第11回日本蛋白質科学会年会で修士2年の大場陽介君がポスター賞を受賞!(110609)

投稿日: 2011/12/14 12:40:51

6月7-9日にかけて、ホテル阪急エキスポパークにて第11回日本蛋白質科学会年会が行われました。本学会は、蛋白質の構造・機能についての様々なトピックについて情報交換を行う学会です。本学会では学生を対象としたポスター賞が設けられており、当研究室修士2年の大場陽介君がポスター賞を受賞しました。ポスター賞には98件の応募があり、応募者はポスター発表と合わせて研究の概要を簡潔に説明するフラッシュトークを行います。フラッシュトークとポスター発表の双方をもとに、25名の審査員により採点が行われ、10名がポスター賞を受賞しました。

発表の題名は「Mitochondrial sn-glycerol-3-phosphate acyltransferase is required for normal mitochondrial morphology」で、細胞内で産生されるリゾホスファチジン酸という脂質が、細胞内において生理活性脂質としてミトコンドリアの形態維持に寄与する可能性を示すものです。これまで、リゾホスファチジン酸は細胞外から受容体を介して機能することが知られていましたが、細胞内でも生理活性脂質として機能しうることを示した点で新たな知見を与えるものと言えます。

第11回日本蛋白質科学会年会Webページ:

http://www.aeplan.co.jp/pssj2011/