インターネットソサエティ(ISOC)がインターネットの技術的・工学的開発を監督するために設置した委員会である。
・1979年、アメリカ国防総省の国防高等研究計画局がInternet Configuration Control Board設立
・1984年、 Internet Advisory Boardになる
・1986年5月、 Internet Activity Board になる
・1992年1月、ISOC 管理下のインターネットアーキテクチャ委員会になる
以下のような活動を行う。
・通信プロトコルとプロシージャのアーキテクチャ面の監督
・インターネットの標準規格作成プロセスを監督
・RFC文書シリーズの編集および出版
・ IANA による各種番号割り当ての監督
・IETF会長およびIESGのエリアディレクターを任命
IABの配下のインターネットに関する標準化団体。メーリングリスト上で議論が進むが、年に3回(2回はアメリカ国内、1回はそれ以外の国)会議が開催される。この会議も参加費を払うことでだれでも参加が可能である。策定された標準仕様は最終的にはRFCなどとして発行する。
インターネットに関連する識別子を管理する機能である。IPアドレス・ドメイン名・ポート番号等の割り当て・管理などを行う。1998年にICANNが発足後の、2000年にその役割はICANNに引き継がれた。
1943年生まれ、アメリカ合衆国の計算機科学者。インターネットの開発、特にインターネット標準に関して多くの重要な貢献をした。1969年からRequest for Comments(RFC)文書シリーズの編集者。Simple Mail Transfer Protocol(SMTP)の作者。そして亡くなる1998年までInternet Assigned Numbers Authority(IANA)の管理者を務めていた。
かつてインターネットのドメイン名とIPアドレスの割り当てを管理していた団体。1972年から活動していたが、1998年9月18日に Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) が役割を引き継いだ。
・1972年、ARPANETの運営の中核はカリフォルニアのスタンフォード研究所 (SRI) ネットワークインフォメーションセンター (NIC) で、IANA の番号を割り当てを公表する形態だった
・1990年、IABがNIC/IANAの構成を変える提案を出す
・1991年、ネットワーク・ソリューションズにて実際の運用を行う。SPARCserverマシンを使用。
・1993年、Internet Network Information Center(InterNIC) を創設
・1998年、IANAとInterNICを Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) の管理下に置く組織改編
1998年にInterNICの後身として設立し、2016年民営化。DNSシステムの国際化についてのポリシー策定、 新しい一般的なTLD(top-level domains)の導入、ルートネームサーバの運用を行う。
1.インターネットの3つの識別子の割り振り・割り当てを全世界的かつ一意に行うシステムの調整
・ドメイン名
・IPアドレスおよび自律システム(AS)番号
・プロトコルポート番号およびパラメータ番号
2.DNSルートサーバシステムの運用および展開の調整
3.これらの技術的業務に関連するポリシー策定の調整