーが現れ、そのプレイヤーが居る場所を中心として行われる追従型の攻撃を指します。攻撃スキルによっては、ダメージエリアが残り続けるものもあり、その後のギミック回避が困難となる場合もあるため、注意が必要です。
1.担当場所へAoEを捨てにいく。
自分にAoEがついたら、事前に打ち合わせた担当場所へ向かい、ターゲットマーカーが消えたらすぐにその場を離れます。
2.邪魔にならない場所で動き続ける。
連続したAoE攻撃が行われるパターンでは、事前に打ち合わせた方向へと走り、小さく移動し続けることで範囲攻撃を回避します。
3.均等な場所にAoEを捨てる。
コンテンツによっては、設置されたAoEが一定時間後に大きく拡大するタイプの物もあります。設置場所によっては逃げ場がなくなったり、重なるとダメージが倍増することもあるので、担当場所に確実に誘導する必要があります。
DoTとは(damage over time)の略で継続ダメージのことです。時間の経過と共に徐々にダメージを与えるタイプの攻撃を指します。
【エスナで解除可能な状態異常】
毒や麻痺などのDoTは多くの場合、パーティーリストのデバフアイコンの上に薄い青色のバーがついています。この場合は「エスナ」で解除が可能です。
ただし「エスナ」はMP消費量が多いため、やたらに解除しているとすぐにMPを枯渇させてしまいます。デバフの残り時間や、対象プレイヤーのHP残量などを見てすぐに解除する必要がない場合は、ヒールに留めるなど臨機応変な対処が求められます。
【解除できない状態異常】
ボスが使ってくる「耐性低下」や「防御力低下」といったデバフはエスナでは解除できず、一定の経過時間を待たないと解除されません。
この場合は持続回復のバフを使うか、HP残量に留意しながら見守ることになります。
【死の宣告】
付いたら必ず解除しなければならないのが「死の宣告」と呼ばれるデバフです。対象者には赤紫の特徴的なデバフアイコンが付きます。
コンテンツによって解除方法は異なります。
●デバフがついたプレイヤーのHPを全回復することで解除する。
●エスナで解除する。
●指定されたパネル等に乗ることで解除する。
厄介なのがHPを全回復させなければならないパターンで、全員にデバフがついた場合、ひとりずつ回復したのでは間に合いません。全体回復スキルを把握しておき、ギミックの際には即時展開できるよう留意しておきたいものです。