改良区概要
改良区概要
【設 立】
琵琶湖干拓大中の湖土地改良区 昭和41年5月12日「滋第216号」設立認可
【沿 革】
大中の湖は琵琶湖の東岸に位置し、東近江市(旧能登川町)と近江八幡市(旧近江八幡市、旧安土町)の界に位置しています。
琵琶湖周辺の内湖は戦後の社会情勢に反映にして干拓計画が進められ、大中の湖を含めて15地区が干拓されました。緊急食料増産計画に基づいて1946年(昭和21年)に大中の湖干拓は発足しましたが、大きな台風による大水害を受けて1957年(昭和32年)より新計画で本格的に着工しました。
1964年(昭和39年)干拓予定地の外周の築堤・樋門工事が完了し、同年6月には干陸、1968年(昭和43年)まで地区内の用水路排水路・道路工事が進められ、専用上水道が布設されて国営事業が完了しました。1966年(昭和41年)から県営干拓地区内農地整備事業が着手され、末端の用排水路・道路工事、整地・耕土の搬入、暗渠排水工事、併せて排水機(チューブラポンプ)増設工事が施工され、1972年(昭和47年)5月に完了しました。
入植については、1966年に153戸、1967年に63戸の計216戸が入植されましたが、住宅建設とはズレが生じ、1966年38戸、1967年106戸、1968年72戸の全戸建設で完了しました。
工事は、約1,300haの内湖周辺に堤防を築き、外部からの流水を断って中央に大幹線排水路と直交する支線排水路を250m毎に配置しました。大幹線排水路最下流に排水機場を設置し、干拓地内のすべての流水を排水しました。琵琶湖水位より3m程低いフライパン状の農地で自然排水できないことから、琵琶湖からの農業用水の余水や雨水はすべて機械(排水機)による排水に頼らなければならないところでした。
用水は、承水溝や外湖(西の湖や大同川など)の水位が高いため、樋門からの自然流入により各支線用水路に配水している。道路は、中央の大幹線排水路両側と、左右1km地点に幹線道路を、これと直交して250m毎に支線道路を設けている。排水路は支線道路と並行してそれぞれの合間に設置されている。
【集落の構成と農地配分】
入植者の集落は、災害対策ならびに生活・営農上の利便性等を考慮して3ヶ所にまとめて居住し、いずれも地区周辺の高位部に1集落あたり10haの用地を確保して整備を図られた。
各集落(北部・西部・南部)には72戸ずつが入植し、昭和45年12月には3市町の境界が確定し、能登川町・近江八幡市・安土町にそれぞれ所属した。
1戸あたりの配分は、入植者は農地4ha、宅地0.1ha、増反者は背後地と合わせて2haになるように配分された。
入植者の農地4haは、地区中央部に1.5ha 2筆と住宅周辺部に1ha 1筆を、いずれも8戸の協業体単位にまとめて配分された。
【初期の新田排水機場】
干拓地の排水は新田排水機場から大同川へ機械排水される
排水機は大中の湖干拓地の最北端に位置する新田排水機場に合計8台が設置され、その排水量は最大21.56㎥毎秒である。
土地改良区は4つの選挙区から選出された理事・監事の役員と総代で構成している。
理事は総務委員と工事委員に分かれて専門委員会を形成している。
事務局は会計主任を中心に総務関係(庶務・会計・補助事務)の職務を、管理主任を中心に施設の維持管理・排水機の操作等の職務を担っている。
土地改良区は今日まで造成された農業用施設の維持管理をしています。
この事業の経費は毎年大きな金額で補助金と組合員の賦課金で賄っています。
維持管理に係る補助事業は次の4事業が中心です
・国営造成施設管理体制整備促進事業
・水利施設管理強化事業
・基幹水利施設管理事業
・土地改良施設維持管理適正化事業
これらの事業によって、用水路・承水溝・揚水ポンプ・取水口などの用水施設、排水路・堤脚排水路・排水ポンプなどの排水施設、道路や標識などの道路施設をそれぞれ老朽具合の点検をしながら経費の平準化も視野に入れて計画実施しています。
なお、新田排水機場は排水機場管理運営協議会の管理となっています。
【事業紹介】
国営造成施設管理体制整備促進事業による西部承水溝の一斉清掃
小学校の施設見学(改修された新田排水機場の見学)
国営造成施設管理体制整備促進事業での
分水口の清掃作業(屋外)
請負業者による泥土の排土処理(分水口内)
排水機場の点検整備(基幹水利事業)
土地改良施設維持管理適正化事業による
切通揚水機場給水池の取水ゲート整備
水利施設管理強化事業で整備した北部境界排水路
改良区単独事業での取水樋門点検
琵琶湖干拓大中の湖土地改良区における農業水利施設は次のようなものがあります。
干拓地という琵琶湖水位より低い農地の管理に必要な排水機が重要な施設です。
【排水施設】
【揚水施設】
【用水取水樋門】
【用水路】
【排水路】
【道路(改良区管理道路)】
【年間行事表】
年間を通じてこれらの施設の維持管理をしています。
令和 4年
4月上旬 支線用排水路、支道の清掃
5月下旬~6月上旬 堤防周辺の一斉草刈り
5月下旬 東部堤防、大同川樋門前ごみ取り
6月中下旬 西部承水溝一斉清掃
7月上旬~9月上旬 西部承水溝藻取り(ごみ、藻の量により随時)
7月中旬~下旬 堤防周辺の一斉草刈り
8月上旬~中旬 支線用排水路の一斉清掃
8月中旬 幹線排水路2の1号清掃
8月中旬 東部承水溝の一斉清掃(ごみ、藻の量により随時)
令和 5年
3月上旬 浦葭用水路の清掃