23期 イベント
夏季プログラムを終えて
今回のプログラムでは、二つの大きな学びがあった。
一つ目は、フランス人の気候変動に対する意識の高さと取り組みに非常に感銘を受けたことだ。例えば、サラダに付いてくるフォークが食べられる素材でできていたり、気候変動を問題とした歌があったり、ある友人は CO2 排出量を意識して飛行機に乗って旅行することを控えていたり。私は科学技術グループの訪問で気候変動に関する展示を見に行ったが、そこは非常に大きく詳しく説明されており、展示を見ることに夢中になった。改めて自分自身の気候変動に対する関心の高さに気が付くことができて、フランスでのこれらの経験は自分の研究分野の選択,将来の選択を後押ししてくれた。
二つ目は、フランスの難民受け入れの考え方についてだ。私はホストファミリーに、日本はあまり難民を受け入れていないがフランスはたくさん受け入れていることについて考えを求めた。すると、彼は「もし難民が1人だったら迷わずに受け入れるはずだ。人数が多いから問題は複雑になるけれど、見捨てることはできないから自分は受け入れることに賛成する。それに気候変動と戦争で難民はどんどん増えていくだろうね。」と答えた。私はそれにとても納得するとともに、日本のことを考えると、人口の減少により外国人労働者は増えていくだろうし、日本に受け入れを求める難民の数も増えるだろうから日本人はもっとインターナショナルな国になる準備と覚悟をするべきなのではないかなと思った。