2021年11月13日に第16回目となる「山車ロボットコンテスト」を開催しました.今年も昨年に引き続き,新型コロナウィルス感染防止のため,東洋大学と参加高校をWebex Meetingsで接続し,オンラインでの開催となりました.各参加高校に同じコートを作成してもらい,参加高校生は自分の所属高校の会場で競技にいどみました.コンテスト当日は,5つの高校から合計26名の高校生と11台のロボットが出場し,技術性と芸術性を競いました.
今年は例年のように事前の講習会を開催することができませんでした.また,高校での部活動の時間制限などで参加者は製作や調整の時間が限られたと思われます.そのような状況の中でも,参加高校生達は開催時期である秋の風物詩をイメージした装飾をほどこしたり,遊園地や海や宇宙,ゲームなどの好きなものを題材にしたり,LEDを用いて母校をアピールしたりと,それぞれが自由な発想で趣向を凝らしたロボットを製作しました.距離センサなどを用いて軌道を修正しながら見事に全ての得点エリアでの演技を達成したロボットがあった一方で,本番では予定通りにうまく走行できなかったロボットもありました.しかし,いずれにしても競技会終了後の参加高校生達の笑顔から,それぞれにとって良い経験になったと思われます.高校生たちが成功して喜ぶ姿や失敗してもくじけない姿勢は印象的でした.
◆競技会の様子 (動画はYouTubeでご覧ください.)
今年も昨年に引き続き,参加者の高校生の皆さん,指導に当たる先生方は感染防止対策のために活動が制限された状況で大変だったことと思います.しかし,このコースで2年目にしてすべての得点エリアを制覇するロボットが登場しました.すごいですね.来年はルールを変えないとな~!
◆結果
技術点,芸術点が最も高かったロボットがそれぞれ表彰されました.
最優秀技術賞:新座総合技術高校 チーム名「力の2号」 ロボット名「地球と衛星 号」
最優秀芸術賞:浦和工業高校 チーム名「UTE-OKH」 ロボット名「マリンナイトII 号」
2台ずつ走行させる団体競技での得点が最も高かった高校に団体競技賞を贈られました.
団体競技賞:新座総合技術高校
また、印象的な外観とパフォーマンスをしたロボットが審査員特別賞に選ばれました.
審査員特別賞:松山高校 チーム名「チーム地平線」 ロボット名「whale 号」
審査員特別賞:川越東高校 チーム名「INUYAMA」 ロボット名「城 号」
◆スタッフ&審査員
審査員
河野 孝治 様 (JAPAN ROBOTECH社)
田口 正和 様 (東洋大学機械工学科同窓会)
実行委員...東洋大学理工学部機械工学科 松元 明弘,山川 聡子,山田 和明,横田 祥
協力(アルバイト)......東洋大学 機械工学科学生,大学院生