油化装置導入のご提案

離島における廃プラスチック油化システム

　現在，離島ではリサイクル企業が少なく，リサイクル施設の不備もあり島独自の処理は困難なため，ほとんどの離島では廃プラスチックを島外に搬出して処理をしています。そのため高額な輸送コストや処分費など経済的な問題が生じています。　そこで，当社の廃プラスチック油化システムを導入すれば，島独自の資源循環システムを構築できます。また，社会的な問題となっている漂着物(プラスチック等)や島内で発生する農業用プラスチック，漁網などの農水産事業廃棄物のリサイクル処理もあわせて可能となります。　さらに，生成油により安価な燃料を確保できるとともに，油化プラントの運転など雇用増大につながり，地域の活性化にも寄与することが期待できます。

都市油田の発掘

　家庭ごみプラスチック材料のリサイクル(MR)の過程で発生する，塩ビやPET等を含むリサイクル困難なMR残渣は，これまで焼却・埋立をしていましたが，廃プラスチック油化装置の導入により資源(油)の回収が可能となり，MR残渣は従来の1/10に減少するため，資源循環型社会が実現できます。

　わが国では2001年に家電リサイクル法，2005年に自動車リサイクル法が施行され，これらの再資源化が義務付けられました。これらリサイクルの過程で発生する残渣(シュレッダーダスト)の大半は混合プラスチックで，多種のプラスチックと金属を含んでいるため，これまでリサイクルは困難でした。　このリサイクル残渣を，当社の油化システムを導入することにより，”A重油”相当の液体燃料に転換すれば，家電リサイクル工場および自動車リサイクル工場のゼロ・エミッションが可能となります。

都市鉱山の発掘

　小型家電リサイクル法が施行され，これまで廃棄されていた使用済み小型家電からレアメタルや貴金属が回収されるようになりました。しかし，そのリサイクル方法はコスト制約のため，破砕・焼却処理が主体であり，材料の約40%を占めるプラスチックはほとんどリサイクルされていません。　当社の廃プラスチック油化装置を導入することにより，油を回収するとともに，油化残渣から貴金属やレアメタルの回収が容易となり、大幅な収益向上が期待できます。

新資源化システム

　全国約600の中小自治体は，ごみ焼却炉を保有せずに、広域処理か他の自治体へ処理を委託しているため，その高額な処理費用が自治体の財政逼迫の要因となっています。　当社の廃棄物ならびにバイオマスの新資源化システム(*3)は，当社の油化装置と連携会社の生ごみ処理装置，炭化装置とのコラボレーションにより，焼却炉を導入することなくごみ処理問題を解決し，高いリサイクル率を実現するとともにエネルギーの地産地消をはかるものです。

Google Sites

Report abuse