出産後インタビューと新たに2021年度出産前インタビューを開始します!
これから初めての赤ちゃんを迎えるカップルの方、ぜひ調査にご協力ください。
この調査では、これから初めての赤ちゃんを迎えるお二人のそれぞれに、出産前、出産後の二回にわたって、約1時間弱のインタビュー(対面またはオンライン)をします。インタビューはお二人に同じタイミングで、並行して個別に行います。(別々に行う場合もあります。)ぜひご参加ください。
別途アンケート調査も行っております。
初めての出産を迎えるカップルが子育てとお二人自身の関係についてそれぞれどのように考え、感じているのかについて、出産前(1-3カ月)と出産後(約1年半後)にインタビューをします。結果は、匿名化してフィンランド、ポルトガルと比較し、国による違いや共通点を特定していきます。これをもとに、子育てをめぐる二人の関係性(コペアレンティング)を協力的なものにする影響要因や必要な対策を明らかにしていきます。協力的なコペアレンティングは、二人の産後うつや育児ストレス、虐待などを防ぎ、子どものより健やかな発達を促すとされています。
生まれてくる新しい命のために、これから親となるパパとママが子育てにおいて、お互いに協力して育児に取り組むことをコペアレンティングとよびます。
協力的なコペアレンティングは、仕事と家庭での役割の両立を容易にし、ストレスを和らげ、良好な家庭関係を築くことが実証されています。
以下の項目に該当する方がこの研究に参加いただけます。
第一子妊娠中のカップル(お二人の双方にとって第一子の出産を迎える方、内縁関係も含みます。)
お二人の双方が調査にご協力いただける方
出産前、出産後の2回のインタビュー(首都圏近郊)とアンケートへの回答に応じていただける方。
日本語でインタビューやアンケートに回答できる方
スマートフォンやパソコンなどによるインターネット環境を保有している方(対象者登録やアンケートへの回答に必要です)
また、以下の項目に該当する方はこの研究に参加いただけません。
研究参加時にお二人のいずれかに既に子どもがいる方
日本語でインタビューやアンケートの回答ができない方
研究参加時、お二人のいずれかに精神疾患がある方
ご連絡先を登録いただいた方に、研究チーム事務局からメールや、LINEのメッセージ、お電話などでご連絡をし、上記の該当要件を確認し、調査の詳細についてご案内します。
インタビューの日程場所のご希望などをお伺いするアンケートにご回答ください。
インタビュー希望時期の1か月ぐらい前から、調査日時、場所等についてご希望に沿って決定していきます。やり取りには、LINEメッセージまたはメールを使用します。
ご希望の日時、場所に調査員がお伺いして、またはご希望に応じてオンライン(ビデオ通話)にて、お二人に別々にインタビューを実施します。できるだけ同じ時間帯に調査員が一対一でお話をお伺いします。
調査員は、インタビューの前にこの調査研究について説明し、個人情報の取り扱い(秘密の保護やその方法)についても具体的に説明します。
インタビューは、辞退したり、途中でやめたりすることができます。
インタビュー終了後に、ご案内するフォームを通じて年齢や学歴、お二人のご関係についてお尋ねするアンケートにご回答ください。
インタビューやアンケートで答えた内容がパートナーに知られることはありません。
ご希望に応じて、インタビューでのご自分の回答内容や結果の公表内容を確認することができます。
この研究はコペアレンティングの本格的な国際比較調査として、世界で初めて実施されます。研究成果は、より良い子育てへ向けた支援策の根拠となり、子育て環境の向上・改善に役立てることができます。インタビューでは、ご自身の気持ちや状態、また生まれてくる赤ちゃんへの気持ちに気づくことができるかもしれません。
1回のインタビューには1時間弱を予定しています。インタビュー後のアンケートへの回答にも30分程度かかります。インタビューで精神的につらくなる可能性もあります。
終了後、インタビューにご協力いただいた方へ御礼の品を差し上げます。
研究への参加は自由です。お二人で十分に相談の上、参加するかどうかを自由な意思で決めてください。インタビューの日程を決め、調査員から直接説明を聞いてから断ることもできます。一度参加を決めた後で辞退することになっても何ら不利益を被ることはありません。調査員または事務局へいつでもご連絡ください。
この研究でお話いただいた内容は、研究目的以外に用いることはありません。この研究の成果は、個人が特定されないよう十分に配慮・処理をしたうえで、学会発表や研究論文を通じて公表します。
インタビュー調査のデータは、個人情報を保護するために匿名化して符号(個人ID)で管理します。匿名化されたデータは国際共同研究に参加している4大学(フィンランド・ユヴァスキュラ大学、ユヴァスキュラ応用科学大学、日本・東洋大学、ポルトガル・ポルト大学)で分析に使用します。さらに、最終的にフィンランドにおいて、フィンランド社会科学データアーカイブ(FSD)に格納されます。このデータを別の研究者が使用する可能性がありますが、許可を受けた者のみが使用できます。(※参加を予定していたオーストラリア国立大学は辞退しました。)
アンケート調査のデータも、個人情報を保護するため、質問紙におけるお名前は研究データから取り除き、個人IDで管理します。2回にわたる調査のデータが同一の調査者であることが確認できるよう、またデータ開示や廃棄のご希望にお応えするため、符号とお名前の対応表を作成いたしますが、対応表はそれぞれにパスワードを設定した別の記録媒体にて流出のないよう厳重に保管します。
伊藤大将(写真左)・藪長千乃(写真中央)・高松宏弥(写真右)
矢田明恵(写真左)・矢田 匠(写真右)
出産後調査及び2021年度出産前調査のギフトは近日公開します。
また、本調査の主管国フィンランドから、調査にご参加いただいた方へご協力の御礼として記念品を用意しました。
出産前のインタビューへの参加者の方へはインタビュー(約1時間)とアンケート(約30分)への回答に対して、おひとり1500円分のギフト券とフィンランドからのささやかなギフトを差し上げます。
2021年度の出産前インタビューは2021年12月、1月に予定しています。こちらからご連絡ください。
また、2020年に出産前インタビューをした方の出産後インタビューを2021年12月から開始します。
インタビュー参加ご希望の方は、LINEでこちらから「友達に追加」してください。追加後、ひとことメッセージをお願いいたします。
インタビュー調査にご参加いただける方を募集しております。お知り合いにこのサイトをご紹介ください。
新たにこの調査にご参加いただける方は、上記「インタビューご協力の応募はこちらへ」から連絡先アンケートにご回答ください。