サークル紹介

サークル紹介

Disability_Studies_Tokyoは東京大学の学生を主体として活動するサークルです。多種多様な「生きづらさ」を抱えた学生の力となるべく、拠り所となれるような居場所作りを目指しています。

発足して間もないこともあり、具体的な活動内容はまだ定まっていません。将来的には当事者・非当事者を含めた交流会の定期的な開催や、障害学の研究・学習支援から機関紙発行まで多様な活動に開けていければと考えています。「自分は今後このようなことがしたい」という熱いアイデアをお持ちな方も大歓迎です。

構成員は中退から留年・降年経験者、特別支援学級の出身者まで多種多様です。必ずしも障害当事者ではなく、就労支援や障害当事者への教育に携わりたいという志を持った構成員もいます。

  なお、学生からのみなる団体で、学外の経済・政治・宗教団体との繋がりは一切ありません。

サークル概要

構成員:25名前後(学外参加者率1割)

設立:2023年1月23日

連絡先

メール:disabilitystudiestokyo@gmail.com

Twitter:@DiastudiesTokyo 

※部室は現在獲得の手続きを進めています。将来的にはシェルターとして活用できればと考えています。

メンバー

本会には現在(2022年7月18日)の時点で、20名のメンバーが所属しています。学部・修士・博士を問わず、留年・後年・休学・中退と多彩なメンバーが揃っています。主に東京大学の学生で構成されていますが、中退して闘病しながら通信制大学に通っている学生や、私大からの参加者など、国際色豊かなサークルとなっています。

【未開人】(共同代表)

2023年4月より大学院教育学研究科の学校開発政策コースに在籍し、教育行政の研究を行う予定です。メンバーの中では珍しく(?)留年・降年・休学を経験していません。発達障害や特別支援教育といったことに関心を持っています。

こんなサークルを作ってみたいという漠然とした構想はありましたが、今回うんたろうに声をかけていただき、Diaを始めることができました。Diaにおいては、障害/健常というくくりを意識しなくて良い時間・空間ができたら良いと思っています。


【うんたろう】

幼稚園をドロップアウトして以来、フリースクールや支援級、通信制高校を渡り歩き、東京大学へと辿り着きました。主な関心は愛着障害です。

 「東大生は恵まれている」といった言説があります。学生の世帯年収は日本一、出身校は中高一貫校が多いなど、ある側面からは事実と言えるでしょう。しかしながら、家庭環境や障害から苦しんでいる学生が多く在籍していることも事実。恵まれたルートを辿ってきたことが、却って大学入学後のコミュニケーションを円滑で行う上での障害になっているケースも見受けられます。

 「東大生」といった既存のレッテルではなく、そこにいる実存的な生を見つめ直し、一人一人の生き方を見定めてゆく。そんな活動を通じて社会に居場所を創るため、本会を設立致しました。不安や疎外感に共に立ち向かうための、互いに心の安全基地となれるコミュニティ作りを目指しています。

【ろてぃ】

 自閉症です。あと親が毒親です。みんな頑張って生き抜こう。


【藤井流星】

「どんな人間でも幸せに」、そんな社会を作りたくて、そんなキャンパスを作りたくて、Diaの旗上げに参加致しました。

 日本の幸福度は世界56位。それもその筈、周りを見渡せば規則や空気に雁字搦め。20代の大半の貯蓄は0円。空っぽの財布をぶら下げ見えない明日への不安を埋め合わせる為に死に物狂いで皆頑張っている。

 東大生も例外ではありません。例え表面上友人に恵まれていても、その中に腹を割って話せる人間はどれだけいるのでしょうか。自分の背負っているもの、自分が実現したい夢を語れる人間がどれだけいるのでしょうか。

 「Disability」が意味する「障害」は、必ずしも目が見えない・耳が聞こえないといった現象に限定されるものではありません。漫然と感じる日々への不安・不満、「生きづらい」という心の叫び、その全てが「障害」に包摂され、我々が考える対象となるのです。重く考える必要はなく、万人にとって接点があるもの、それが「Disabiity」です。

 希薄になった若者同士の繋がりの中で、自分を曝け出せる場所を作りたい、その一心で邁進する所存です。

【はるぴょん】

2017年文三入学。大学1年時にASD(自閉スペクトラム症)と診断され、以降は降年、休学、長期履修などを重ね、2023年度は学部7年目の文学部4年生。

 学業面でも生活面でも、大学に適応できなかったという体験があるので、ASD/ADHDなどを持って同じような境遇に置かれている学生さんたちの支援に関心があります。