第91回日本生化学会大会で助教の嶋中雄太さん、博士1年の田中悠貴君、修士1年の倪申玮君が若手優秀発表賞を受賞!(181002)

投稿日: 2018/10/02 9:23:42

9月24-26日に国立京都国際会館で開催された第91回日本生化学会大会で、助教の嶋中雄太さん、博士1年の田中悠貴君、修士1年の倪申玮君が若手優秀発表賞を受賞しました!

さらに嶋中さんは若手優秀発表賞受賞者の中から、特に優れた発表をした2名に対して選出されるFEBS Letters Prizeを受賞しました!

3000人を超える参加者を有する学会でしたが、口頭発表した3名全員が受賞しました。短い発表時間の中で、簡潔かつ印象に残るプレゼンテーションをしたことが今回の受賞に繋がったのではないかと考えています。3名の優秀賞の受賞は、日々向上心を持って切磋琢磨する衛生化学の学生の充実ぶりを示しています。以下に発表演題と内容を記載します。

助教 嶋中雄太

演題「エポキシ化オメガ3脂肪酸はIgE依存的なマスト細胞の活性化を制御するオートクリンメディエーターである」

内容:アレルギー疾患に重要なマスト細胞がエポキシ化オメガ3脂肪酸という新規脂肪酸メディエーターを産生し、自身の活性化を制御していることを明らかとした。

D1 田中悠貴

演題「ホスファチジルイノシトール特異的脂肪酸転移酵素(LPIAT1)の機能低下による脂肪肝発症機構の解明」

内容:PIというリン脂質の脂肪酸組成の異常が脂肪肝を引き起こす分子メカニズムを、LPIAT1欠損マウスと培養細胞を駆使して解明した。

M1 倪申玮

演題「近傍タンパク質ビオチン化タグを利用した初期エンドソームのプロテオミクス解析」

内容:初期エンドソームに局在する脂質を選択的に認識するプローブを駆使し、ある機能未知分子が初期エンドソームに局在することとその機能を明らかにした。