出版記念!担当編集者 山田さんと分解する
あたらしい近代服飾史の教科書
あたらしい近代服飾史の教科書
トークショーに参加され、かつ著書を購入済みの方には
長谷川が製作した「200年前の生地」と「150年前の生地」のスワッチ(約10cm四方)をプレゼントします
【布の肌触りを味わいながら、本を読む】という読書体験をぜひ!
詳細はページ下部へ↓
2025年1月21日に上梓した長谷川の初著書
【あたらしい近代服飾史の教科書 衣服の標本で見る、着るものの歴史と文化】
半・分解展の世界観を閉じ込めた一冊の裏側を
担当編集者の山田さんと共に振り返るトークショーをおこないます
本をつくることを決意したキッカケや、出版までのなが~い道のり
(2社と制作に取り掛かるも消滅経験アリ)
その他、真夏に自転車で往復50kmのスパルタ撮影という、物理的に長い道のりや
タイトル決めに無関心だったこと、出版後の思わぬ反響など
参加者の皆さまと一緒にざっくばらんに進めていきます
山田さんと2年以上を費やして完成した一冊にはたくさんの思い出がつまっています
半・分解展ファンの皆さまに、ぜひとも参加していただきたいトークショーです
そして、皆さんと一緒に次なる一冊の作戦会議を...!
【 出版記念!担当編集者 山田さん 日程 】
4月22日(火)
5月12日(月)
両日共に11時半開始 12時半終了
(11時より入場可能)
参加するには「イベントチケット + 入場券」が必要です
(有料イベントに複数参加される場合は、入場券は1枚あれば大丈夫です)
ゲスト
編集者 山田 文恵
大学卒業後、編集プロダクションを経て、2017年に株式会社翔泳社に入社
女性向けの生活実用 / 趣味のジャンルで書籍を企画・編集
「暮らしの図鑑」「プロが教えるセオリー&アイデア」「あたらしい教科書」などをシリーズ立ち上げから担当する
撮影に「1着あたり4時間」もかかった18世紀のドレスたち
スカートのドレープを微調整しながら、何度も何度も撮影し直しました
「あれ、今日まだ2着しか撮ってない・・・」
あの日の絶望が蘇ります
数々の あたらしい教科書シリーズ をつくる山田さん
あたらしい教科書シリーズの誕生秘話や、長谷川との本づくりで印象に残っていること、会場の皆さまとの質疑応答などをおこないます
編集者を目指す学生さんにもおすすめなトークショーです
著書P157にも登場する「ブロードクロス」という19世紀の英国が誇る最高峰ウール生地です
「ハンティング・ピンク」「サックスブルー」「ダークネイビー」の3色を製作しました
そのうちの1色をプレゼントいたします
生地を縮める加工「縮絨 しゅくじゅう」を3ヶ月かけて極限まで施し、まるで「和紙」のような質感にまで薄く固めました
これが1830年頃のブロードクロスの肌触りなのです
加工屋さんからは「量産は不可能、サンプル反物のみの限定加工です」とコメントをいただき、今後つくることはありません(できません)
羊毛100%とは信じがたい、英国紳士の狩猟生地をぜひコレクションしてください
著書P386に掲載する「1900年フランス紳士のスーツ」をベースに「1870年フランス軽騎兵の軍服」の知見も取り入れ、興味深い裏地を製作しました
「モヘア混 裏地」という現代では非常に珍しい生地です
当時、上流階級はシルクの裏地を好みましたが、モヘア裏地は中流階級を中心にポピュラーな生地でした
普仏戦争時のフランスの軍服にも多くみることできます(WW1ドイツ軍でもみたことがあります)
鈍い光沢と「ザラり」とした肌触りが特徴で、いぶし銀のような奥深さを放ちます
再現するにあたりウール48%コットン32%モヘア20%の混率に決定し織りあげました
上記2つの生地は、愛知県一宮市の「葛利毛織」に勤める上村直也 氏と共につくりました
「学生のときに体感した半・分解展の感動を織りあげたいです」と、葛利毛織に入社した彼から連絡をもらったのが2018年のこと
私たちの生地を触りながら、あたらしい近代服飾史の教科書をお楽しみください