企画セッション
The 33rd Symposium on Fuzzy, Artificial Intelligence, Neural Networks and Computational Intelligence
2025.9.25(木)- 9.26(金)
The 33rd Symposium on Fuzzy, Artificial Intelligence, Neural Networks and Computational Intelligence
2025.9.25(木)- 9.26(金)
2025年6月9日時点
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2025年6月9日(月) 締切
企画セッションの一覧
OS1: 多目的エージェントシステムと次世代AI技術の展望
企画者: 上野史(岡山大学), 原田智広(埼玉大学)
概要: 近年、コンピュータ性能やクラウド基盤の発展により、エッジAIをはじめとする分散型・自律型の知能が実用段階に入りつつある。それに伴い、AIには単一目的だけでなく、複数の目的を同時に達成する能力が求められる場面が増加している。本企画セッションでは、こうした多目的な問題に対応するエージェントシステムやAI技術に焦点を当て、理論・アルゴリズム・応用の各側面からの最新研究を幅広く募集する。特に、多目的最適化、進化計算、強化学習、マルチエージェントシステム、IoT、自律分散システムなど、関連する多様な分野からの参加を歓迎し、将来の高度情報社会における知的システムの設計指針を議論したい。
OS2: 集合知による評価とクラスタリング
企画者: 円谷友英(兵庫県立大),本多克宏(大阪公立大)
概要: 集合知を活用するうえで、多数のユーザが持つ知見や情報をいかにして縮約するかが重要な課題となっている。本セッションでは、集合知の活用による意思決定を支援することを目標に、対象の評価やクラスタリングに基づく情報要約への最近の展開について議論する。
OS3: 人と共存するロボットシステム
企画者: 大保武慶(東京都立大学), 増田寛之(富山県立大学)
概要: 近年、人とロボットの共存を目指して、ロボット単体の機能向上だけでなく、環境側のシステムや人が操作するシステムなどと連動した統合システムが開発・研究されています。本セッションでは、人と共存するためのロボットシステムの開発、運用、実証実験、提案等システム全般にわたって幅広く研究発表をを募集します。
OS4: 群ロボット制御と通信技術に関する最新研究動向
企画者: 杉本大志(苫小牧工業高等専門学校),倉重健太郎(室蘭工業大学)
概要: 災害救助や環境モニタリングなど、実社会における応用が進む群ロボット技術の研究開発は近年著しく進展している。本企画セッションでは、特にマルチエージェントシステムや強化学習を用いた効率的かつ協調的な動的タスク分配技術や、先進的な通信基盤技術(LPWA、IEEE802.11ah、PLC、セマンティック通信など)の最新の研究成果や技術動向を広く取り上げる。また、実際のフィールドにおける適用事例や実装上の工夫、さらに初学者から中堅研究者まで幅広く取り組める研究テーマを募集する。加えて、実運用上のセキュリティ課題およびその実践的解決策についても議論を深め、関連分野の研究成果を共有し、学術的な交流と活性化を促すことを目的とする。
OS5: 交通モデルとインテリジェントシステム
企画者: 畠中利治(福知山公立大学),内種岳詞(愛知工業大学)
概要: 交通事故防止や渋滞解消、緊急自動車の運用など交通システムをめぐる諸課題に対して、位置情報を含むデータの分析事例や地理情報システムを用いたシミュ―レーションに基づく計画策定など、実社会の交通システムを中心としたさまざまな課題における数理的手法やインテリジェントシステムの適用に関する研究をひろく募集する。
OS6: 社会システム
企画者: 村田忠彦(大阪大学)
概要: 人間を含んだ社会のためのシステムに対する関心が高まっています。近年、エージェントシミュレーションや、ヒューマン・マシン・システム、ヒューマン・イン・ザ・ループなど、システム構築による人間要素の重要性がますます高まっています。本セッションでは、人間の意思決定を組み込むための方法論や人間の意思決定を組み込んだシステム開発などの研究発表をお待ちしています。
OS7: ゲームAIで拓く知的システムの最前線
企画者: 小林邦和(愛知県立大学),呉本尭(日本工業大学)
概要: ゲームAIは、囲碁や将棋などの完全情報ゲームから、カードゲームや人狼ゲームといった不完全情報ゲームまで幅広く対象とし、対話知能、知能ロボット、意思決定、マルチエージェント、最適化、ヘルスケアなど多様な分野への応用が進んでいる。本セッションでは、ゲームAIを基盤として知的システムの構築や計算知能技術との融合、実世界への応用を目指す研究など、知的システムの最前線を切り拓く最新の研究成果を広く募集する。
OS8: 実社会の最適化問題に対するデータ駆動型AIの基礎技術とその応用
企画者: 洞口裕真(横浜国立大学),西原慧(室蘭工業大学),中田雅也(横浜国立大学)
概要: 工学設計や医薬品開発における最適化では、計算負荷の高いシミュレーションを用いて解を評価することが多く、近年ではデータ駆動型AIを活用した最適化プロセスの高効率化が注目を集めています。本セッションでは、このような最適化問題を対象としたデータ駆動型AIの基礎およびその応用に関する研究発表を募集します。具体的には、モデルベース進化計算やベイズ最適化といったデータ駆動型の最適化手法に加え、これらの基盤となる深層学習、強化学習、転移学習などの機械学習やモデリング技術に関する研究発表を広く募集します。
OS9: 包摂的・挑戦的社会の創生を支援し促進する技術
企画者: 岡部康平(労働安全衛生総合研究所),寄田明宏(第一工科大学),志水洋人(名古屋大学)
概要: 安全や安心、倫理の遵守が強く希求される現代社会において、より挑戦的な社会変革をもたらしうる革新的技術の創生とその醸成について、認知心理や安全管理、社会受容性などの幅広い分野から多角的、包括的に議論する。
OS10: モビリティ基盤数理
企画者: 池田和司(奈良先端科学技術大学院大学),梶洋隆(トヨタ自動車),岩田一貴(広島市立大学)
概要: 少子高齢化による人口減少社会を迎え、ヒトやモノの移動すなわちモビリティの確保の必要性がますます高まっている。その問題を根本的に解決するには、「数理の力」によってその本質を理解することが重要である。本セッションでは、モビリティに関連する問題に数理の視点からアプローチする研究を広く募集する。
OS11: システム技術
企画者: 千葉龍介(信州大学),小圷成一(千葉大学),矢野亨(株式会社東芝),半田久志(近畿大学),稲元勉(愛媛大学),八巻俊輔(東北工業大学)
概要: 電気学会システム技術委員会では、一般化・抽象化されたシステムを対象としたモデリング・シミュレーション・解析・最適化などに関わる理論・技法およびこれらの実システムへの応用を中心としたシステム工学に関する研究調査活動を行っている。本セッションでは、これらの研究調査活動を推進している4委員会の活動・研究を中心に講演を行い、相互理解の促進と今後の発展について議論を行う。
OS12: 農業・環境の予測情報学:データ駆動モデルとプロセスベースモデルの協奏
企画者: 福田信二(農研機構 農業情報研究センター)
概要: 農業および環境分野における多様な現象の予測・評価を可能にする計測および数理解析手法の開発は、持続可能な農林水産業の実現に向けた喫緊の課題である。本セッションでは、機械学習・深層学習に代表されるデータ駆動型モデルと、各種理論や物理法則に基づくプロセスベースモデルの協奏的活用に注目する。作物、水・土壌環境、生物多様性などを対象とし、センシング、画像解析、信号処理、データ同化、因果推論などの手法を用いた統合的な解析技術および応用事例を募集する。これらの知見の集積を通じて、理論と現場を結ぶ予測情報学の新たな展開を議論する。
OS13: 精密化リハビリテーションと障害予防の技術実装
企画者: 山本淳一(東京都立大学),大森圭貢(湘南医療大学),鈴木誠(東京家政大学)
概要: リハビリテーションや障害予防にAIや行動変容技術を統合することで、個々の対象者のニーズに対応した新たな「精密化リハビリテーション・介護支援技術(precision rehabilitation and support)」をどう生成するかについて、討議したいと思います。企画者は、AIや行動変容技術を活用し個別最適化を臨床実践してきた心理師、理学療法士、作業療法士です。AI、ロボット、ヒューマン・マシン・インターフェイス、情報科学、機械学習などについての研究発表を広く募集します。開発した技術をどのようにリハビリテーション、障害予防、介護に実装するかについて、討議を深めます。
OS14: 医療健康工学
企画者: 小橋昌司(兵庫県立大学)
概要: 医療・健康領域における課題解決に向け、システム・情報工学的手法を活用した革新的技術の研究開発を議論する。センサー設計、AI解析、医療機器開発、臨床応用までを対象とし、実装・社会実装を見据えた実践的アプローチを共有・討論する企画セッションである。
OS15: サステナブル社会に向けた生活支援技術とその応用
企画者: 橋本卓弥(東京理科大学)
概要: 持続可能な社会の実現に向けて、生活支援システムが果たす役割について議論します。福祉・介護・医療・地域インフラ・スマートホーム・パーソナルロボット・IoT・再生可能エネルギーとの統合など、サステナビリティを考慮した生活支援システムの設計・実装・評価・社会実装事例に関する幅広い研究を対象とします。
OS16: 生体親和性インテリジェンス
企画者: 工藤 卓(関西学院大学 工学部 知能・機械工学課程),伊東嗣功(名城大学 都市情報学部)
概要: ソフトコンピューティングの共通特徴として、不完全なデータやノイズを含んだ情報の不確実性・曖昧さへの対応、学習による環境適応等が挙げられる。これらは生体信号、人間行動、社会現象のモデル化に対する大きな親和性を提供する。本OSでは”生体親和性”を中心教条とするソフトコンピューティングを議論したい。また、対象となる生体信号の特徴分析も議論の対象として重要である。本OSでは、認知行動科学や生体信号処理、それらの知見を応用した脳型情報処理や新しい計算知能など、幅広いテーマを募集する。