成田伝合氣道
成田伝合氣道
成田伝合氣道とは光輪洞合氣道創始者の平井稔大先生から成田新十郎先生へと伝わる光輪洞系の合気道です。成田先生が既に光輪会を辞しているため、成田先生より伝わってきている合気道という意味合いで便宜的に付けたもので流派名ということではありませんが、世の中にある様々な流派も、便宜的につけた名前が時を経るにつれ流派名になっていた、なんていうものもあるのかもしれません。
そんな話はさておき、平井先生の合気道の特徴はただ一つ”腰回り”がでれば全てが解決するという点にあると思います。
つまり体術はもちろんのこと、剣を持とうと、杖を持とうと、あるいは他の様々な武器・道具を持とうと腰回りがあれば全て同じように扱うことが出来るという母体武道・総合武道としての合気道であります。
「技法に真髄なし、真髄は円和素直にあり、即ち心にあり」
平井先生は技法偏重を嫌い、心のことを説かれました。では技を学ばずしていかに技を出すのか?という問題が出てくると思います。そこで重要になってくるのが”体捌き・腰回り・中心帰納”です。型稽古も全くないわけではありません。しかし、少ない部類に入ると思います。
稽古の中でも随時話させていただきますので、ここで長々と説明するのは省きますが、意識・心の置き所によって結果は全く変わってしまいます。稽古ではその辺りに焦点を置いて稽古していきます。
健康のため、とっさの護身のため、他の武道に活かすため等々、動機は何でもかまいません。是非、一緒に楽しく稽古していきましょう!
成田先生の円乱取り