子ども能楽教室

 

沿革

2014年より田原本を拠点に子どもたちへ伝統文化を伝えるための活動をしています。その一環として田原本が発祥の地である能楽を伝える「子ども能楽教室」を毎年開催しています。

活動風景

2023年度能楽教室

2023.8.6

8月6日(日)能楽堂で謡の発表会を開催しました!  


今年度活動するにあたり、今年は子どもたちに能舞台を経験させたいという思いから、恐れ多くも大神神社にある三輪山会館能楽堂に、恐れ多くも使用依頼をしました。

奇跡的にご快諾いただき、子どもたちの心に残るまたとない経験をさせていただきました。

観世流シテ方 山下あさの先生のご指導のもと、能楽堂での謡の発表会を開催いたしました。

当日は赤井きよ子先生にもご助力いただき、子どもたちを全面サポートしていただきました。

子どもたちにも能舞台に立つ重みがわかったのか、舞台に上がる姿はとても立派でスタッフも感動しました。

先生の舞もご披露いただいたのですが、それはそれは迫力があり、本物の能舞台で本物の能楽を見るというかけがえのない経験をさせていただきました。

また、先生から能舞台についても説明いただきました。

能楽の舞台にある柱は客席からは演者が見えづらいという欠点がありますが、能面をつけていると視界が狭く、この柱がシテ方の自分の位置を確認するために必要なんです。

また、舞台の上にも柱があるのですが、この柱があることによって、舞台全体の柱が「額縁」のように魅せる額縁舞台のお話、

後ろに描かれている立派な老松を「鏡板」と呼ぶのですが、その由来など、

知らないことをたくさん教えていただきました。

この能舞台で経験したことを糧にして、より成長できるよう、後半の仕舞いの練習も頑張っていきたいです。

後半は9/3(日)から開始です。




2023.7.29

子ども能楽お楽しみ会と怪談イベント 


夏休みに入ったので子どもたちに息抜きを兼ねてお楽しみ会と怪談イベントを開催しました

お楽しみ会は、いつも練習している演目を語り部パフォーマンスの方にに語っていただき、より演目の理解を深めてもらいました。

語り部さんは琵琶奏者とお話される方、お2人でセッションされていて、すごく本格的なお話にこどもたちも聞き入っていました。

しかも、こどもたちがせっかく聞いてくれたから、と琵琶奏者さんが琵琶に触れる時間を作ってくれました!!

なんて贅沢!私も琵琶は初めて見たので子どもに交じって一緒に触ってみたかったのですが、ここはぐっと我慢

でも触りたかった。。。

語り部パフォーマンスの後は、夏祭りをイメージしたお楽しみ会開催!

わたがし作りの体験では、みんな初めてだからか、キャーキャーと声をあげながら割り箸をくるくる回していました^^

お化けのランタン作りもそれぞれ個性がでるランタンができあがり、嬉しそうにぶら下げては遊んでいました。このランタン、中にランプを入れたらまた可愛いんです

そして、糸引きでお菓子をゲットしたあとは、大きいかるた大会

このかるた、ほんとにびっくりするくらい大きいんです!

座って取るのではなく、みんな立ったまま走って取りに行く大きさ!

これが盛り上がる盛り上がる

あっという間のお楽しみ会でした。

お楽しみ会が終わった後は、メインイベントその2

田原本の怪談!

怪談って生で聞いたことありますか?

お寺で聞く怪談は雰囲気も抜群でこどもたちにも貴重な体験となりました

次回は、いよいよ謡の発表会です。みんないい経験ができますように!



2023.7.18


子ども能楽練習


今年度は5つの演目に分かれて練習しています

はじめましての生徒さんは「玄象」

2年目の低学年の生徒さんは「吉野天人」

3年目の生徒さんは「敦盛」

4年目以上の小学生さんは「土蜘蛛」

ずっと続けてくれている中学生さんは「賀茂」

観世流能楽師 山下あさの先生のご指導のもと、

こどもたちは背筋を伸ばして能楽を教えていただいています。

玄象では毎年恒例、頭に扇を乗せて歩く練習

楽しみながら能楽に親しみを持ってもらいます。

2年目からはしっかりと演目の説明、謡の声の出し方をご指導していただきます。

子どもたちも真剣に演目と向き合う姿は頼もしく見えます。

次回はなんと!!大神神社の能楽堂をお借りして謡の発表会です。

子どもたちがしっかり謡を唄えるよう先生に声の出し方のご指導をいただきました。みんな頑張れ!


2023.7.15

能楽練習と浴衣の着付け


第4回子ども能楽教室は、謡の練習と浴衣の着付け実践です!


実は次回なんと!!大神神社の能楽堂をお借りして謡の発表会をするのです!!


大神神社さんへお願いを申し上げたところ、快いお返事をいただき、子どもたちは実際の能楽堂で謡を発表します

先生も、子どもたちがしっかり謡を唄えるよう声の出し方や姿勢などをしっかりとご指導してくださいました。

お腹から声を出す、途切れずに謡続ける、子どもたちはすぐにできるものではないのですが、子どもたちも一生懸命練習についてきてくれました


みんな頑張れ!


そして練習終了後は、発表会で着付ける浴衣を実際に着付け練習を行いました。

ここでは着付けの先生が8名も来てくださり!子どもたちに浴衣と袴の着付けをしていただきました。

着ているものが変わるとぐっと子どもたちの表情も変わりますね。みんないいお顔でした^^

2023.7.9

能楽練習と浴衣のお話


第3回子ども能楽教室は、作った扇を持って、仕舞いの練習と謡の練習を開始です!


・はじめましての生徒さんは「玄奘」

・2年目の低学年の生徒さんは「吉野天人」

・3年目の生徒さんは「敦盛」

・4年目以上の小学生さんは「土蜘蛛」

・ずっと続けてくれている中学生さんは「賀茂」

観世流能楽師 山下あさの先生のご指導のもと、

こどもたちは背筋を伸ばして能楽を教えていただいています。

玄奘では毎年恒例、頭に扇を乗せて歩く練習

楽しみながら能楽に親しみを持ってもらいます。

2年目からはしっかりと演目の説明、謡の声の出し方をご指導していただきます。

子どもたちも真剣に演目と向き合う姿は頼もしく見えました。


練習が終わると、8月の発表会に着付ける浴衣についてのお話です

浴衣の歴史や、本体の使い方に始まり、浴衣を着るときに必要なものなどをお話して着物への知識も学んでもらいました!

2023.6.25

能楽小物作りワークショップ開催しました


第2回子ども能楽教室は、能楽の仕舞いの相方となる

・扇への文字入れ

・天冠

を作るワークショップを開催しました。

今年も文字入れは田原本ご在住で各地でご活躍されている

『書家 服部先生』をお招きし、ご指導いただきました。

子どもたちは、各々考えてきた文字や言葉を服部先生にお手本を書いていただくという贅沢仕様✨

今年も無事マイ扇を作成しました!

そして、もう一つの相方、天冠作りは折花の先生をお迎えしての折花作り🌸

この折花がまた素敵

子どもたちは夢中で作っていました。

ここでは高学年のお姉ちゃんが低学年の子のお手伝いもする光景も見られ、子どもの成長を感じる一面も。

こうやって子ども同士仲良くなっていく姿を見るのも能楽教室のいいところの1つです。

そして天冠作りでは、JKボランティアも大活躍✨

売れますよね?!ってくらい立派な天冠が出来上がり、マイ扇も完成し、次回からはいよいよ能楽の仕舞い練習開始です!


2023.6.11 

今年度始動!

今年も山下あさの先生のお力をお借りし、

子ども能楽教室を無事開催できる運びとなりました。

また、カツラギ種苗さんより、

ミニ観葉植物をプレゼントいただきました!

ちょっと準備がギリギリになり、生徒さんに資料を作るお手伝いもしてもらいましたが笑

前年度から継続してくれた子

今年からはじめましての子

能楽のお話を聞いてもらい

謡の体験をしてもらいました。

どの子もとっても上手に謡を披露してくれました。

次回は練習で使う小物、扇と天冠を作ります。

2022年度能楽教室

2022.11.3

発表会の様子

2022年度は田原本町のイベント「やどかり市」のステージで発表会を行いました。

1年間の練習の成果がとても現れていた発表会はみんな堂々と仕舞い・謡を披露してくれました。

【演目】

1年目の生徒もしくは未就学児:老松

2年目の生徒もしくは3年生以上の1年目:猩々

3年目以降:敦盛

4年目以降:羽衣

2022.9.17

【着付け練習】

小物も作って、発表会に向けての練習も佳境に入っております。

子どもたちは当日、着物と袴を着て発表会に臨みます。

着付けの先生に来ていただき、子どもに着付けを指導いただきます。もちろん自分で着付けは簡単にできませんが、どんなふうに着付けをするのか、丁寧に説明を受けるので、子どもたちも着物に自然と興味を持ちます。日本の伝統文化である着物、少しでも後世に伝えることができると嬉しいです。


2022.9.3

【小物作り】

11月3日(木・祝)の発表会に向けて、練習だけでなく、小物作りも自分たちで作ります。

演目によって、用意する小物は変わってきます。

今年は天冠と酒壺を作りました!

天冠も酒壺もとっても素敵な作品になっています。

発表会でお披露目します。ぜひ見に来てください^^


2022.8.28

【子ども能楽教室練習と先生のご紹介】

昨日は子ども能楽教室の練習日でした。

能楽を教えてくださるのは、毎年お世話になっている観世流シテ方 山下あさの先生です

初回の練習でご紹介しなくても生徒さんみんなご存じですよね、ってくらい馴染みが深いあさの先生

改めまして生徒さんにご紹介させていただきました!

先生は自己紹介だけでなく、「シテ方」の由来や役目のお話を子どもたちにわかりやすくとても丁寧にお話してくださり、子どもたちも1つ知識が増えました^^

能楽には「シテ方」「ワキ方」「囃子方」「狂言方」と役割がわかれているのですが、「シテ方」は主役を演じる方を指します。

そんな能楽の役割についても先生のお話の中で分かりやすく紹介されているので、ぜひ先生のお話をご覧くださいませ!



2022.8.21

【8.21扇作りと小鼓体験開催しました】

その②

扇作りに続き、小鼓体験では荒木先生をお招きし、生徒さんに小鼓を実際打ってもらいました。

なかなかリズムが掴めなかったり、打つ力が弱くて音が出なかったり、見ているだけではわからない難しさを実体験できて、生徒さんたちも小鼓に夢中でした!

どこで小鼓を持つかご存じですか?

小鼓は右肩にあてて右手で叩きます。そのとき持ち手の左手は、調べ緒(しらべお)をいう紐をつかんでいます。

そんな小鼓の使い方をはじめ、荒木先生のご指導はとても素敵で、子どもたちは先生に質問したり小鼓に興味津々。

とても貴重なワークショップを開くことができたと体で感じました。先生には深謝しかありません。

ちなみに今日は高校生ボランティアの方にもご協力いただいたのですが、この高校生さんたちの体験での小鼓の音が素晴らしくて!!びっくりしました。あんなにきれいな音がでるんですね。先生のご指導の素晴らしさと高校生のセンスの良さが光った温かい時間もありました^^


子ども能楽練習風景

【老松】

老松は、今年から参加してくれた生徒さんの練習演目です。

まずは、能楽の基本

すり足から練習します。

扇を頭にのせ、落ちないように

しずしずと歩く様は

モデルウオークさながらです。


【2022年度子ども能楽教室はじまりました】

今年も感染予防に努め、浄照寺さんのご厚意に甘え

お堂をお借りして、教室を開催しました。

今年はなんとカツラギ種苗さんより、

がじゅまるの苗を!

また、専属カメラマン片岡さんより

古代桃を!

入会者皆さんにプレゼントしていただきました♡

前年度から継続してくれた子

今年からはじめましての子

どの子どももとっても上手に練習に取り組んでくれました。