パノラマ写真からPhoenix R/C用の飛行場(Site)を作る方法です。パノラマ写真から立方体6面分割画像を作るソフトとして、2つの方法を紹介します。
1-1. Pano2QTVR Version 1.6.6 freeを使用する方法
Pano2QTVR Version 1.6.6 free を次のサイトからダウンロードしインストールします。
このソフトは、Cylindrical ImageをCubicVR(立方体6面分割画)に変換するソフトです。
http://gardengnomesoftware.com/pano2qtvr.php(外部リンク)
http://gardengnomesoftware.com/(外部リンク)
Pano2QTVRを起動します。
Create a new Projectを押し、プロジェクトファイルを作成します。
ProjectタブのProjectのPanoramaがEquirectangularになっていることを確認します。
Equirectangula imageの右の「...」ボタンを押して、作成した正距円筒図法(equirectangular)パノラマ写真ファイルを読み込みます。
Convert to Cubicボタンを押し、6枚のファイルを作成します。
Column:ここで「Create」を押すとQTVRが作れ、QuickTimeでスクロールして見ることができます。例
GIMPやPaint.Net他で読み込み、三脚などを消して、.bmpか.ddsで保存します。
1-2. SimScene.exeを使用する方法
このソフトは、FMS用のフォトシーナリを作成するソフトですが、正距円筒図法(equirectangular)パノラマ写真から立方体6面分割画を生成できます。
SimScene.exeがインストールされていなければ、下記リンク先「2. プログラムの準備/2. Preparation of Program」に従い準備します。
FMSのフォトシーナリの作成
SimScene.exeを実行します。
プロジェクトタブの画像ファイル名の右側のボタン[...]をクリックし、正距円筒図法(equirectangular)パノラマ画像を指定します。例:C:\Program Files (x86)\FMS\Landscape\riku20110926.jpg
シーンファイル名をフルパスで入力するか、右側のボタン[...]をクリックし選択します。例:C:\Program Files (x86)\FMS\Landscape\riku20110926.scn
(FMS用のシーンファイルなのでPhoenix R/Cでは不要なのですが、ファイル選択画面で適当な名前(.scn)を入れてください。)
出力画像(6 faces cubic)の基本名を入れます。(例:riku20110926)※基本名に空白を含めないでください。
次のように設定します。シーンタイプ=立方体(6面)、出力画像サイズ=4096[*]、出力画像タイプ=Bitmap、分割画像ファイルを出力する=チェック、シーンファイルを出力する=チェックを外す。
[*1] : 出力サイズは元画像の縦1/2倍、横1/4倍のサイズに近いサイズを選びます。Phoenix R/Cでは通常4096(high)が使用されますので、16348x8192の元画像が必要になります。35mm/6.3Mの普通のコンパクトカメラでこれに近い13932x6966のパノラマ写真が合成でき、4096x4096の分割画像を出力できます。
出力を実行し、しばらく待ちます。
Explorerで以下のファイルが作成されていることを確認します。本例の場合のファイル名を以下に示します。「C:\Program Files (x86)\FMS\Landscape\」にファイルがない場合は、「C:\Users\[login user name]\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\FMS\Landscape\」を確認する。Windows 7の場合は、ExplorerでC:\Program Files (x86)\FMS\Landscape\を開き、[互換性ファイル]をクリックすると「C:\Users\[login user name]\AppData\Local\VirtualStore\Program Files (x86)\FMS\Landscape\」が見えます。
Vista用ダミー画像 : fms_vista.bmp
+X 前画像 : riku20110926_0.bmp or riku20110926_front.bmp
+Z 右画像 : riku20110926_1.bmp or riku20110926_right.bmp
-X 後画像 : riku20110926_2.bmp or riku20110926_back.bmp
-Z 左画像 : riku20110926_3.bmp or riku20110926_left.bmp
+Y 上画像 : riku20110926_4.bmp or riku20110926_top.bmp
-Y 下画像 : riku20110926_5.bmp or riku20110926_bottom.bmp
必要に応じてペイントソフトで三脚など不要な物を消したり、頂点の色の差をぼかします。
2. Phoenix Builderで飛行場を作成
[スタートメニュー]-[PhoenixRC]-[Phoenix Builder]でPhoenix Builderを起動します。
新規プロジェクトの作成:[File]-[New]-[Site...]で新規作成画面にします。
パノラマ写真の配置:上のツールバーのボタンの[Panorama tool]-[Create cubic panorama]をクリックし、"New Cube Pano"を作り、右下の"Property"の"General"の"Pannels"の下の各面の[Value]をクリックし、1.項で作成した立方体6面分割画像を開きます。
地面の作成:上のツールボタンの[Collision tool]-[Create plane]をクリックし、右下の"Property"の"General"の"Name"を"New Plane"から"Ground"に変更します。そして、右下の"Property"の"General"の"Position"を0, -5, 0に変更します。-5=160cm-[地面からカメラの高さ(本例では165cm)]で求めます。違う高さで撮影した場合は、値を変えてください。Phonix Builderのオブジェクトの長さの単位はcmです。Phoenix R/Cの視点の座標は、0, 160, 0 [cm]のようです。
太陽の位置設定:上のツールボタンの[Enviroment tool]-[Create light]をクリックし、右下の"Property"の"General"の"Name"を"New Light"から"Sun"に変更します。そして、左の画面の赤緑青の矢印をドラッグして、太陽の位置に合わせます。
3D Viewの操作方法
画面の拡大縮小:マウスホイール
画面の回転:マウス右ドラッグ
画面の視点の移動:マウスホイールドラッグ(First Personを除く)
画面の視点の変更:各3D Viewの右上の下▼をクリックし、切り替える
オブジェクトの移動:オブジェクトをマウス左ドラッグ、又は赤緑青の矢印をマウス左ドラッグ
オブジェクトの回転:"Shift"キーを押したまま、カーソルをオブジェクト上に移動し、円弧をマウス左ドラッグ
Propertyの操作
オブジェクトの移動:PropertyのGeneralのPosisionの数値を変更
オブジェクトの回転:PropertyのGeneralのRotationの数値を変更
オブジェクトの大きさの変更:PropertyのGeneralのScaleの数値を変更
オブジェクトの材質の変更:PropertyのGeneralのMaterialを変更
草むら(BOX)の作成:上のツールボタンの[Collision tool]-[Create box]をクリックし、右下の"Property"の"General"の"Name"を"New Box"から"Grass_east"に変更します。
航空機の発進位置の設定:上のツールボタンの[Enviroment tool]-[Create start position]をクリックし、右下の"Property"の"General"の"Name"を"default 1"にし、"Attributes"を"Airplane"に変更します。同様に"default 2"を作成し、"Attributes"を"Helicopter"に変更します
飛行場名の設定
右の階層ツリー画面の"Site"を選択し、PropertyのHeaderのNameのValueを飛行場名に変更します。
その他の操作
Materialの頂点の編集
追加:右クリック
移動:マウスカーソルを頂点の位置に移動し、頂点が赤色になったら、左クリックでドラッグ。
削除:マウスカーソルを頂点の位置に移動し、頂点が赤色になったら、マウスホイールを押す。
※頂点が赤くならない場合は、マウスホイールを回して画面の拡大率を上げてください。
Hight mapの編集
高くする:マウス左クリック
低くする:"Ctrl"を押しながらマウス左クリック
4. Phoenix R/Cでの動作テスト
[File]-[Test...]でテストファイルを書き出すと、Phoenix R/Cの飛行場選択画面の一番下に表示され、テストすることができます。これで、障害物などの位置のずれを確認します。なお、同じ名前の飛行場がインストールされていると、そちらが優先になるようなので、インストール先のフォルダ(下記5.3)4)参照)を削除しておいてください。
5. 配布ファイルの作成と取込
配布ファイルの作成
[File]-[Publish...]で拡張子.pkgの配布ファイルが作成されます。
Phoenix R/Cへの取込方法と呼び出し方
Phoenix R/CのLauncherを起動します。
[Advanced >>]-[Install an update]で"[飛行場名].pkg"を選択し、[開く]。
ユーザーアカウント制御の警告が出たら[はい]。
"Updates were successfully installe"の画面で[OK]。
Launcherの画面で[Start Phoenix R/C]。
Phoenix R/Cのメニューバーから[飛行場]-[変更]で"User-created"の下の[飛行場名]を選択し[決定]。
インストール先
C:\User\[User Name]\Documents\PhoenixRC\Downloaded\Sites\User-made\[飛行場名]\
削除方法:前記[飛行場名]のフォルダを削除してください。
6. 詳細情報の所在
公式操作ガイド:http://www.phoenix-sim.com/guides.asp
ガイドの格納先:C:\Program Files (x86)\PhoenixBuilder\resources\userGuide\userGuide.rtf
長さの単位とカメラ撮影高さと原点の関係に関する情報:https://www.rcgroups.com/forums/showthread.php?1429366-Phoenix-Flying-Site-Checklist%21%21%21/page51
上記掲示板ではPanoramaの原点は+165cmとなっていますが、高さ160cmと165cmのBOXを置いて見ると、前述の通り160cmのような気がします。
Phoenix Creatorのガイド(古い):http://www.phoenix-sim.com/guides/PhoenixGuides_creator.pdf
windsockの指定がBuilderとは異なりますが、似ています。
7. その他
ここで紹介した以外にも色々なオブジェクトがあります。
Google Earthを利用して障害物の位置設定をするには、peff.exeで紹介した下絵を使う方法が使えます。Scaleはcmなので、100mサイズの球を目印に書いておくと良いでしょう。
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