日仏学生フォーラム(Forum Franco-Japonais des Étudiants / FFJE)は、1999年に日仏協会(現在は日仏会館に統合)が90周年を迎えた折に、パリ経営大学院(HEC : L’École des Hautes Études Commerciales de Paris)学生7名を研修生として迎えたことに起源を持ちます。
のちに日仏協会とHEC Parisが日仏学生交流事業として構想し、2001年には日仏学生フォーラム1期となる11名のフランス人学生が来日、2002年には日本人学生17名が渡仏しました。それ以来隔年で来日・渡仏のプログラムを夏季に実施しています。日本側では日仏協会から日仏会館へと事業が引き継がれ、2018年より日仏会館より独立して学生団体となりました。
プログラム中には和気藹々とした中で共通のテーマについて議論します。もちろん考え方、課題への取り組み方は文化によって違いますが、その違いに触れた時こそ互いの文化への理解が深まります。ディスカッションでは批判的に考えたり、言語スキルを活用したり、時には自分自身の意見を疑ってみたりします。ディスカッションだけでなく、役職ごとの仕事、活動やプロジェクトにおいても日仏メンバー間の連携が重要です。これらすべてが有意義なFFJEの活動を支えています。
また、このような交流を継続できているのは、FFJEメンバーが日々改善を重ねながら活動をしているからに他なりません。毎年、私達はFFJEのあり方を考え直し、認知度を上げ、新しいパートナーを探し、イベントを企画、運営し、夏季プログラムの計画及び運営を行なっています。FFJEは約20年間学生による自主的な活動を続けています。
さらにFFJEは日仏交流の促進だけでなく、有望な学生の育成及び確実なキャリアへの手助けにも取り組んでいます。メンバー紹介では、現役メンバー及び以前FFJEに所属していたメンバーのネットワークがいわゆるOBOG(Old Boys & Old Girls)として集約されています。