Ⅲ-1-(2)-③ 保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮した対応を行っている。
評価基準の考え方と評価の留意点
(1) 目的
○本評価基準は、保育所等の変更にあたり保育の継続性に配慮しているか評価します。
(2) 趣旨・解説
○子どもの状態の変化や家庭環境の変化等で、保育所等の変更を行う場合、子どもへの保育の継続性を損なわないような配慮のもとに、引継ぎや申送りの手順、文書の内容等を定めておくことが必要です。
○保育所等の変更にあたっては、必要に応じ、子どもや保護者の意向を踏まえ、他の福祉施設・事業所や行政をはじめとする関係機関との連携が十分に図られる必要があります。
○他の福祉施設・事業所への情報提供が必要な場合には、保護者等の同意のもとに適切に行うことが不可欠です。
○保育所利用の終了後も子どもや保護者等が相談を希望した場合のために、担当者や窓口を設置し、子どもや保護者等に伝えておくことも保育の継続性を確保するための対応策です。その場合には、口頭だけでなく、書面等で伝える必要があります。
(3) 評価の留意点
○保育所等の変更に係る生活の継続に欠かせない保育の提供等への配慮を具体的に評価します。
○必要に応じて、行政や関係機関、他の福祉施設・事業所等と地域・家庭での生活の支援体制についての協議やネットワーク・体制の構築に関する取組も評価します。
○評価方法は、訪問調査において関連する文書や、実際の対応記録等の確認を行い評価します。
(保育所版)
○就学に向けての小学校との連携については、内容評価(【A11】A-1-(2)-⑩)で評価します。