S T O R Y 

ある日、突如現れた“竜人”と名乗る種族によって、私たちの国は支配された。
“ルーツ”と呼ばれる鉱石を体内に取り込むことで異形に姿を変える彼らは、

無差別に国民を虐殺し王都を占拠した。
生き残った少数の王族と国民は、国の外れにある森の中へと拠点を移し、竜人に怯えながらもひっそりと暮らしていた。


竜人の支配が続く中、王族たちは水面下でルーツの研究を進め、ついにその力の抽出に成功した。
それは、特殊な工法によりルーツから作られる“空想を実体化する塗料”の誕生だった。
彼らはこの塗料を“Inventive New Key=INK/インク”と呼び、戦闘兵器としての研究を進めていった。


INKの精製と描画を同時に行える兵器の完成により、王族は王都の奪還を計画し始めた。
国民の中から優れたINKの適正者を集め、対竜人組織 “ I=MAGE/アイメイジ”を設立。

INKによって次々と空間にモノを実体化する彼らを、私たちは「魔術師」と呼ぶようになった。


二年前にI=MAGEが仕掛けた奪還作戦によって始まった戦争は、廃工場エデン一帯を中心に現在もなお続いている。