【17】 Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている
【17】 Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている
Ⅱ-2-(3)-① 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている。
評価基準の考え方と評価の留意点
(1) 目的
○本評価基準では、職員一人ひとりの育成に向け、保育所の目標や方針を徹底し、職員一人ひとりの目標の設定等が適切に行われているかを評価します。
(2)趣旨・解説
○目標管理制度は、保育所(法人)の理念・基本方針をはじめとする保育所の全体目標や部門 (チーム)、さらには、職員一人ひとりの目標の統合を目指す仕組みです。
○職員一人ひとりの知識・経験等に応じて具体的な目標を設定しながら、保育を行うものです。職員の教育・研修機能を有するのみならず、モチベーションを高めるための取組でもあります。
○目標管理では、前提として「期待する職員像」(保育所(法人)の理念・基本方針、保育の目標等の実現を目指す人材像の定義)や理念・基本方針等を踏まえた、保育所の全体目標が明確にされている必要があります。そのうえで、部門(チーム)、職員一人ひとりの目標を設定することになります。
○設定する目標については、目標項目、目標水準、目標期限が明確にされ、また、到達可能な水準であることが必要です。
○目標の設定にあたっては、一人ひとりの職員との面接を通じたコミュニケーションが重要です。職員が設定する目標については、保育所や部門(チーム)の目標と整合性を保つとともに、当該職員に期待するレベル、内容にふさわしいものである必要があります。
○目標の達成に向けて、職員一人ひとりが取組を行いますが、施設長等は、支持的・援助的な姿勢で日常的に適切な助言や支援を行います。
○中間段階や期末には、目標達成と取組状況を確認するため、面接を行い評価と振り返りを行います。
(3)評価の留意点
○職員一人ひとりの目標が適切に設定されるとともに、進捗状況の確認、目標達成度の確認等が行われていることが必要です。
○評価方法は、目標管理に関する仕組み、取組を具体的に聴取して確認します。また、目標管理制度に関わる規程(基準)等を書面で確認するとともに、個々の職員の目標管理シートを抽出して確認します。