Ⅰ-3-(2)-② 事業計画は、保護者等に周知され、理解を促している。
評価基準の考え方と評価の留意点
(1) 目的
○本評価基準は、事業計画が、保護者等に周知されるとともに、理解を促すための取組を行っているかを評価します。
(2) 趣旨・解説○事業計画は、子どもの保育に関わる事項でもあり、事業計画の主な内容については、保護者等に周知し、理解を促すための取組を行うことが必要です。
○事業計画の主な内容とは、保育、施設・設備を含む環境の整備等の子どもと保護者の生活に密接にかかわる事項をいいます。
○保護者等への説明にあたっては、理解しやすい工夫を行うなどの配慮が必要です。
○また、単年度の事業計画にもとづく行事計画等については、保護者の参加を促す観点から周知、説明を行うことが求められます。
(3) 評価の留意点
○評価方法は、訪問調査において保護者等への周知に向けてどのような取組を行っているかを聴取したうえで、調整が可能であれば、保護者等に聴取・確認を行うことによってその周知の状況をあわせて把握します。
○保護者等への周知については、作成された印刷物等がわかりやすいかどうか、その内容や方法への配慮についても評価の対象となります。必ずしも計画そのものを配布する必要はなく、事業計画の主な内容を簡潔にまとめたものでも構いません。意図が共に理解されることが重要です。
○配慮が必要な保護者等に対しては、ていねいに分かりやすく説明することが求められます。
○「行事計画」のみを周知・説明し、事業計画の主な内容の周知・説明がなされていない場合には、「c」評価とします。