JSICR-MMCB 2011で博士2年の谷友香子さんがポスター賞1位を受賞!(110527)

投稿日: 2011/12/14 12:33:32

5月25-27日にかけて、全日空ゲートタワーホテル大阪で第76回日本インターフェロン・サイトカイン学会、第19回マクロファージ分子細胞生物学国際シンポジウム2011(JSICR-MMCB2011)が行われました。本学会は国内外の免疫学の著名な先生方が多数集まり、自然免疫、ウイルス感染、癌などの疾患の作用メカニズムについて、サイトカインやインターフェロンなどとの関連を中心に様々なトピックスを討論し合う国際学会です。本学会では同時に、約50演題ものポスター発表が行われ、当研究室博士2年の谷友香子さんが優秀ポスター賞の1位を受賞しました。発表の題名は「Novel roles of eosinophils in controlling acute inflammation and resolution by producing pro-resolving lipid mediators」で、急性炎症が収束する時期(一度起きた炎症が収まる時期)に好酸球が増加して来ることを見出し、この細胞が炎症を収束させるような脂質メディエーターを出すことで炎症の収束に関わっている、という内容です。これまで好酸球と言えばアレルギー反応や寄生虫感染における役割が注目されていましたが、急性炎症の収束にも関わっているという新たな視点が、免疫学の研究者に評価されたものと考えています。